SONY、次期VAIO C1にTransmetaのCrusoeを搭載!

      [2000/08/11]

    年末商戦に向けて開発が進められているソニーのバイオノートについて、一部の情報が判明したのでここでお知らせしよう。

    同社関係者が本誌の取材に対して語ったところによると、バイオノートの一部機種のCPUが変更される予定だという。現在までソニーのバイオノートシリーズは全機種にインテル製のCPUを採用してきたが、今回、バイオノートFシリーズの一部機種とC1シリーズにインテル製以外のCPUが搭載されるとのことだ。

    Fシリーズへの搭載が計画されているのが、AMDのプロセッサである。Fシリーズのどの機種にAMD製CPUが搭載されるのか、またプロセッサの種類、クロック周波数の程度、調達規模などの詳細な情報は明らかにされなかった。

    そしてC1シリーズだが、前機種でも、カメラやGPSユニットなど今までのPCにはなかった機能を搭載してきた。そして、今回の新C1には、Transmeta社製のCPU「Crusoe」を搭載する予定のようだ。

    Transmetaは、Linuxの生みの親であるライナス・トーバルズ氏が在籍している米国カリフォルニアの会社で、今年初頭にCrusoeというx86互換のモバイル用プロセッサを発表している。4月には増資を発表、新たにソニーも出資者に加わっている。現在のところ、ノートPC用といわれるTM5400(700MHz、500MHz) とネットアプライアンス製品などをターゲットにしたTM3120(400MHz、333MHz)の2つが公開されている。その特徴は、安価で省電力というものだ。VLIW(Very Long Instruction Word)と呼ばれるアーキテクチャを持つコアと、コードモーフィング技術がその特徴である。詳細は関連記事のほうに譲るが、インパクトのあるプロセッサであることは間違いない。

    ただし、新C1で搭載されるCrusoeの種類がTM5400、またはTM3120なのか、関係者は明らかにしなかった。また、上記のAMD製CPUの情報と同様、搭載機種やクロック周波数、調達の規模などはわからない。

    今年6月に開催されたPC EXPOで米IBM、NEC、日立製作所がそれぞれCrusoe搭載ノートの試作機を発表しており、特にIBMは、ユーザーの反応次第では今年の下半期にCrusoe搭載機を発表すると述べていた。日本アイ・ビー・エムは来年早々にも搭載製品を発売する意向で、NECも具体的な製品化は決まってはいないが「Crusoeを採用した製品を投入することを視野に入れて、PC EXPOに試作機を出展した」としている。これらのほかのメーカーはCrusoe搭載機について、「研究中だが製品発売については未定」(富士通)、「まったくの未定」(東芝)とのことだった。日立は、現在開発中であり、細かいスペックなどはまだ未定ながら、B5サブノートを年内に発売することを目指しているという。

    またソニー関係者は同時に、現在一部で噂されている、「ソニーがノート全機種を台湾の某社に発注した」という点に対し、「そのような事実はまったくない」と話した。現在生産中及び開発中のバイオノート全機種・全台数は、生産子会社のソニーデジタルプロダクツ、ソニー幸田の2社で生産し、海外などからのOEM調達の計画はないという。

    関連記事 - トランスメタ、x86互換モバイルプロセッサ衝撃の発表
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2000/01/20/30.html

    【PC EXPO 2000レポート】製品発表が待ち遠しい"Crusoe"搭載ノートPC
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2000/06/28/09.html

    レポート&解説 【第123回】注目を集めるTransmetaのクルーソー
    http://pcweb.mycom.co.jp/column/report123.html

    SONY
    http://www.sony.co.jp/

    Transmeta
    http://www.transmeta.com/

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