マウスコンピューターは、新型15.6インチノートPC「m-Book K686シリーズ」の販売を開始した。本製品は第7世代(Kaby Lake)クアッドコアプロセッサー「Intel Core i7-7700HQ」と、外部グラフィックス(dGPU)として最新の「NVIDIA GeForce MX150」を搭載したハイスペックノートPC。

「m-Book K686シリーズ」は、高解像度画像編集などのクリエイター向けアプリケーションやハイエンド3Dゲームを動作させられるパフォーマンスを装備しつつ、最小構成で10万円(送料・税別)を切る低価格を実現している。今回は、その中の「m-Book K686SN-M2SH」を借用したので、詳細スペック、使い勝手、気になるベンチマーク結果などについてレビューしていこう。

  • マウスコンピューター「m-Book K686SN-M2SH」

  • パッケージには本体、バッテリー、ACアダプタ、電源ケーブル、マニュアル類(製品仕様書、ファーストステップガイド、マウスコンピューターサポートマニュアル、保証書)が同梱されている

10万円切りで購入可能な外部グラフィックス搭載ノートPC

今回レビューする「m-Book K686SN-M2SH」は同シリーズのミドルレンジモデル。CPUは「Intel Core i7-7700HQ(2.80/3.80GHz)」、外部グラフィックスは「GeForce MX150」、ディスプレイは15.6型フルHDノングレア (1,920×1,080ドット、LEDバックライト)を採用。また、8GBのメモリ(DDR4-2400 SDRAM)に、ストレージとして128GB SSD(M.2規格Serial ATA III接続)と1TB HDD(SerialATA II、5,400rpm)をデュアルで搭載し、速度と容量を両立したモデルだ。このほかに10万円切りのローエンドモデルから、より大容量なメモリ、高速なストレージを搭載したハイスペックモデルまで豊富なラインナップが用意されている。

m-Book K686シリーズのラインナップ
型番 (価格 : 税別) プロセッサー メモリ ストレージ
m-Book K686BN
(99,800円)
Core i7-7700HQ 8GB 500GB HDD
m-Book K686SN-S1
(104,800円)
120GB SSD
m-Book K686SN-M2SH
(109,800円)
128GB M.2 SSD、
1TB HDD
m-Book K686XN-M2SH2
(119,800円)
16GB 256GB M.2 SSD、
1TB HDD
m-Book K686XN-S5
(129,800円)
480GB SSD
m-Book K686XN-M2SH5
(154,800円)
32GB 512GB M.2 SSD、
1TB HDD

なお、どのモデルを購入する場合でも、メモリは最大32GB(8GB/16GB/32GB)から、SSDは速度と容量の異なる10モデル(最大1TB M.2 SSD、NVM Express SSD「SAMUSUNG SM961」を用意)から、HDDは500GB/1TB/2TBから選択可能。用途に応じてきめ細かにスペックを調整できる。

体積を約25%小型化、重量を約110g軽量化した新ACアダプタを採用

本体のサイズはW378×D267×H25.2~35.6mm、重量は約2.3kgと従来モデルのm-Book K685シリーズとほとんど変わらない。

しかしモバイル時の携帯性を重視し、グラフィックスをGeForce GTX 950MからGeForce MX150に変更し消費電力を下げることで、ACアダプタを120Wタイプから90Wタイプへの軽減を実現。これにより、体積を約25%小型化、重量を約110g軽量化している。ひんぱんに持ち歩くノートPCではないが、いざ携帯するときにACアダプタの軽量化の恩恵は大きい。

  • 本製品の実測重量は2,264g。毎日持ち歩くのは正直しんどいが、TDP45Wのプロセッサーと外部グラフィックスを搭載したハイパフォーマンスを考えれば納得できる重量だ

  • ACアダプタと電源ケーブルの合計重量は実測428g

  • ACアダプタの仕様は入力100-240V~1.5A、出力19V/4.74A、容量90W。従来モデルでは容量120WのACアダプタが採用されていたが、小型化、軽量化を目的に容量90Wに変更された