【レビュー】いよいよ本家が日本上陸 -「Palm IIIc/Palm Vx」最速レビュー!!

 

○本家パームコンピューティングから最新日本語版機種が登場

Palm IIIc

「Palm」シリーズの最新日本語版機種をいち早くレビューする機会を得たので、さっそく紹介したい。

そもそも「Palm」シリーズは、スタイラスペンを使用するパームサイズのPDAで、全世界でNo.1のシェアを誇る人気シリーズだ。ただし日本市場での「Palm」と言えば、これまでは日本IBMが「WorkPad」シリーズとしてリリースしているのみだった。しかし、最近になってソニーやモトローラ社も提携を発表するなど、今後は日本市場での盛り上がりが期待されている。

そして、それをさらに後押しするかのように、本家米パーム社が、日本法人「パーム コンピューティング」社を設立した。その第1弾の製品として投入されるのが、今回紹介する「Palm IIIc」と「Palm Vx」なのだ。

○どちらも十分にコンパクトで、どちらも魅力的

Palm Vx

「Palm IIIc」は、Palmシリーズで初めてTFTカラー液晶が搭載されたカラーモデルで、「Palm Vx」はモノクロモデルだが、本体にアルミニウムを使用し、さらに小型/軽量化を追求したスタイリッシュなデザインとなっている。

どちらの機種にも日本語版OSの「Palm OS 3.5」が搭載されていて、基本的な使い勝手は同じだ。違うのは画面がカラーかモノクロかということと、本体の大きさとデザインの違いということに集約されるだろう。

カラー版の「IIIc」のサイズは、128(L)×80(W)×17(D)mm、重さ193g、十分にコンパクトで軽い。縦と横のサイズは、ちょうどモノクロの「ゲームボーイポケット」と同じくらいのサイズなので(厚さはもっと薄い)、手の小さめの人にも十分にフィットするのがおわかりいただけると思う。

もういっぽうの「Vx」は、114(L)×78(W)×10(D)mm、113gとさらにコンパクト化を追求している。ここまでくると、ワイシャツのポケットに入れても気にならない。

そして大きく異なるのが本体のデザインだ。「IIIc」は、従来のPalmシリーズのイメージと同じ、値段の割にはちょっと安っぽくて無骨なデザインだ(失礼!)。これに比べ「Vx」はアルミニウムボディに色はシルバーでちょっとおしゃれだ。

カラー版の「IIIc」のメリットは、とにかくカラーが使えること。重複したスケジュールが赤でハイライト表示されるといった実用面はもちろんのこと、JPEG画像ビュアーの「Album ToGo」やバックギャモンゲームの「Chroma Gammon」といった英語版のカラーアプリも添付されるなど、カラーならではの楽しみ方も広がる。

その一方で犠牲になってくるのが、バッテリの持ち時間だ。「IIIc」のほうは、標準的な使用法で、約2週間充電なしで利用できるとされているのに対し、「Vx」なら約1カ月も使用できるのだ。

ただし、「IIIc」の大きさやバッテリの持ち時間も、一般的な利用法では十分に許容範囲内だし、決定的な差とは言えないかも。「IIIc」の価格が49,800円、「Vx」の価格が41,800円と価格差も小さいので、一般的なユーザーなら「IIIc」を選べばいいだろうし、デザインなどにこだわるのなら、「Vx」にすればいいだろう。双方ともに明確なメリットがあり、どちらを選択したとしても、後悔することはなさそうだ。

○標準機能はシンプル、しかもPCとの親和性高し

標準で搭載されているアプリは、非常にシンプルで可もなく不可もなくといったところ。逆に、パワーユーザーは物足りなさを感じるかもしれない。

主要なアプリケーションである「スケジュール帳」「住所録」「ToDo」「メモ帳」の切り替えや起動は、本体下部に用意されたボタン1つで行うことが可能だ。「スケジュール帳」などは、ボタンを押すごとに、1日、1週間、1カ月などに表示を切り替えられるなど便利な機能も備わっている。

そして、Palmシリーズが評価を受けた大きな要素がパソコンとの高い親和性だろう。付属の「クレードル」に本体を置いて、クレードルに用意されたボタンを押すだけで、パソコン上のデータとシンクロさせることができるのだ。前出の主要アプリは、パソコン用にも用意されていて双方で利用でき、任意のメールソフトのデータをPalmに転送することもできる。シンクロの際には、自動的にメールの送受信も行ってくれるのだ。今回の2機種には、Windows用とMac用のシリアル接続ケーブル(USBはなし)とソフトが付いていたので、どちらのPCオーナーも利用可能だ。

データの入力は、スタイラスペンを用い、ソフトキーボードから入力する方法のほか、「Graffiti(グラフィティ)」文字というPalm独自のアルファベットの一筆書きで入力できる。Graffitiは、残念ながら「ひらがな」などの日本語には対応していないので、Graffitiで日本語を利用するときは、手書き入力なのにアルファベット入力する必要があり、筆者はちょっと混乱した。Graffitiは、文字だけでなく、削除などのアクションにも対応しているので、ソフトキーボードなどと上手に併用していくと良さそうだ。

○豊富なアクセサリが大きな魅力

また、Palmが高い人気を得ている最大の要因が、世界で約7,000種類はあるといわれている豊富なアプリや、さまざまなアクセサリ類が用意されているということではないだろうか。Palmの標準ソフトでは、物足りなさを感じても、フリーソフトを含め、豊富に出回っているPalm用ソフトを追加することで、どんどん自分好みのPDAとして進化させていくことができるのだ。

ソフトをPalmにインストールするのも、パソコンでダウンロードするなどして、クレードルでシンクロさせるだけで簡単にPalmに転送できる。このほか、無骨なデザインをちょっとおしゃれに変身させられるパーツ類も発売されているなど、Palmの世界の裾野は非常に広いのだ。

Palmは、パソコンに入っている情報を切り出して持ち出すというような使い方が前提のため、パソコンオーナーのサブマシンとしての利用法がもっとも効果的だろう。単体でメールを送受信する機能は標準では持っていないため、単独での利用がメインなら「ザウルス」などの使い勝手には及ばないと思う。

ただし、なんと言っても、ユーザーの好みに応じて自分だけのカスタムメイドマシンのように仕上げていけるのが魅力的だ。今回実際に試用してみることで、Palmシリーズの人気の高さが筆者にも納得できた。筆者も欲しい1台である。ただ、NTTドコモと共同開発している無線通信機能を備えた「Palm VII」の開発状況も気になるし、ソニー版Palmも見てみたい。今すぐ買うか、これらのマシンを見てから検討するか、ここが筆者の(読者も?)最大の悩みとなりそうだ。

(早坂清志)

関連記事 - パーム社日本法人設立、日本語版「Palm IIIc」など2製品を4月に発売 http://pcweb.mycom.co.jp/news/2000/03/16/05.html

<Palm IIIc/Palm Vxについて>
4月中旬発売予定
発売元:パーム コンピューティング
49,800円(IIIc)/41,800円(Vx)
ウェブサイト:http://www.palm-japan.com



転職ノウハウ

あなたが本領発揮できる仕事を診断
あなたの仕事適性診断

シゴト性格・弱点が20の質問でサクッと分かる!

「仕事辞めたい……」その理由は?
「仕事辞めたい……」その理由は?

71%の人が仕事を辞めたいと思った経験あり。その理由と対処法は?

3年後の年収どうなる? 年収予報
3年後の年収どうなる? 年収予報

今の年収は適正? 3年後は? あなたの年収をデータに基づき予報します。

激務な職場を辞めたいが、美女が邪魔して辞められない
激務な職場を辞めたいが、美女が邪魔して辞められない

美人上司と可愛い過ぎる後輩に挟まれるエンジニアの悩み

人気記事

一覧

イチオシ記事

新着記事

『ガンダムBF』特番よりティターンズ色メイド「すーぱーふみな」が立体化
[17:00 8/26] ホビー
田辺誠一&大塚寧々、バラエティ初の夫婦コラボ! イラスト&ナレーション担当
[17:00 8/26] エンタメ
『LEGOムービー』続編、新主人公はバットマン! 17年4月公開決定
[17:00 8/26] エンタメ
働く女性の健康をサポート! 「まるのうち保健室カフェ」が期間限定OPEN
[16:52 8/26] ヘルスケア
iOSの標準アプリ『リマインダー』で情報を共有して買い忘れを予防する
[16:46 8/26] スマホとデジタル家電

求人情報