【特別企画】

歴史を紐解く! ペンタブレットの誕生はいつ?

 

ペンタブレットといえばワコム

クリエイターであれば、一度は聞いたことのあるだろう社名 ワコム。しかし、同社が日本の企業だということをご存知だろうか。

同社は埼玉県上尾市で創業した、列記とした日本企業だ。その企業名の由来についても「ワコムとは、英語のワールドコンピューター(=WORLD COMPUTER)の表記の一部を、日本語で調和をあらわす「和(=WA)」に代えてWacomとつづったことに由来します。人とコンピュータの調和ある発展を目指すという意味を込めて命名しました」(同社Webサイトのよくある質問FAQより)とのこと。

そんな同社のペンタブレットシェアは、世界でもトップを誇る。そこで、最新モデル「Wacom Intuos Pro」がリリースされたばかりのプロフェッショナル向けペンタブレットシリーズはどのような技術革新を遂げ現在に至るのか、ワコムクリエイティブ・ビジネス・ユニット プロダクトマーケティング担当の小幡幸結氏にお話を伺った。

取材時に用意していただいたペンタブレット。左から、Intuos3、Intuos4、Intuos5、Intuos Pro、Wacom Intuos Pro

技術革新を重ねたペンタブレットの進化

ワコムクリエイティブ・ビジネス・ユニット プロダクトマーケティング担当の小幡幸結氏

初代IntuosはペンにICチップを搭載することで様々なデータをデジタルデータとしてタブレット側に送ることを実現。この進化により、未来を見据えてプロフェッショナルのニーズに応えられるペンタブレットを提供できるようになったとのこと。その当時としては、自由度が非常に高く、操作性の高い製品だったとのこと。

その後、アメリカの世界的に有名な某アニメーション会社にも採用されるなど、"クリエイターに必須なアイテム"として認知度を広めていった。日本でもクリエイティブ作品作りをしたいユーザが増え、日本でその名が知られるようになったのは2004年に発売された「Intuos3」の頃だったとのこと。

当時、「Intuos3」は業界として大きな注目を集めたが、ここからさらに5年の沈黙を経て、ワコムのペンタブレットはすばらしい躍進を遂げる。

「たくさんのユーザから様々なご意見をいただきながら試行錯誤を重ね、5年の年月を経てついに誕生したのが「Intuos4」です」(小幡氏)

「Intuos3」WACOMの旧ロゴ最後のプロダクトだ

まず、デザインを大きく変更。色はもちろんのこと、クリエイターが使うのにふさわしいデザイン性と機能性を目指し、ペンも持った時の馴染みの良さなどを人間工学に基づき再設計していったのだという。

そして、それまで付属していたマウスに変わり、現行モデルにも引き継がれる円盤状の「タッチホイール」を採用。これにより、手に馴染みやすくより直感的に作業ができるようになった。また、「on荷重」はペンの自重にも反応する最小1gへと感度も飛躍的に向上したほか、機能が一目でわかる有機ELディスプレイを装備する。

「on荷重に加えて、「筆圧レベル」も「Intuos3」の2倍、2,048に向上できました。これにより、筆で書いた時のような流れるような線をPC上で自在に表現ですることが可能になりました。「Intuos4」は日本で爆発的にヒットし、多くのクリエイターが「ペンタブレットを使ってPCで絵を描く」ということを採用し始めたのもこの頃です」(小幡氏)

左から「Intuos3」「Intuos4」。ペン先が黒くなったのも「Intuos4」から。描くための「視覚的な感覚」を重視した結果こうなったそう。OSの対応は「Intuos3」がwindows7/Mac OS 9以降10.11まで、「Intuos4」以降は現状全てに対応している

「Intuos4」は「名機」と呼ばれ、発売から8年経った今でも愛用している人も多い。「機械というよりはお気に入りの筆記用具、みたいな感じなんだと思います。手に馴染んだものがいい、という気持ちももちろんですが、ぜひ新しく進化した「Wacom Intuos Pro」も一度試してほしい(笑)」と小幡氏。

ここから次々とワコムの快進撃が始まる。次回はさらなる進化を続け生まれた「Intuos5」、そして「Wacom Intuos Pro」の誕生秘話を伺う。なお、同社では「Wacom Intuos Pro 徹底解剖!」と題した特設ページを公開中。是非、こちらもチェックしてみてほしい。

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