東京都はこのほど、パラスポーツの魅力を発信するイベント「BEYOND FES 渋谷」を、渋谷マークシティほか渋谷駅周辺で開始した。イベント初日の10月20日には、渋谷マークシティにてオープニングセレモニーを開催。シドニー五輪銀メダリスト篠原信一さん、パラリンピック3大会連続出場田口亜希さんらが登場し、会場を盛り上げた。

オープニングセレモニーの様子

同イベントは、パラスポーツを応援する人を増やす東京都のプロジェクト「TEAM BEYOND」の一環として実施するもの。アスリートだけでなく、スポーツをする人や観る人、支える人など、あらゆるメンバーが一つのチームとなってパラスポーツを盛り上げていく取り組みであるという。

オープニングセレモニーの最初には、東京都オリンピック・パラリンピック準備局理事の延與桂氏が登場。「BEYOND FES 渋谷は、会場でのパラスポーツ観戦を広く呼び掛けるための初の大規模イベント。パラスポーツやアスリートを知り、ファンになって応援することが障がい者を深く理解することに繋がり、東京都の目指す共生社会の実現に向けた大きな力になると考えています」とコメントした。

続いて、渋谷区オリンピック・パラリンピック担当部長の安蔵邦彦氏が「パラスポーツを皆さんに観て、知って、感動して、それを伝えていただきたい」とあいさつ。マークシティ代表取締役社長の田川稔氏は「期間中、マークシティの館内をBEYONDの色で統一し、さまざまなイベントやプロモーションを行います。一人でも多くの人に参加いただきたい」と述べた。

会場には、「TEAM BEYOND」の一員として新たに入団した篠原信一さん(シドニーオリンピック柔道100キロ超級の銀メダリスト)さんと、田口亜希さん(アテネ・北京・ロンドンパラリンピック射撃日本代表)も登場。ステージでは、パネル状のフレームの中で2人がそれぞれポーズを取り、記念撮影を行った。

篠原信一さん(シドニーオリンピック柔道100キロ超級の銀メダリスト)さん

田口 亜希さん(アテネ・北京・ロンドンパラリンピック射撃日本代表)

これは、「TEAM BEYOND」会員が利用できるSNSプロフィールなどで使える画像が入手できるコンテンツ「SNSプロフィールメーカー」にちなんだもの。5つ用意されたフレームの中から篠原さんが「私に似合うのはこれしかない」とハート型を手に取ると、会場から笑いが沸き上がったという。続いて田口さんは「幸せの四つ葉だから」と、クローバー型のフレームを選択した。

記念撮影の最中には、突然、篠原さんが田口さんに、"ぶりっ子ポーズ"を提案する場面もあった。「(ほおを)こう膨らませて…指をこうして…」とぶりっ子ポーズを指南する篠原さんと、それに応える田口さん。2人そろってぶりっ子ポーズでの記念撮影となった。

(左から)ぶりっ子ポーズをとる田口さんと篠原さん

記念撮影に続き、2人はパラスポーツ「ボッチャ」を体験。白い的球(ジャックボール)にボールをより近づけられたチームが勝ちというゲームで、篠原さんは気合十分で体験に挑むも、最後は田口さんがジャックボールの一番近くにボールを寄せて勝利となった。

パラスポーツ「ボッチャ」を体験する田口さんと篠原さん

11月11日までのイベント期間中、渋谷駅周辺はTEAM BEYONDカラーで染められる。また、拠点となる渋谷マークシティの1階に「TEAM BEYONDステージ」を設置し、パラスポーツの魅力を伝えるイベントを連日開催する。そのほか、渋谷で開催されるイベントとも連携し、音楽・映像など様々な切口でパラスポーツの魅力を発信していくとのこと。なお、詳細については、こちらの特設ページから確認できる。最終日の11月11日にはフィナーレイベントも開催予定。パラスポーツを「知る」「楽しむ」イベントが満載のこのイベントに、ぜひ足を運んでみてほしい。

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