【特別企画】

JALホノルル線で、自分のスタイルに合った旅を楽しもう

秋本俊二

日本人に最もポピュラーな旅行先の一つ、ハワイ。年齢や性別を問わず、旅行によく行く人で、「ハワイ未体験」という人はごくごく少数派ではないだろうか。空港で20代から50代までの一般旅行者に「初めてハワイに降り立った時期」についてインタビューすると、「子供の頃に親に連れられて行ったのが最初です」「学生時代にみんなで旅行した思い出が忘れられません」「私は新婚旅行を兼ねてホノルルで挙式を挙げました」などさまざまな答えが返ってくる。

100人いれば100通りのハワイ体験談があるが、共通しているのは、一度ハワイを旅するとその大多数がリピーターになることだ。何度訪れてもハワイには新しい発見がある。ホノルルのワイキキビーチでのんびりリゾートライフを過ごすのもいいし、ショッピングを楽しんだりアクティブにマリンレジャーを満喫したりするのもいい。最近はオアフ島だけでなく、手つかずの大自然やローカルな街並みが魅力のハワイ島やマウイ島、カウアイ島へ足を伸ばす旅行者も増えてきた。それだけの懐の深さをもつデスティネーションだからこそ、二度でも三度でも訪れたくなるのだろう。

ところで、旅行者のなかには「現地に到着しないと旅が始まらない」と考えている人が意外と多い。そんな人たちに、私はこうアドバイスしている。「日本の空港のゲートをくぐった瞬間から旅を始めないと、時間の無駄ですよ」と。

たとえば東京からホノルルまでのフライトは、往路が7時間超で、復路が8時間超。往復で15時間以上を機内で過ごすことになる。標準的な4泊6日の旅程を考えるとして、そのうちのほぼ丸一日を単なる「移動の時間」と考えてしまっては、せっかくの休日がもったいない。客室乗務員の心をこめたサービスでもてなされながらの空の旅も、いっしょに楽しんでしまう。それが私の旅のスタイルだ。

「機内で快適な時間を過ごすというのは、上級クラスの人たちの話でしょ。利用する航空会社によっても違うと思うし」

私のアドバイスに対して、そんなふうに反論する人たちもいる。エアライン各社は機内のシートのリニューアルを優先して進めてきたし、会社によってサービスに差があることも否定しない。私がハワイへの旅でよく利用するのはJAL便だ。成田からは一日に4便、中部や関西からも毎日運航しているので、旅の計画が立てやすい。そんなJALでハワイに行くときは、客室の仕様を新しくしたボーイング777-200ERでの旅がおすすめである。

JALはボーイング777-200ERを、ビジネスクラス42席、プレミアムエコノミークラス40席、エコノミークラス154席の計236席で運航している。進行方向に対してシートを斜めに配置した「ヘリンボーン型」のビジネスクラスは話題になった。2本の通路をはさんで横1列を「1-2-1」のわずか4席でレイアウト。「プライバシーが守られる上に、全席が通路側なのでトイレに立つ際も隣の乗客を気づかう必要がない」と利用者からの評価も高い。

では、エコノミークラスはどうか? エコノミークラスが「狭くて窮屈」というのは、もはや過去の話になりつつある。その古いイメージを払拭したのが、従来に比べ最大で約10センチの差を実感できるJALの「新・間隔エコノミー」だ。

実際にこのシートでホノルルまでの7、8時間を過ごしてみると、いかに快適かがわかる。「JAL SKY WIDER」と名づけられたシートは、背もたれ部分の約3センチのスリム化とシートピッチ(座席の前後間隔)を最大7センチ拡大したことで、足もとスペースは最大10センチ拡がり、文字どおりの「新・間隔」を体感できた。さらに特筆すべきは、利用者それぞれの旅行シーンを考え、シートのレイアウトにも独自の工夫を取り入れたことだ。

エコノミークラスのキャビンに足を踏み入れると、すぐにその"違い"に気づく。777では一般的だった「3-3-3」の配列に変え、JALは新仕様の777-200ERに「3-4-2」という変則的な並びを導入。このレポートの冒頭でも、家族旅行で行った人や学生仲間たちと旅したグループ、新婚旅行で行った人などの談話を紹介した。

ハワイには行く人の数だけ旅のスタイルがある。カップルなら2席並びの窓側を、仲間3人での旅なら反対側の3席並びをチョイスできるように考えられたのだ。最近私がホノルルへ飛んだときは、中央の4席並びのシートに着いていた家族連れを見かけた。通路側の2席に両親が座り、二人の小さい子供たちは両親に挟まれた真ん中の2席に。そうして、まるで自宅でくつろぐようにフライトを楽しんでいた。

次の夏休みにハワイ旅行を計画している人も多いだろう。自分たちのスタイルに合わせた思い出に残る旅を、日本の空港のゲートをくぐった瞬間からぜひスタートしてみてほしい。

筆者プロフィール:秋本俊二
作家・航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら新聞・雑誌、Web媒体などにレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。著書に『航空大革命』(角川oneテーマ21新書)や『ボーイング787まるごと解説』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(ソフトバンククリエイティブ/サイエンスアイ新書)など、近書に『JALの謎とふしぎ』(PHP研究所)や『羽田空港のひみつ 世界トップクラスエアポートの楽しみ方』(PHP研究所)がある。

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