【特別企画】

更年期、誰もが通る道だからこそ今から知っておきたい「女性ホルモン」

20代後半をピークに減少がはじまる女性ホルモン。分泌量には個人差もあり、生活習慣によって減少してしまうことも。ホルモンバランスの乱れは、美容や健康に幅広く影響を及ぼすといわれているが、具体的にどのような影響を及ぼすのか分からないという人も少なくないはずだ。今回は、女性ホルモンのバランスが女性の身体にどのように影響するのか、読者のアンケート結果と医師の解説に基づいて解説したい。

20代から始まっている!? 避けては通れない女性ホルモンの減少

まず最初に、30~60代以上の女性を対象に実施した、女性ホルモンに関するアンケート結果を発表しよう。「女性ホルモンバランスを気にしたことはありますか?」という設問に対し、「はい」と回答した30代は68.3%、40代は63.3%、50代は64.2%、60代以上は64.0%だった。年代問わず、約6~7割の女性は、ホルモンのバランスを気にはしているようだ。

女性ホルモンバランスを気にしたことがありますか?

多くの女性が気にしているという女性ホルモンのバランス。しかし、具体的に身体の中で女性ホルモンがどのような働きをしているのかというと「女性らしい体になる」など漠然としたイメージを持つ人も少なくないはずだ。そこで今回、女性ホルモンが身体にどのような影響を及ぼすのか、ホルモンに詳しいウィメンズヘルスクリニック東京・院長の浜中聡子医師に話をうかがった。

ー女性ホルモンは、女性の身体の中でどのような役割を果たすのでしょうか?

ウィメンズヘルスクリニック東京 院長/浜中聡子医師

「妊娠・出産にも深く関わるホルモンですが、それだけでなく、心身にさまざまな影響を及ぼす『縁の下の力持ち』のような存在です。

女性ホルモンは大きく、『エストロゲン』と『プロゲステロン』の2種類に分けられます。排卵をコントロールする『エストロゲン』は、生理が終わってからだんだんと分泌量が増え、排卵を迎えると下がり始めます。皮膚や髪を美しく保ち、骨の新陳代謝や脂質代謝などにも深くかかわっているホルモンです。 一方、『プロゲステロン』は妊娠に備えて、子宮内膜を厚く整える働きがあるホルモン。また、脂肪、セルライトの蓄積を防ぎ、精神的な不安を鎮める働きもあります」。

ー女性ホルモンの分泌量は、年齢によって変わりますか?

「女性ホルモンは20代後半をピークに、それからだんだん分泌量が下がっていきます。特に多くの女性が閉経を迎えるという48~52歳前後には、その量が一気に減少します。この急激なホルモンの減少によって、さまざまな不調を訴える女性は多いですね。

加齢に伴って女性ホルモンが減少するのは自然なことですが、そのほかに女性ホルモンの分泌量を低下させてしまうものとして、『無理なダイエット』や『ストレス』があげられます。極端な食事制限で栄養不足になったり、強いストレスを受けたりすると、ホルモンの分泌がうまく機能しなくなり、女性ホルモンの分泌量に影響が出ることもあるのです」。

ホルモンバランスの乱れで出る不調とは?

年齢だけではなく、食生活やストレスの影響も受けるという女性ホルモン。それでは、ホルモンのバランスが乱れると、健康や美容面において、どのような影響が出るのだろうか。

ー女性ホルモンが乱れることで、どのような症状が出ると思うか尋ねたアンケートでは、「ほてり(ホットフラッシュ)」「生理が不規則になる」「肩こり」「イライラ」といった回答が多くなっていました。実際は、どのような症状が現れるのでしょうか?

「当院に来院する患者様も、ほてりや生理不順、肩こり、イライラなどを訴える方が多いです。その他にも、シミ・シワ・肌のくすみ、頭痛、セルライトが増えるなど実に多岐にわたる症状が現れます。意外な症状として、関節の痛みや皮膚の乾燥、もの忘れなどもあります」。

女性ホルモンの低下でどんな変化が出ると思いますか?

ー関節痛や皮膚のトラブルというと、違う診療科を受診してしまいそうですね

「そうなんです。まさか女性ホルモンが関係しているとは思わないので、さまざまな病院を受診するのですが、症状は一向に良くならない。ようやく女性ホルモンの乱れが原因とわかって、ホッとする患者様もいらっしゃいますね。もちろん、すべての関節痛やもの忘れが女性ホルモン不足に起因しているわけではありませんが、さまざまな心身の不調に影響を及ぼしていることがわかっています」。

「また、女性ホルモンというと「婦人科」というイメージをお持ちの方が多いようですが、女性ホルモンはこれだけ多くの領域に影響を及ぼしますので、全身をトータルにみて専門的な治療を行うことが重要です」。

女性ホルモンバランスを整えるためには

次いで、「女性ホルモンのバランスを整えるために普段心がけていること」について尋ねたアンケート結果を紹介しよう。多くが「睡眠を十分に取る」「食生活に気を付ける」「運動をする」と回答している。

女性ホルモンのバランスを整えるために普段心がけていることはありますか?

ー「十分な睡眠」「運動」「食生活の改善」は、女性ホルモンのバランスを整えるのに効果的ですか?

「どれもとても大切なことですが、より効果的にするためにはいくつかのポイントがあります。まず『睡眠』ですが、"質の良い睡眠"を取ることが重要。だらだらと長く眠るよりも、深い睡眠がとれるよう工夫しましょう。食事に関しては、何よりも『栄養バランス』を考えて頂きたいですね。『大豆イソフラボンが女性ホルモンにはよいから』と、大豆製品ばかり摂取する方もいらっしゃいますが、大豆だけではなく、魚や肉など動物性のたんぱく質もバランスよく摂取することが大切です。そして『運動』も、有酸素運動と筋肉トレーニングをバランスよく組み立てるようにしましょう」。

ホルモン補充療法とは

女性ホルモンのバランスを整えるために、睡眠や食生活の改善、運動が有効であることがわかったが、そのほかの方法として「ホルモン補充療法」というものがあるという。このホルモン補充療法について知っているかアンケートしたところ、30代の71.0%、40代の79%、50代の57%、60代以上の62%が「知らない」と回答した。特に30代、40代の認知が低いようだ。

ホルモン補充療法をご存知ですか?

また、「知っている」と回答した人に、ホルモン補充療法に対するイメージを聞いたところ、「怖い」「不安」という意見もあった。

ーホルモン補充療法に対して、不安を感じている女性も多いようです。ホルモン補充療法とは、具体的にどのようなことを行うのですか?

「ホルモン補充療法とは、その名の通り、不足している女性ホルモンを補う治療法のことです。内服薬や皮膚に貼るパッチ剤などさまざまな薬剤がありますが、当院ではクリームを塗ってホルモンを皮膚から吸収させる方法を採用しています。皮膚から吸収させる方法は、血中のホルモン濃度の上昇もゆるやかで、長期投与にも適しています。

また、一人ひとり女性ホルモンの分泌量は異なるもの。そのため、治療を始める前には『ホルモンドック』」にて、女性ホルモンやその他のホルモン値を計測します。同時に腫瘍マーカーなども確認。事前に検査をしっかりと行い、必要最小限の女性ホルモンを補充します。

ホルモン補充療法で使われる女性ホルモンは、天然のものと合成のものとがありますが、当院が採用しているのは天然のものです。生物由来のナチュラルホルモンは、身体への負担が少ないといわれています」。

事前にしっかりと検査を受け、ナチュラルホルモンを、一人ひとりに合わせた濃度で投与する。ホルモン補充による影響を心配していた人も、これなら抵抗なく受けることができるのではないだろうか。

また、前述のとおり、女性ホルモンの量には個人差もあり、生活習慣が及ぼす影響も大きい。したがって更年期を迎えてから慌てて対処するのではなく、若いうちから自分のホルモンバランスについてきちんと把握しておくことが大切だ。更年期はまだ先だからと思わず、まずは「ホルモンドック」で自分のホルモン値を知り、必要な部分を早めにしっかりとケアしていくことが、美しく健康に年を重ねる重要な鍵といえそうだ。

「ウィメンズヘルスクリニック東京」(旧AACクリニック銀座)

ウィメンズヘルスクリニック東京」は、女性ホルモンを中心として、ホルモンバランスに着目した医療を提供するクリニックだ。女性ホルモン値の測定を行う「ホルモンドック」や、ホルモンバランスの乱れや分泌量の低下による不調を緩和する「ホルモン補充療法」などを受けることができる。

院内は明るく、清潔感あるオシャレな空間となっている

<ホルモンドック>

  • スタンダード

血液や尿の検査で、各種ホルモンの数値を測定するほか、PWV検査、体組成検査、骨密度検査や、酸化ストレス度検査、抗酸化力検査がセットになっている。価格は35,000円(税別)

  • プレミアム

スタンダードよりさらに詳しく血液検査(60項目以上)を行うほか、内脂肪測定がセットになっている。価格は60,000円(税別)

<ホルモン補充療法>

天然のホルモンクリームによる治療。事前に検査を行い、一人ひとりに最適な種類と量を調整し処方。価格はホルモンクリーム35,000円~(税別)

その他にも、女性専門の頭髪治療や、点滴、注射、光治療を用いた美肌治療、メディカルアートメイクなども行っており、女性の美と健康を幅広くトータルにサポートしている。
このほど、医療の場を東京都・銀座から丸の内に移してグランドオープンした。敷居の高い医療機関ではなく、"かかりつけ医"のような患者に寄り添うことができる存在を目指すという。

待合室も黄色トーンで温かみのあるカラーで安心感がある造りだ

記事監修

浜中聡子(はまなか さとこ)

医学博士。北里大学医学部卒業。ウィメンズヘルスクリニック東京 院長。米国抗加齢医学会専門医、国際アンチエイジング医学会専門医などの資格を多数取得。抗加齢医学と精神神経学の専門家で、常に丁寧な診察で患者に接する。

調査時期: 2017年5月26日~2017年6月2日
調査対象: マイナビニュース会員 30代~50代が各120名、60代以上が50名
調査数: 410人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

[PR]提供:ウィメンズヘルスクリニック東京

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