クラウドライセンスでどこでもSolid Edgeを利用可能

Surface Proを使って外出先でSolid Edgeを動かし、ペンとタッチ操作のみで3Dデータの簡単なベースデザインを完成させたS氏。モバイル通信を利用してできあがった3Dデータをクラウドにアップロードし、次の営業先へと向かう。

S氏が別件のプレゼンテーションをしている間に、本社ではさきほどS氏がクラウドにアップロードした3Dデータのベースデザインを上司が確認。本日2件目のプレゼンテーションを終え帰社したS氏は、すぐに上司と打ち合わせを行い、GOサインをもらう。S氏はそのまま、オフィスのワークステーションで細部の設計に取り掛かった。

Solid Edgeのライセンスをクラウド上に置いておけば、ログインするだけでどこでもSolid Edgeを利用することができる。もちろんファイル共有にも対応

このような連携を行えるのは、Solid Edgeが設計環境のクラウド化に対応してきているからだ。標準的なクラウドベースのソフトウェアで簡単にファイルを共有できるのはもちろん、クラウドライセンスによって1ライセンスあれば様々な端末からSolid Edgeのすべての機能に簡単かつ柔軟にアクセスできる。また、ユーザーごとの環境設定も引き継がれるので、いつも通りの環境で作業を進めることが可能。つまり、ライセンスをクラウド上に置くことで、客先や自宅のPCからでもSolid Edgeにログインすることができるのだ。

STLデータを読み込んで3D CGソフトと3D CADソフトの連携も

このようにして、S氏は忙しいスケジュールの合間を縫って迅速に基本設計を終えた。できあがったデータは、社内にある3Dプリンターによってすぐに出力され、改めて社内の評価を待つことになる。

明日の仕事に備え、S氏は3Dスキャナーで立体形状のスキャニングを開始。Solid Edge のリバースエンジニアリング機能を利用して、3Dスキャンで得られたSTLデータを読み込み、編集可能なCADデータに変換した。

Solid EdgeはSTLデータの読み書きとファセットデータの編集に対応。さまざまな3DCGソフトとの連携や3Dプリンターへの出力が行える

このSTLデータの読み込みや書き出しも、Solid Edgeの特徴のひとつだ。たとえば、3D CGソフトで作成したファセットをSTLデータにすれば、本来仕組みの違う3D CGソフトと3D CADソフトの連携も可能となる。さらに、Solid EdgeST10にはファセットデータをCADデータとして取り扱い、穴を開けたり突起を追加したりできる「コンバージェントモデリング」が実装されている。つまり、STLをベースに望みのモノを設計して、そのまま3Dプリントすることも可能だ。

Solid Edgeで作成した3Dデータを直接3D Builderで開くことも可能


Surface ProとSolid Edgeが実現する新しい働き方

こうして1日の仕事を終えたエンジニアのS氏。彼の1日は、設計に携わる人たちが思い描いていた仕事の進め方そのものではないだろうか。Solid Edgeはマイクロソフトと協力体制を築くことで、“モバイルでの3D CAD運用”を実現した。

Surface ProとSolid Edgeは、プロジェクトごとに形態が細分化し、異なる技術を持った中小さまざまな会社が関わる現代のビジネススタイルに適した製品といえるだろう。

シーメンスPLMソフトウェアのWebページには、45日間試用できる無料評価版も用意されているので、気になったユーザーはぜひ1度使い勝手を試してみてほしい。

SurfoceとSolid Edgeがコラボ!?
第28回 設計・製造ソリューション展 (DMS)

日本最大の製造業向けITソリューション展「設計・製造ソリューション展(DMS)」では、Surfaceを使用したSolid Edgeのデモ展示が行われます。ご興味がある方は、ぜひシーメンスのブースまでお立ち寄りください。

■日時>
2017年6月21日(水)~23日(金)
10:00~18:00(23日のみ17:00終了)

■場所
東京ビッグサイト 東2ホール
小間番号:29-34

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