4月から入学・入社など新生活をスタートさせた人も多いと思います。そんな新生活から1カ月が経ち、新しい環境にもある程度慣れたころではないでしょうか。そこで今回はいくら体験しても慣れることのない、過激な"裏の生活"、"裏の仕事"漫画を5作品紹介しちゃいます。

『土竜の唄外伝 狂蝶の舞(パピヨンダンス)』

『土竜の唄外伝 狂蝶の舞(パピヨンダンス)』(C)高橋のぼる/小学館

『土竜の唄外伝 狂蝶の舞(パピヨンダンス)』は、『土竜の唄』のスピンオフシリーズ。『土竜の唄』の数十年前を舞台にしており、日浦匡也が菊川玲二と出会う前を描いている。後に"クレイジーパピヨン"と呼ばれ、日浦組の組長として裏の社会で恐れられることになる日浦。時はバブル真っ盛り、18歳の日浦はとある喧嘩をきっかけに、日本最大級の広域暴力団である数奇矢会・阿湖義組組長の阿湖正義に気に入られ、ヤクザへの道を歩み始める。

本編での成熟した魅力はそのままに、その若さを武器とした無鉄砲なまでの生き様は、まさにクレイジーパピヨンと呼ばれるにふさわしい。日浦を語る上では欠かせない阿湖との関係や、"麻薬"関連のエピソードも盛り込まれている。

『土竜の唄外伝 狂蝶の舞(パピヨンダンス)』(C)高橋のぼる/小学館

『土竜の唄外伝 狂蝶の舞(パピヨンダンス)』(C)高橋のぼる/小学館

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『ピンキーは二度ベルを鳴らす』

『ピンキーは二度ベルを鳴らす』(C)うめざわしゅん/小学館

「"かわいい"と云う言葉は"かわいそう"から枝分かれしている。同情は侮辱だ」。男は懐から取り出した硫酸入りの試験管を手にしている。なぜそんな物騒なものを持ち歩くのか。「バカにしてくる人間に対して、誰より深刻な人間だと教えるためだ」。男の名はピンキー。車のシート下に潜り込めるほど小さな体躯の、闇社会の事件解決人だ。

息子のために罪を犯す母親、諸事情のため夜に働く女……。ピンキーの元にはいつもワケあり女が迷い込む。人間の欲望と業にうんざりし、自らを侮辱してくるものや、立ち向かってくるものには容赦がない。情のかけらなど一切ないように見えるピンキー。彼はこう語る。この世界に本物はいない、居るのはスターもどき、善人もどき、悪党もどきだ、と。だが、ワケあり女たちに救いの手を差し伸べたとき、ピンキーはこうも言うのだ。「所詮、俺ももどきってことさ!」と。

『ピンキーは二度ベルを鳴らす』(C)うめざわしゅん/小学館

『ピンキーは二度ベルを鳴らす』(C)うめざわしゅん/小学館

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『バイオレンスアクション』

『バイオレンスアクション』(C)浅井蓮次・沢田 新/小学館

暴力団の抗争に巻き込まれた"拷問専門の医者"は、依頼してきた組の手違いにより、無実の幹部を拷問のすえに殺してしまう。そのケジメを取る形で自分の家族を"処理"された医者。冷静を装う医者は、とある店に電話をかける。「なんでもやる子で なるべくイカれてない子を頼む」、「今日が、子どもの誕生日だったものでね」。デリバリー店「ぷるるん天然娘特急便」から派遣されたのは、店舗指名ナンバーワンのケイ。

どこから見ても普通の少女にしか見えないケイが鞄から取り出したのは、液剤、ガス、銃。彼女はあらゆる道具を駆使し、華麗な動きで組を壊滅させていく。「ぷるるん天然娘特急便」は殺し屋をデリバリーする秘密組織だったのだ。冷酷非道で残忍酷薄な殺し屋かと思えば、ターゲットである男の前で勉強をはじめてしまうような、日商簿記検定2級合格を夢見るゆるふわガールでもあるのだ。

『バイオレンスアクション』(C)浅井蓮次・沢田 新/小学館

『バイオレンスアクション』(C)浅井蓮次・沢田 新/小学館

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『うなぎ鬼』

『うなぎ鬼』(C)著者:落合裕介 原作:高田侑/少年画報社

「箱の中身がたとえうなぎの餌だったとしても それは生きてはいないことだけは確かだった」。ギャンブルに溺れ、借金で首が回らなくなった男・倉見勝。すんでのところで金融会社の社長・千脇に拾われ、借金の取り立てや、送迎車の運転などで口に糊をする生活を送ることになる。

そんなある日、千脇から不思議な仕事の依頼を受ける倉見。依頼人が待つ場所は、荒廃した町・黒牟にあるうなぎの養殖場・マルヨシ水産。そこで倉見と同僚の富田に課せられた指令は、臨時の特急便として運送の手伝いをすること。50~60キロのコンテナを運ぶだけで、1回15万円の報酬という破格の仕事。中身の分からないコンテナの中身はいったい何なのか。「うなぎってのはタンパク質なら なんでも喰っちまうんだそうだ」。倉見は、心のなかにある疑惑を拭いきれないでいた……。

『うなぎ鬼』(C)著者:落合裕介 原作:高田侑/少年画報社

『うなぎ鬼』(C)著者:落合裕介 原作:高田侑/少年画報社

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『バタフライ』

『バタフライ』(C)東元俊也/日本文芸社

デリバリーヘルス「バタフライ」は若妻からOL、現役JK、モデルまで多数の女の子を揃え、東京23区を出張エリアとしている風俗店。在籍している女性はシングルマザーや多重債務者、表社会では働けない人ばかり。そんな店の女の子たちを守るのが経営者の爆石 優。

「蝶を泣かした客には 血の裁きだ」、「女は体張って仕事してる! 男がそれ以上に体張らねぇでどうする!」。「バタフライ」は女の子たちを羽ばたかせるための店……、その信念を胸に爆石は、実質的な経営者である副社長の金城 将や新入社員の古賀とともに、女の子たちを守り、そして裏社会を生き抜いていく。

『バタフライ』(C)東元俊也/日本文芸社

『バタフライ』(C)東元俊也/日本文芸社

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