【PC EXPO 2000レポート】ブームのPDAとMP3プレイヤー、新機種あれこれ

      [2000/06/30]
    3機種そろったFranklinの"eBookMan"

    PalmOSが完全に主導権を握り、これからはどのようにPalmOSを中心にしたビジネスを発展させるかという段階になっているが、PalmOSの牙城に挑むライバルもいくつか登場している。

    ○電子書籍を読むためのPDA "eBookMan"

    まずはFranklinの"eBookMan"。書籍関連を扱うFranklinだけに、PDAへのアプローチはEブックから。スクリーンは200×240ピクセル。機能は、"Franklin Reader"、マイクロソフトの"Microsoft Reader"、音声サービスの"Audible"に対応している。PIMとしては住所録、スケジュール帳、備忘録、ボイス・メモが用意されている。音楽の再生も可能だ。

    色使い、大きさは話題のSony製Palmにも似ている

    eBookManに搭載されているOSは、Franklinが独自開発したもので、入力はアルファベットの手書き入力。内蔵メモリは8MBか16MBで、MMCスロットを装備している。価格は8MBが129ドル。同バックライト機能付きが179ドル。16MBでバックライト機能付きが229ドルとなっている。今年秋発売予定。

    Eブック・リーダーとして使える見やすいスクリーンがポイント。だが、PDA本体にネットワーク機能はないので、インターネットからのデータのダウンロードはシンク機能を利用する。モバイル性という点では少々時代遅れという印象か。

    ○clickメディア採用のMP3プレイヤー"mp2300"

    奇抜なデザインのMP3プレイヤー"Rave:mp"を発売しているSensory Scienceは、Iomegaのclickを記憶メディアとして利用した"mp2300"を展示していた。MP3、WMAに対応。充電式のLi-ion電池は12時間の連続使用を可能にする。mp2300の特徴は、PIM機能を内蔵していること。住所録、スケジュール帳、ボイスメモと基本的な機能が備わっている。アイコン式のメニューと大きなボタンは使いやすい。難を言えばLCDスクリーンが小さすぎる。PCとの接続はUSB。clickドライブとしても使えるのはお得な感じがする。また、clickは40MBのメディアが1枚約10ドルと低価格なのが魅力である。

    clickドライブ内蔵の"mp2300"
    見た目にも小さな辞書のような重量感のあるハードディスク内蔵MP3プレイヤー"Jukebox6000"

    ○一度に1,500曲を収録できるMP3プレイヤー"Jukebox6000"

    最後はMP3プレイヤーで、Archos Technologyの"Jukebox6000"。6GBのハードドライブを内蔵。約1,500曲を収納できる。さすがにMP3プレイヤーとしては重量があるが、サイズはふた昔前のカセット・ウォークマンぐらいで一応手のひらに乗る。ちょっと疑わしいが、演奏時間は再充電なしで4~5時間だそうだ。PC接続はUSB。秋に発売予定で、発売直後は399ドルを予定している。

    MP3プレイヤーの場合、データ転送が面倒くさい。しかし、アルバムごとにデータを収納できるほどメディア価格は安くない。これからはメディア価格が高いという問題が、MP3プレイヤー選びのポイントになりそうだ。「価格の安いメディアで、アルバムごとにデータを管理する」か、それとも「一気に大量のコレクションを転送する」かという2つの方向性に分かれそうだ。

    (Yoichi Yamashita/N.Y.)

    関連記事 - アルミボディの本格派MP3プレイヤー「rave:mp 2200」発売
    http://pcweb.mycom.co.jp/news/2000/05/19/09.html

    Sensory Science
    http://www.sensoryscience.com/

    Archos Technology
    http://www.archos.com/

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