拡張性の高いPalm用MP3プレーヤー「Pyro」

      [2000/06/26]
    Hotsyncポートを利用する

    拡張性では「Visor」や「TRG Pro」に押され気味のPalmだが、今秋発売予定のPalm用MP3プレーヤー「Pyro」が、米国のPalmユーザーの間で話題となっている。

    「Pyro」は、PalmモデムのようにHotsyncポートに接続して使用する。内蔵メモリーは32MBと64MBが用意されているほか、MMCスロットも用意されている。データ転送はUSB。バッテリーは、プロトタイプではNiMHバッテリーが使用されているが、製品版では内蔵のLi-ionバッテリーを使用、12時間の再生が可能となっている。Palmのバッテリーを使用しないため、電池切れからデータ消失という最悪のシナリオを回避できる。

    MP3プレーヤーとして「Pyro」が優れているのは、Palm本体と切り離して使用できる点だ。曲のリストをPalmで設定したら、後は「Pyro」本体だけで操作が可能なのだ。PDAの場合、MP3プレーヤーとして使用できるのは便利だが、MP3の利点であるプレーヤーのサイズを犠牲にしている製品が多い。「Pyro」の場合は、手のひらサイズのプレーヤーとしても楽しめる。


    Pyro

    「Pyro」に対して期待が高まっているもう一つの理由として、拡張性の高さが挙げられる。製品版では64MBが上限となっているが、オーダーすれば最大192MBまで内蔵メモリーを増やせる。このメモリーは、Palmの増設メモリーとしても使用可能で、AAC、WMA、Liquid Audioなどにも対応する音楽ソフト以外に、Eブック・リーダー、データベース・ソフト、テキスト・リーダー(Eメールを音声で読みあげてくれる)、音声認識ソフトなどのバンドルが予定されている。 また、拡張モジュール・ポートも用意されており、AM/FMレシーバーや電話線接続などでの利用が計画されている。

    価格は32MB版が219ドルで、64MB版が299ドル。まずはPocketPyroのホームページで販売されるが、「Visor」同様に発売直後は品切れとなりそうだ。

    (Yoichi Yamashita/N.Y.)

    PocketPyro
    http://www.pocketpyro.com/

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