Classic 66 Whiteを使ったコーディネート

続いてコーディネートに挑戦してもらったのは、フィットネス業界でランニングコーチやパーソナルトレーナー、ウェルネスコーチなどをしているKULIA代表、田中康二さん。フルマラソンのタイムは2時間30分、ホノルルトライアスロンRUNタイム1位、ダナン国際マラソン優勝など華々しい経歴を持つアスリート企業家だ。田中さんにはClassic 66 Whiteを使ったコーディネートをしてもらった。こちらはアッパーが白のレザーで清潔感のあるモデルとなっている。「普段はトレーニングウェアが多いので、ビジネススタイルはたまに」だそう。

──今回のコーディネートのポイントは?

「お恥ずかしい話、服に関しては世間知らずなほうなので、カラーコーディネーターの方に相談して今回のコーディネートを決めました。明るめのカラーをできるだけ選んでいます。そういう点では、普段だと無難な選択になりがちですが、"こういうスタイルもアリなんだ"という驚きもあって楽しかったですね」

──ビジネスの場でスニーカーを履くことについてはどうお考えですか?

「仕事柄もありますが、ポジティブなイメージです。よっぽどエレガントな空間にいく場合じゃないと、革靴を履く機会のほうが少ないです。とはいえ、実はランニングシューズは履き心地などを意識して選んでいましたが、スニーカーについてはそこまで意識していなかったんですよ。今回、履いていて全然疲れないことにびっくりしました。足幅が広いので、固いシューズが苦手なんですが、すんなりと履けましたしクッション性が心地いいですね」

──普段はスポーツウェアが基本のスタイルとお聞きしましたが…

「そうですね、なのでいわゆるビジネスっぽい服装をすることはあまり多くないです。ただ人と会う機会はとても多いので、奇抜すぎるなど相手を不快にさせないような服装は常に心がけています。ですが、講演会など人の前に立つ仕事のときはある程度目立たなきゃいけないので、そのバランスは気にするように心がけています」

──今回は白のK・SWISSに合わせていただきましたが、白いスニーカーでのビジネスコーディネートはいかがでしたか?

「基本的に白は好きなカラーなので、しっくり来ました。以前、今回も相談したカラーコーディネーターの方に自分に合うカラーの診断を受けたことがあるんですが、暗い色が似合わないそうなんです。季節でいえば春ごろの色がいいそうで、そういう目線で服を選ぶと、私にとっては黒よりも白いスニーカーのほうが合う気がしましたね。最近はビジネスの場でもスニーカーの方は多い気がします。ビジネスカジュアルな職場だと革靴が似合わなくて、という話も聞いたことがありますね。自分のスタイルを演出するにあたって、スニーカーのほうが合っているのであれば、そっちを選んだほうがいいと思います」

田中さんのコーディネートは、白のボタンダウンシャツをノーネクタイで着用し、下はハーフパンツと少し挑戦的なスタイル。温かな色味のグレーのジャケットが全体の印象をやわらかくしており、奇抜すぎないさわやかなビジネスシーンを演出している。ハーフパンツからはマラソンなどのランニングで日々鍛えられた筋肉をのぞかせる。"自分をより良く提案する"というポイントをしっかりと押さえた、アスリートならではのビジネススタイルだ。