【特別企画】

ニフティクラウドのユーザーと中の人が交流できる。 - 富士通クラウドテクノロジーズがエンジニア交流会を開催

 

2017年7月25日、「『ニフティクラウドエンジニア交流会 第3回』~新生ニフティクラウド始動!今だから語りたい どうしてニフクラ使ってるの?~」と題されるイベントが、ニフティクラウドを運営する富士通クラウドテクノロジーズで開催された。ユーザー企業のエンジニア同士と、運用側のエンジニアが交流する場として好評のこのイベント。さっそく会場の模様をお伝えしよう。

7月25日に開催された「ニフティクラウドエンジニア交流会 第3回」

ニフティクラウドの今昔

イベント当日、仕事帰りに気軽に立ち寄れるように遅めの時間から開場したスペースへ、徐々に来場者が訪れてくる。イベントがスタートする頃には満席に近い状態になり、来場者は配られた飲み物や食べ物を片手にくつろいだ様子で開始時間を待っていた。

開演の挨拶が終わり、特別セッションの話者として呼び出されたのは、富士通クラウドテクノロジーズのインフラSRE部 高野祥幸氏(以降、高野氏)だ。「2017年4月から富士通クラウドテクノロジーズとしてニフティクラウドを運営するという形になって、この先このサービスがどうなるか。現在と過去を振り返りながら説明していきたいと思います」と語る高野氏。

富士通クラウドテクノロジーズ インフラSRE部 高野祥幸氏

ニフティクラウドは、国産クラウドの老舗として5,500件以上という多くの案件で利用されているクラウドサービスだ。「ニフティクラウドは、VMwareベースのリフトアンドシフトによって、クラウドにシフトできることが特長です」と現在のサービス概要について語る高野氏。

旧環境のハードウェアを物理的に新環境へ輸送すること(リフトアンドシフト)で容易な移行を実現するニフティクラウド

「パソコン通信事業からISP事業へ、さらにWebサービス事業へと、主力事業の拡大とあわせて、インフラ周りの仮想化を進めてきました。そこで得た知見が、ニフティクラウドのコアとなっています」とサービス開始から約7年をを振り返る高野氏。自社システムをVMware環境の仮想化へと移行させた経緯の中でノウハウを集積していった同社は、この経験をニフティクラウドでのサービスに反映していったのだ。

さらに同氏は、クラウドが普及期に入りクラウドファーストと言われるようになった今こそ、ニフティクラウドも提供する価値を変えていかなければないと感じているという。「クラウドを利用したい、利用しなければならないというお客様に対して、どれだけ簡単にクラウドを使ってもらえるか。これがニフティクラウドの提供する価値だと考えています」と高野氏は語る。

ニフティクラウドのこれからは?

「先ほどリフトアンドシフトによるクラウド移行という話をしましたが、私自身はそれだけで終わりではないと思います。クラウドへ移行したことで「出来ること」「使えるようになる機能」がポイントではないかと感じています」と説明し、一例として、ニフティクラウドでPaaaSとして提供されている機能のうち、「タイマー」と「脆弱性スキャン」を紹介。オンプレミスで同じようなことをやろうとすると、意外と手間のかかる作業となるが、ニフティクラウドでは「タイマー」を使って時間指定で「脆弱性スキャン」を掛けることが容易にできる。決まった時間にレポートが届くようになるため、クリティカルなものがあればすぐに対応する、といったセキュリティ強化が簡単に実現できるようになるというわけだ。

さらにタイマーとスクリプトを使って、IaaSのデータをRDBとDataVisualizerで可視化した例を解説する高野氏。拒否ログをAPIで取り出し、これを円グラフによって可視化し攻撃されているポートとその割合が一目瞭然で分かるように表示されていた。「TCPの23ポートが一番多く拒否されていることが分かります。」と、高野氏は結果について説明する。

ニフティクラウドが持つ機能を組み合わせることで、移行だけでなく運用も容易になる

こうした結果を得るのに、特別なサーバーやシステムを用意しなくてもニフティクラウドが持っているサービスを組み合わせるだけで出来てしまうというのは新鮮な驚きだ。高野氏は「ニフティクラウドが持っているサービスを組み合わせることで、新しい価値が生まれます。この価値をいかにして増やしていくかが、当社の次のステップだと思っています」と話したあと、「利用する状況が変わってきているので、サービス提供者も変わっていく必要があります。それを実現するのはニフティクラウドだと思っています」と特別セッションを締めくくった。

来場者と提供者の交流

セッション終了後、会場では来場者による技術的な質問と、講師として残った高野氏による解説が行われた。やがて、いくつかの話題が終わるとニフティクラウド運営陣も加わっての名刺交換や、エンジニア同士の情報交換も盛んになっていく。

食事をしながら情報交換を行う来場者の様子

ヒートアップしていく会場ではライトニングトークの時間も用意され、壇上にはプラットフォーム開発部 福澤真氏(以降、福澤氏)が登場。「データセンターやサーバーに関してはニフティクラウドが責任を持ちますが、OSよりも上層のレイヤーに対してはユーザーのみなさんが責任を持つ必要があるのです」と、クラウドのセキュリティに関する責任分界について語る福澤氏。同氏は脆弱性を突いてくる最新のセキュリティ攻撃の事例やそのふるまいにふれつつ「ではどうすればよいか。ニフティクラウドでは『脆弱性スキャン』という機能を用意しています」と語る。

プラットフォーム開発部 福澤真氏。高野氏の講演でも触れられた、ニフティクラウド脆弱性スキャンについて説明した

ニフティクラウド脆弱性スキャンは、2017年4月に実装された比較的新しい機能になる。福澤氏は脆弱性スキャンの機能や扱い方について解説し、「自社サービスのセキュリティ評価に対して時間や予算が限られている方や脆弱性診断を積極的に行っていきたいという方には最適なサービスだと思います」とそのメリットを語った。

次に壇上に登ったのは技術戦略委員会 委員長 織田晃弘氏(以降、織田氏)だ。「私が所属している技術戦略委員会はエンジニアにスポットを当てて主に技術面で環境面や制度、ツール面などでサポートしていく組織です」と、織田氏は自らの立ち位置を説明する。

技術戦略委員会 委員長 織田晃弘氏

織田氏は活動の一例として、ナレッジマネジメントについて、「組織に集積されたナレッジを個人へフィードバックし、それを受けて個人が成長するモデルになります。スーパーエンジニアを作るのではなく、逆にマニュアル化して平均的なエンジニアを養成するのでもない、両極端でない、品質の高いエンジニアを育成していく取り組みを続けています。こうしたナレッジの循環が、サービスやサポート品質が上がるといった形でニフティクラウドに反映されることをめざしています」と解説。ユーザーがクラウドを容易に利用するためのプラットフォーム面、ツール面、サポート面の支援が、今後も同社から継続して提供されることが期待される。

知識創造企業を目指した取り組み事例

大盛況のうちに終了した「ニフティクラウドエンジニア交流会 第3回」。クラウドファースト時代の今、クラウド事業者のエンジニアの生の意見が聞ける場として、またエンジニア同士が気軽に技術的な情報交換が出来る場としてはたいへん貴重な機会だといえるだろう。第3回と銘打たれているとおり、同社ではこのセミナーを今後も継続して開催することを計画している。ぜひ参加して、クラウドの活用や自身の技術向上に役立ててみてほしい。ライトニングトークへの飛び入りも大歓迎とのこと。

[PR]提供: 富士通クラウドテクノロジーズ

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