マウスコンピューターは、新型11.6インチ2in1 PC「MousePro P116Aシリーズ」の販売を開始した。本製品は落下衝撃耐性、防塵性能を備えたタフネスボディが売りだ。スタイラスペンも標準で同梱されており、キーボードを使いにくいシチュエーションも、ペンタブレットとしても活用できる。今回、実機を借用したので、詳細スペック、使い勝手、パフォーマンスについてレビューしていこう。

  • マウスコンピューター「MousePro P116Aシリーズ」

    マウスコンピューター「MousePro P116Aシリーズ」

  • パッケージには本体、スタイラスペン、ACアダプタ、マニュアル類(製品仕様書、ファーストステップガイド、マウスコンピューターサポートマニュアル、保証書)が同梱されている

    パッケージには本体、スタイラスペン、ACアダプタ、マニュアル類(製品仕様書、ファーストステップガイド、マウスコンピューターサポートマニュアル、保証書)が同梱されている

手ごろな価格と丈夫なボディが魅力

MousePro P116Aシリーズは、CPUにIntel Celeron プロセッサー N3450(1.10/2.20GHz)、ディスプレイに11.6型ワイド光沢液晶パネル(LEDバックライト、1,366×768ドット)を採用。また、4GBのメモリ(PC3-14900 DDR3L SODIMM)、64GBのeMMCを標準で搭載している。用意されているモデルは「Microsoft Office Personal 2016」をセットにした「MousePro-P116A-A」76,800円(税別)、Officeなしの「MousePro-P116A」59,800円(税別)の2機種。CPU、メモリ、ストレージ容量などはカスタマイズできない。

本シリーズ最大の特徴はタフネス性能。高さ75cmからの落下衝撃耐性(マウスコンピューターによるJIS規格準拠の評価試験)、IP5X準拠の防塵性能に加え、キーボード部分はIPX2準拠の防滴試験をクリアーしているとのこと。

今回マウスコンピューターより落下衝撃テストの許可を得たので、実際に75cmの高さから床に落としてみたが、ディスプレイが割れることもなく、テスト後も正常な動作を確認した。また、ディスプレイを360度回転させるためのヒンジ機構などにも異常は見られなかった。コンクリートの床や砂利の上などに落とせば、もちろん表面に傷が付くだろうが、一般的な薄型ノートPCやタブレットPCよりも頑丈なボディを実現しているといえる。

  • 75cmは一般的なオフィスデスクなどの高さ。ACアダプタに足を引っかけて落としてしまっても、動作しなくなる可能性は低いといえる

    75cmは一般的なオフィスデスクなどの高さ。ACアダプタに足を引っかけて落としてしまっても、動作しなくなる可能性は低いといえる

※実際に75cmの高さから落としたテスト風景を動画で撮影した。キーボード手前の側面から床に激突しているが、ディスプレイのヒンジ部などが破損することはなかった