トランスメタ、x86互換モバイルプロセッサ衝撃の発表

      [2000/01/20]

    米カリフォルニアのTransmeta Corporationは、x86互換のモバイル用プロセッサ「Crusoe」を発表した。ウェブでのプレスリリースによる発表に先立ち、記者発表会の模様をウェブでストリーミング放送した。大勢の記者が次々と質問を浴びせる関心の高さが、この新しいプロセッサの登場のインパクトを表している。

    TM5400

    新しいプロセッサは「TM5400」と「TM3120」の2つで、TM5400は動作周波数500MHz-700MHzの高いパフォーマンスを発揮するCPU。ノートパソコンでDVDを再生したり、ゲームをしたりするような負荷の高い使い方に適している。TM3120は動作周波数333MHz-400MHzまでのバリューラインのCPUで、ウェブパッドのような軽量のインターネット端末など、安価で気軽な装置に組み込むためのものだ。予定される価格は以下。

    ・TM5400(700MHz) - $329
    ・TM5400(500MHz) - $119
    ・TM3120(400MHz) - $89
    ・TM3120(333MHz) - $65

    TM3120

    キーテクノロジーとしては、「Code Morphing」ソフトウェアを用いてx86互換CPUを実現しており、「LongRun」パワーマネジメントシステムを用いてバッテリーの寿命を延ばすことに成功している。LongRun技術は、1秒間に何百回も駆動スピードと駆動電圧を使用状況に合わせて変動させ、劇的な省電力性能を実現しているという。TM3120は、OSとしてMobile Linuxを利用することで安価で性能のいいインターネット端末をつくることができるという。このMobile LinuxはフラッシュROMに焼き込むことができる軽量なOS。高性能な上ハードディスクが不要なため、ウェブパッドを作るには最適のOSだ。

    パフォーマンス、省電力性能、Mobile Linuxの可能性など、興味深い要素を多数もって登場した新しいx86互換CPU。無事製品が登場、量産に移行すれば、2000年のPC市場を大いに揺さぶる存在になりそうだ。トランスメタは、これらの製品を2000年の中頃までには市場に登場させる計画だ。

    ニュースリリース
    http://www.transmeta.com/press/011900-1.html

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