昨年、ついに日本上陸を果たした音楽ストリーミングサービス「Spotify(スポティファイ)」。スウェーデン発のサービスで、現在4,000万曲以上を聴くことができ、1日2万曲もの楽曲が追加されているというから驚きだ。世界各国でアクティブユーザー1億4,000万人を抱え、5,000万人以上の有料会員を有している世界最大級の音楽サービスとなっている。そこで、今回は、Spotifyのどんなところがスゴイのか、紹介していく。

世界各国でアクティブユーザー1億人を抱える音楽ストリーミングサービス「Spotify(スポティファイ)」

スマホのほか、さまざまなデバイスに対応

まずは対応デバイスについて。Spotifyは、AndroidやiOSのスマートフォンやパソコンのほか、PlayStationでも利用できる。そのため、対応デバイスがあればどんなシーンでも音楽を楽しむことが可能だ。また、アカウント1つでどのデバイスにもログインできるようになっているため、出先ではスマホで聴いて、帰宅したら続きをパソコンやPlayStationで、といった使い方もできる。

メールアドレスと生年月日、性別を入力し、ユーザー名とパスワードを決めたらと登録OK。Facebookによる認証も可能

アカウントは、メールアドレスか、Facebookで認証する。プランはフリープラン(無料)と、プレミアムプラン(月額980円)の2種類用意されている。

フリープランの場合、曲と曲の間にラジオCMのような広告が入るほか、一時間あたりに楽曲をスキップできる回数に上限がある、スマホではシャッフル再生のみなどの制約があるものの、すべての曲にアクセス可能なのがスゴイところ。音楽ストリーミングを試してみたいというライトユーザーにはうれしいポイントではないだろうか。

一方、プレミアムプランでは、さらに高音質で音楽を楽しめるほか、楽曲をダウンロードしてオフラインでも聴くことができるようになる。もちろん次に再生する楽曲を指定することも可能だ。

シーンにぴったり合ったプレイリストが見つかる

ひとまず、iOSのアプリをダウンロードして起動してみると、HOMEにはCDジャケットのような形でおすすめのプレイリストや人気プレイリストが表示されている。このジャケットをタップすれば、プレイリスト内の楽曲を再生することができる。そして、楽曲数ももちろん魅力なのだが、Spotifyのスゴイところは、このプレイリストの豊富さだ。

まずはHOMEの気になるプレイリストをタップしてみるとよい

ジャケットの長押しでプレビュー試聴できる

歌詞表示では再生中のフレーズがハイライトされる

「パーティの時の音楽」「眠れぬ夜の音楽」「悲しい気分のときの音楽」など、シーンや気分に合わせたプレイリストを用意。iOSアプリでは、プレイリストのジャケットを長押しすると収録されている楽曲のアイコンが表示され、スワイプして聴きたい曲に合わせるとプレビュー視聴できる。選択前に好みの曲かどうか確認するにはとても便利な機能だ。フリープランであっても、曲を指定して聴くのではなく、雰囲気や気分に合った曲を勝手に流してくれるのは意外と心地良い。初めて聴く曲に「おっ」と興味を持つことも少なくなかった。画面左下の歌詞をタップすると楽曲の歌詞を表示することもでき、再生中のフレーズはハイライト表示されるようになっている。もちろん、バックグラウンドでも再生可能だ。

楽曲メニューからプレイリストへの追加ができる

My Libraryからお気に入りや作成したプレイリスト、フォローしているアーティストを確認できる

お気に入りの曲が見つかったときは、画面下の再生している楽曲をタップ。曲名などの右側にある「…」をタップしてメニューを開き、曲をお気に入りに追加したり、自分で作ったプレイリストに追加したりすると良いだろう。追加された楽曲はMy Libraryから確認できる。なお、プレイリストは公開してシェアすることもできるが、非公開にもできる。

Browseからチャートやジャンルや気分に合わせたプレイリストを探すことができる

Radioはまるでパーソナルラジオのようにテーマに沿った曲を聴ける

トップページにあたるBrowseからは、世界のトップ50、日本のトップ50といった再生回数の多い曲や、SNSで盛り上がっている曲がわかるチャートのほか、ジャンルや気分に合わせた、あらゆるプレイリストが用意されている。好きなアーティストをフォローしておくと新曲などをすぐチェックできたり、アルバムを聴いたりすることもできる。また、「アニメソング」「アイドル歌謡」「邦楽ロック」といった音楽ジャンルやテーマに沿った楽曲を聞くことができるRadioも。こちらはまさにパーソナルなラジオ局のような感覚で楽しむことができるため、気になるステーションはフォローしておこう。もちろん、アーティスト名や曲名、キーワードから楽曲やプレイリストを検索することも可能だ。

ミュージックシーンのニューウェーブを見逃さない

自身で作ったプレイリストはSNSなどで共有することもできるが、有名人や著名人が作ったプレイリストを視聴することができるのもこのサービスの特徴だ。アメリカ元大統領バラク・オバマは毎年夏にSpotifyプレイリストを公開することが恒例になっていたほど。日本では、清水翔太が自身のルーツにまつわる楽曲を集め、自身のコメントを交えて紹介するプレイリストが公開されている。

有名人や著名人がセレクトしたプレイリストもある

ロードのようにネクストブレイクの場にもなっている

視聴を重ねていくと、その履歴や再生した楽曲の傾向から的確におすすめの曲を提案してくれるので、好みの曲との新しい出合いがあることもSpotifyの大きな特徴のひとつだろう。そしてこの出合いが、予想だにしない大きなムーブメントとなることもある。ニュージーランド出身のシンガー、ロードは、17歳だった2013年にデビューシングル『Royals』が米ビルボードチャートで1位となり、一躍トップシンガーの仲間入りを果たしたが、そのきっかけの一つはSpotifyの人気プレイリストに曲がセレクトされたこと。Spotifyのプレイリストが、ネクストブレイクのきっかけの場になっているのだ。

自分で選んだ曲をリピートして聴きたいこだわりユーザーも、雰囲気に合った曲をBGM感覚で聴きたいライトユーザーも、気軽に使うことができるSpotify。たくさんのプレイリストが、いつもの退屈な通勤時間や寝付けなくて退屈真夜中をちょっと豊かな時間に変えてくれるはず。新たな音楽との出合いとなるSpotifyをぜひ活用してみよう。

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