アプリ(Brother iPrint&Scan)と連携し、家族誰でも使いやすく

昨今は、スマートフォンやタブレットの普及が進み、PCを起動する機会は減ってきている。またスマホ内蔵カメラの高画質化に伴い、写真はスマホでしか撮影しないという方も多いだろう。さらに、メールや文書もスマホでやり取りする機会が増えた。このような状況においては、印刷のたびにPCを立ち上げるのは面倒だ。

DCP-J973Nでは、iOSやAndroid専用アプリ「iPrint&Scan」をインストールしておけば、無線LANルーターなしでもWi-Fi Directを利用してスマホから直接印刷が可能。NFCにも対応しているため、面倒なWi-Fi設定の手順を踏まずともスマホからすぐにプリントできる。さらに、スキャン時にはプレビューをスマホに表示させたり、インク残量をスマホからチェックすることも可能。また、名刺への印刷が可能な新アプリもリリースされ、2017年12月にはレーベルプリントへの対応も予定されている。家族の誰もが気軽に利用でき、印刷が身近になるだろう。

「AppStore」や「Play ストア」からダウンロードできるスマートフォン用アプリ「iPrint&Scan」

プリントやスキャンのほか、コピープレビューや本体ステータスを確認することもできる

スマホで撮影した写真を、Wi-Fi Directで直接プリントできる。印刷前の切り抜きや回転にも対応

「iPrint&Scan」の他にも、「Brother 年賀状プリント」といったアプリも用意されている

もちろん、Wi-Fi Directを利用しない場合でも、印刷方法は多彩だ。本機はPCもスマホも使わずにクラウド上にある写真を直接プリントが可能。「OneDrive」や「DropBox」、「Google Drive」、「Evernote」などのサービスに対応しており、スキャンしたデータをアップロードして共有することもできる。さらに本体前面左側にはSDカードやUSBメモリを接続でき、メディアからのダイレクト印刷にも対応している。

「DCP-J973N」本体から直接クラウドにアクセス可能。クラウド上の写真を印刷したり、クラウドにスキャンしたデータを保存したりできる

本体前面左側にはSDカードやUSBメモリ用スロットを搭載。NFCにも対応する