業務効率化やコスト削減の手段として普及が進むWeb会議システム。一方、実際に導入してみたものの、現状のシステムに不満を感じている人も多い。その中でも、特に多く挙げられるのが、音声や映像の「質」。なぜ、このような不満が上がってしまうのか。それはWeb会議システムが、あくまで業務効率化とコスト削減の手段として捉えられてしまっているからだろう。

本記事では、そんなWeb会議システムのありかたに一石を投じるべく、Japan IT WeekにWeb会議システム「OmniJoin」を出展したブラザーの意図と当日の出展ブースの模様を紹介する。

Japan IT Weekに出展したブラザーのWeb会議システム「OmniJoin」ブースの模様。3日間で延べ1000人以上がブースに来場し、その多くは営業やマーケティング担当の方だったとのことである。

あえて「Web&デジタルマーケティングEXPO」に出展した意図

2017年5月10日~12日に開催されたJapan IT Weekは、さまざまなIT分野のテーマからなる複合的な展示会。通常、同じ分野のスペースには、類似ソリューションの展示ブースが並ぶもの。だが、ブラザーブースの周囲には、Web会議をはじめとしたコミュニケーションのソリューションブースは見当たらない。それもそのはず、今回ブラザーが出展した分野は「Web&デジタルマーケティングEXPO」である。

「ほとんどの競合ソリューションは、モバイル活用展かクラウドコンピューティングEXPOに出展しています。あくまで私が見た限りですが、この分野で出展している他社さんはいないのではないでしょうか」と語るのは、ブース担当のマーケティング推進部 原敬三氏だ。

ブラザー販売 マーケティング推進部 原敬三氏

「一般的に、Web会議システムは業務効率化やコスト削減の手段として考えられています。そうした観点からすると、確かにデジタルマーケティング分野への出展は、方向性が違うように感じられるかもしれません。しかし、Web会議システムは、営業や広報活動、そしてユーザーサポートのツールとしても活用できます」と同氏。

例えば、営業マンが顧客に対して自社サービスの説明を行う際、エンジニアの同行を希望するケースはよくある。だが、他の業務が立て込んでおり、エンジニアに同行を断られてしまうことも多いと聞く。そんなとき、このWeb会議システムを利用してみたらどうだろうか。営業マンがタブレットを持って顧客先に出向きさえすれば、エンジニアは社内からタブレットの画面を通じて説明することができるだろう。

このような使い方ができれば、Web会議システムは単なるコスト削減の手段ではなく、あらたな価値と利益を生み出す魔法の杖となりうるのだ。

「Web会議システムを単なる便利ツールではなく、新しい可能性を生み出すものとして見てもらいたい。そんな思いを込めて、あえてこの分野で出展をしました」(原氏)

Web会議システムを利用すれば、オンライン上で営業同行が可能

営業・広報ツールであるのなら音質と画質をおろそかにはできない

近年、Web会議システムの利用者から挙がる不満の多くが、回線の切断や音質・画質に関するものである。Web会議システムの導入時に「コスト削減」を重視しすぎてしまうと、どうしても音質や画質を軽視してしまいがちになる。だが、実際に使用する際に、最もユーザーが不満を感じる部分こそ音声や映像などの「質」なのだ。

「社内で使うことを前提にしてしまうと、価格と使い勝手ばかりに目がいってしまいます。もちろん、それも重要ではありますが、コミュニケーションとしてのツールである以上、最重要ポイントは、しっかり聞き取れることと、相手の表情がわかることです」と原氏は語る。

「声はまだしも、表情までわかる必要はないのでは?」と考える人もいるかもしれない。だが前述のように、Web会議システムを「営業ツール」として利用するのであれば、顧客の表情が読み取れるかどうかは非常に重要なポイントとなる。(社内であっても、時と場合によっては、上役の表情が読み取れるかどうかは重要だろう。)

「Web会議システムは、オンライン授業やユーザーサポートなど、サービスの提供手段としても利用が広がっています。その場合、音質と画質の劣化は、サービスの低下にもつながります。将来的な広がりを考えるのなら、音声と映像の質は、まっ先にチェックするポイントでしょう」(原氏)

後日、原氏より伺った話によると、ブースへの来場者の中にも、現在のWeb会議システムにおいて、音質に不満を持つ方が多かったとのことである。

ブースでは、名古屋と東京をつなげたデモが実施されていた

初期費用0円で高品質のWeb会議を実現するブラザーの「OmniJoin」

今回、ブラザーが展示した「OmniJoin」は、Web会議システム最大の課題である「音声と映像の質」にこだわった製品。最大解像度フルHD(1920x1080)、回線速度に応じた通信制御技術で、音声・映像の安定性を確保している。

原氏によると、質と安定性については、導入している顧客からも非常に高い評価を得ているとのことだ。ミシンやプリンターなどで有名なブラザーが提供するシステムである点も、ユーザーに安心感を与えている要因だろう。

「ただ、どれくらい音質や画質がいいのかは、実際に使ってみないとわからないと思います。ですから、まずは2週間の無料トライアルで体験していただいて、その上で判断していただければ幸いです。体験してくだされば納得していただける。その自信はありますよ(笑)」と同氏。

「OmniJoin」の料金は月額9,600円~(税別)で、なおかつ初期費用無料。さらに初月0円となっている。 また、同社サイトには、100拠点を接続した社内会議や大学におけるオンライン授業、中古買取品のWeb査定といった非常に多岐にわたる「OmniJoin」の導入事例が紹介されている。こちらも参考にしてみてほしい。


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