【レポート】MACWORLD Expo/San Francisco 2000基調講演速報

      [2000/01/06]

    ○Jobs! Jobs! Jobs!

    毎年、サンフランシスコで1月に開催されるMac業界の大イベント「MAC WORLDExpo/San Francisco」。Macの大イベントとしては、このサンフランシスコのエキスポのほかに、東京(2月)と、ニューヨーク(7月)のMACWORLD Expo、9月のパリでのAppleExpoがあるが、その中でも規模が一番大きいのが、このサンフランシスコで開かれるMAC WORLD Expoなのだ。今年も1月4日から8日にかけて、同市のMoscone Convention Centerで開催されている(プレコンファレンスが4日で、展示会は5日から)。

    現地時間1月5日の午前9時からApple社のiCEOであるSteve Jobs氏による基調講演が開始された。冒頭では、iBookとiMacがいかに好調に売れているかの説明が行われた。iMacやiBookユーザーの90%がインターネットを利用しており、70%のユーザーがオンラインショッピングを経験しているなど、Macユーザーとインターネットとの親和性が強調された。

    ○Apple、インターネット戦略を大幅に強化

    今回の基調講演の主要なテーマに、Appleのインターネット戦略の強化があげられる。キーワードは「iReview」「iTools」「iCards」の3つ。いずれAppleのサイトで無償で利用することができる、新しいサービスだ。「iReview」は、アップルが選んだオンラインガイド。「iCards」は、ホームページ上からグリーティングカードを任意の相手に送信することができるもの。「iTools」には、子供が有害サイトにアクセスするのを防ぐ「KidSafe」、「~@mac.com」というドメインのメールアドレスを取得できる「Mac.com」、20MBのディスクスペースをオンラインで提供する「iDisk」、ホームページを簡単に作成できる「Homepage」の4つの機能がある(ただしiToolsを利用するにはMac OS 9が必要で、現在は米国とカナダ在住のユーザーに限定)。

    Appleは、すでに持っているソフトウェアとハードウェアの技術に、インターネットの技術を加えたのだ。また、Appleは、大手プロバイダのEarthLinkと提携し、同社に2億ドルの投資を行った。

    ○Mac OS Xのインターフェイスが明らかに

    続いて、次期Mac OSである「Mac OS X」のスケジュールが発表された。ファイナルベータ版が今年の春、そして夏には製品版がリリース。来年の1月には、プリインストールされた最初のマシンが発売になる予定。「Aqua」と呼ばれる新しいインターフェイスは、液体のような透明感を持った、シンプルで美しいデザインになる。新しくなったFinderは、Sherlock 2やQuickTime Playerを意識させるインターフェイスになっている。

    画面の下には、ランチャのような「Dock」があるのも特長。ここには、アプリケーションやフォルダ、ファイルなどを簡単に整理しておくことができる。クリックすると、まるで生き物のように開いたり閉じたりすることができるのが特長で、このデモンストレーションは観客にうけていた。

    ○Jobs、CEOに就任。

    最後に、2年半もの間iCEO(interim CEO:暫定最高経営責任者)だったJobsの肩書きから「i」が取れて、正式なCEOに就任したことが発表された。残念ながら、期待されたハードウェアの新製品発表はなく、2月の東京のエキスポ以降に持ち越されることになる模様。

    なお、弊社のMac系のニュース「Mac Fan Letter」で、MACWORLD Expoの速報を行っています。「Mac Fan」サイトでは、基調講演や展示会場の風景は、下記のサイトにて写真で紹介していますので、そちらもご覧下さい。

    http://www.pc.mycom.co.jp/mf/news/MWE/2000SF/index.html

    (Mac Fan Begginers編集長 山本雅之)

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

        イチオシ記事

        新着記事

        特別企画

        マイナビニュースマガジン