ネットに接続中も電話ができる! 「V.92」高速アナログ回線用モデムが登場

      [2000/07/11]

    米Lucent Technologiesは、国際電気通信連合が新たに規格した「V.92」アナログ回線用モデムを発表した。今秋に販売を開始する予定。

    V.92は、従来の国際標準規格「V.90」のモデムよりも、データ転送速度を向上させることに成功した。ダウン・ストリームの通信速度が最高56kbpsであるのは同じだが、アップ・ストリームで最高48kbps(V.90は33.6kbps)が可能になる。また、インターネット接続に要する時間を半分以下に抑えることができる。V.90はダイヤルアップ接続に約20秒かかるが、V.92は10秒以内に接続を完了する「Quick Connect」機能に対応している。

    さらに、V.92は「Hold」機能を標準搭載し、ISDN回線にしなくても、インターネット接続中に電話を受けることができる。電話に出ている間は、そのまま接続を中断せずに待機しており、通話が終了すると同時にインターネットができる状態に復帰する。再びダイヤルアップ接続の手順を踏む必要がない。

    同社は、新規格のV.92を、PCだけでなく、TV、ゲーム機、インターネット家電向けにも広く出荷していく姿勢を打ち出している。しばらく目立った動きのなかったアナログ回線用モデムの世界に、新しい風が吹くことになりそうだ。

    Lucent Technologies
    http://www.lucent.com/

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