就職・転職で自分のキャリアを考える際、「仕事を通して自分が何を実現したいか」を重視する方は多いだろう。その時、企業はその想いをどうサポートしてくれるのだろうか。

世界的なコンサルティング企業、アクセンチュアは、多様な強みを持った人材が意欲的に働ける環境づくりに力を入れる企業だ。スキルアップやキャリア設計などに関する数々のサポート制度が整えられ、社員が成長することや、ワークライフバランスのとれた働き方に重きを置いている。

今回、アクセンチュアで働くことについて、クラウドベースのアプリケーションを用いた人事管理を支援するグループでコンサルタントとして働く岩下さんと、エンジニアであるレイエスさん、立場の違う二人の女性社員に話を聞いた。

▼お話を伺った方
【左】アクセンチュア株式会社 テクノロジー コンサルティング本部 クラウドファーストアプリケーション グループ
マネジャー 岩下 萠さん

【右】アクセンチュア テクノロジー コンサルティング本部 クラウドファーストアプリケーション グループ
キャサリン・ルイス・レイエスさん

人事領域での経験、開発スキル、異文化コミュニケーション能力や強い学習意欲といった持ち前の強みを武器に、自分のやりたいことを実現する二人は、なぜアクセンチュアを選んだのか、またどのような働き方をしているのだろうか。

転職のきっかけは、成長できない危機感だった

――岩下さん、レイエスさん、よろしくおねがいします。まずはお二人が入社された経緯を教えてください。

コンサルティングチームのマネジャーを務める岩下 萠さん

岩下さん 前職はソフトウェアベンダーで、自社製品の人事給与パッケージを顧客企業に導入する仕事をしていました。そこに数年いましたが、製品や人事業務の知識がつくにつれ、仕事をただ“こなす”ようになっていることに気付いたんです。 これでは成長できないと危機感を覚え、転職を考えました。

――成長を求めて転職されたんですね。そのなかでもなぜコンサルティング企業のアクセンチュアを選ばれたのでしょうか?

岩下さん 人事に関わった経験を活かしながら、自分の成長を止めないもの……という条件で、転職先はコンサルティング企業に絞りました。自社製品だけではなく、ソリューションの選定も含めてもっと幅広い提案に関わりたかったからです。数社を受けましたが、その中でもアクセンチュアの面接は特に印象的でした。

アクセンチュアでの面接は、面接というよりカウンセリングのようでした。面接官に「あなたは素質はあるけれど、ビジネス的な視点が足りないですね」と指摘され、「前職での経験をアクセンチュアでどう活かし、自分の力を発揮できるかを明確にしてくる」という宿題が出されました。こうして面接を受ける中で、アクセンチュアで自分が成長していくイメージを描けたことが、入社を決めた大きな理由ですね。

―― 一方、エンジニアのレイエスさんは新卒で母国のアクセンチュア・フィリピンに入社されているんですね?

エンジニアとしてシステム開発に携わるキャサリン・ルイス・レイエスさん

レイエスさん はい。大学ではシステム開発を学んでいて、それを活かせる会社を希望していました。アクセンチュアはフィリピンでも人気企業の一つで、「ITで様々な知識や経験を得たければ、アクセンチュア」というイメージがあり、入社したんです。そこで人事系のソフトウェア開発を担当していましたが、家庭の事情で日本へ来ることになり、2年で退職しました。

来日後は別のコンサルティング企業で、PMO(Project Management Office、組織内におけるプロジェクトマネジメントの支援を行う部署)のポジションに就きました。ただそこでの仕事は、調整や資料作成などがメインで、自分がやりたい開発の仕事とギャップがあったんです。「グローバルな環境でシステム開発者として、責任のある仕事に挑戦したい」と考えた時、アクセンチュアに戻るのが一番だと思い、日本での経験者採用に応募しました。

自分に合った「働き方のスタイル」が見つけられる

――お二人は今、クラウドベースのアプリケーションでお客様の人事管理を支援するグループにいらっしゃるそうですが、どのような仕事をされているのでしょうか?

岩下さん 私はパッケージ選定、導入、保守フェーズなどのコンサルタントとして働いています。人事・人材系のアプリケーションには様々なものがありますが、私はあえて特定のアプリケーションだけに詳しくなろうとはしていません。次々と違うアプリケーションを扱うプロジェクトに携わって、新しい経験を得ていくのが、好奇心が強く打たれ強い自分の性に合っているようです。

――次々に新しいことにチャレンジしていくとなると、相当幅広い知識が必要となりそうですね。

岩下さん 確かにそうですね。ただ私がそうしたスタイルで仕事に取り組めるのは、チームが支えてくれるからだと思っています。例えば初めての領域の仕事をする時、私に詳しい知識がなかったとしても、他のメンバーが教えてくれたりフォローしてくれます。得意分野も視点も違うスタッフが揃っていて、互いを補いながらチームプレーをするのが、アクセンチュアの社風なんです。

レイエスさん 私はアサインされたプロジェクトの中で、アプリケーションの要件定義からシステム設定、テスト、お客様へのシステムトレーニングなどを幅広く担当しています。一般的に私のポジションだと、システム導入時の要件定義だけを担当して、設定などはオフショアのスタッフに任せるケースも多いのですが、やはり私はシステムに触る仕事がしたいので、上司に相談して設定やトレーニングまで担当させてもらっています。

――お二人とも「ここまでやりたい」と希望されていますが、仕事の範囲は自分で選べるのですか?

レイエスさん 上司とは仲がいいので、やりたいことはすぐ相談します(笑)。

岩下さん やりたいことを伝えれば、チャレンジさせてくれる風土はありますね。マネジャー以上の管理職で「誰をどのプロジェクトに、どういうポジションで参加させるか」を話し合う人材リソースの調整会議があるのですが、そこでできるだけスタッフの希望に沿えるよう、割り当てる仕事を検討しています。

以前、英語が得意ではないスタッフから「英語を学んで成長するためにも、グローバルな仕事を担当したい」という希望が出たことがありました。その時、マネジャー陣が「お客様に迷惑をかけない範囲でできるグローバルな仕事はないか」と、スタッフの希望に沿うよう真剣に調整しているのを見て、やりたいことを尊重してくれる会社だなと感じました。

レイエスさん 【キャリアカウンセラー】がついてくれるのも、ありがたいですね。定期的に自分のキャリアプランを相談できるので、心強い存在です。

アクセンチュアのサポート制度 01
【キャリアカウンセラー】

業務上の上司とは別に、社員一人ひとりにカウンセラーがつく制度。コンサルタントやエンジニアはプロジェクトベースで働くため、プロジェクトが変わると業務上の上司も変わる。そこでキャリアカウンセラーは、担当の社員自身の成長やキャリアを一緒に定点観測し、アクセンチュアにある幅広い仕事とキャリアチャンスを活かして、各自が思い描くキャリア構築をサポートする。

仕事のサポートやスキルアップができる社内制度

――今、お二人がそれぞれ携わっているプロジェクトについて聞かせてください。

岩下さん グローバルに展開されている企業であるお客様から、人事系のアプリケーションの運用・保守をアクセンチュアに任せたいという依頼をいただき、その調整を行っています。今はそのチーム編成のため、国内外のメンバーや協力会社に声をかけているところです。

レイエスさん 私が今関わっているのは、お客様先にHCM(Human Capital Management、人材リソース管理)システムを導入するプロジェクトです。海外の子会社も含めてのシステム導入なので、私たちにもしばしば海外出張の機会があります。

グローバルな環境で様々なメンバーと仕事ができるというのは、まさに私の希望していた仕事で、楽しみながら働いています。因みに今のチームは日本、インド、フィリピンのメンバーで構成されています。英語だけでなく、チームを組むことが多いフィリピンのメンバーとの間では、タガログ語を使ってコミュニケーションをとることもありますよ。

――お話を聞いていると、同じチームに色々な国籍の方がいらっしゃるようですが、文化の違いが障壁になるようなことはありませんか?

レイエスさん コミュニケーションの難しさはありますね。例えば何か問題があった時、こういう指摘の仕方をすると、この国の人は傷つきやすいとか……。

岩下さん そういう文化の違いを知るための【海外トレーニング】もあるんです。フィリピンのメンバーと仕事をすることが多いので、先日、そのトレーニングを受けてきたところです。

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【海外トレーニング】

各トレーニングの内容によるが、海外でのプロジェクト事例、最新のビジネス動向や技術などを学ぶと同時に、各国の文化の違いを学ぶクロスカルチャー研修の場が用意されている。

――多国籍企業ならではのトレーニングですね。

レイエスさん ええ。ほかにも、【スキルアップのためのトレーニング】も沢山あります。私の場合、HCM関連アプリケーションの技術者トレーニングを受けて、5つの認定資格を取りました。今担当している仕事には関連のないものもありますが、将来、その資格が必要な仕事が出てきた場合に、すぐ役立てられるようにしているんです。

担当しているプロジェクトが終わると、次のプロジェクトまで数週間ほど空くことがあります。その間に、必要なトレーニングを受ける時間が作れるんです。私は日本のアクセンチュアに入社して2年ほどですが、他の会社だったら、この短い期間にこれだけの資格を取ることはできなかったと思います。

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【スキルアップのためのトレーニング】

アクセンチュアにはスピーディな成長を後押しするトレーニングが、オンラインのものだけとっても24,000コース以上用意されている。会社の補助を得て、外部団体が実施するトレーニングを受講することも可能。個々の人事プロファイルから、受講すべきトレーニングを案内するシステムもある。

――時間を有効的に活用できる環境がある、ということですね。

岩下さん そうですね、特にここ数年は職務をきちんと果たしていれば、在宅勤務も推奨されています。【時間を自分でコントロールできる】ので、スキルアップのために資格を取るのにも使えますし、プライベートの都合も付けやすくなっています。

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【時間を自分でコントロールできる】

プライベートな予定はもちろん、出産時・育児期間などの働き方も柔軟に選べる制度が整っている。各自の都合に合わせたワークライフバランスを考えて働くことができる。詳しくはこちらのサイトを参照してほしい。

――最後にお二人の今後の目標をお聞かせください。

レイエスさん 技術チームを束ねるポジションに昇進したばかりなので、今後はリーダーシップスキルも高めて、チームや部下の管理・指導などをうまくできるようになりたいと思っています。

岩下さん 私はこれからも一つの枠にとらわれず、どんどん新しいことにチャレンジしていきたいですね。どんな環境・領域でも安心して仕事を任せてもらえて、安定的に成果を出せるようになることが、私にとっての成長だと思っています。

――岩下さん、レイエスさん、ありがとうございました。


「自分が何を実現したいか」というビジョンは人それぞれだが、岩下さん、レイエスさんの話を通して、アクセンチュアは、やりたいことを実現したい人・成長したい人を最大限サポートし、意欲的に働ける企業という印象が強く残った。

現在、アクセンチュアのテクノロジー コンサルティング本部では経験者採用のメンバーを募集している。興味を持った方はぜひ採用サイトをチェックしてみてはいかがだろうか。

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