Palm、拡張スロットとしてSDカードに対応

      [2000/06/28]

    Palmは、2001年初頭発売を目標にSD(Secure Digital)カード・スロットを搭載したPDAの新機種を開発する。

    拡張スロットとしてSDカード対応を選択した理由として、「互換性の高さ」「価格」「データ容量とサイズ」「セキュリティ」などを挙げている。特に決め手となったのが「サイズ」と「セキュリティ」。Palm IIIならばコンパクト・フラッシュにも対応できるが、Palm Vではデザイン上の問題が生じる。将来的なスリム化を考慮して、最もサイズの小さいSDカードが選ばれた。

    また、米国のPDA機はビジネス・ユーザーをターゲットとしているため、金融や医療などの現場進出を狙うPalmにとっては、セキュリティも欠かせない条件だった。

    シリアル時代に比べればSDカード対応により、拡張の幅は大きく広がる。年内に全機種のワイアレス対応を明言しているPalmだが、完全なモバイル対応機種は、SDカードに対応する来年以降の機種からと言えそうだ。

    一方で気になるのはOSのライセンス事業。SDカード対応の発表でハードウェア競争が激しくなるため、OSをライセンス供与しているHandspringやSonyとの関係が心配される。だが、PalmはSDカード対応と同時に、次バージョンのPalmOSで拡張スタンダードを幅広くサポート強化すると発表、提携企業との関係維持にも努めている。対象となるのはSDカード、Sonyのメモリー・スティック、コンパクト・フラッシュ、Handspringのスプリング・ボード、そして現行のPalm用拡張オプションなど。

    Palmエコノミー全体の発展を第一に考えるというPalmの基本方針に変わりはないようだ。

    (Yoichi Yamashita/N.Y.)

    Palm
    http://www.palm.com/

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