東京マラソンをはじめ、1~3月はマラソン大会がたくさん開催されるシーズン。大会に参加する方にはそれぞれ理由があるが、走るからにはタイムを1分1秒でも縮めたいと思う方が大多数ではないだろうか。特に毎日走ったり、ジムで鍛えたりしている方にとっては今までの成果を発揮する大切な場にもなるはず。少しでも速く走るためにはトレーニングが欠かせないとともに、体調管理や体づくりも重要となってくるだろう。

そこで今回は日々の体調管理や体づくりのために、タニタの家庭用体組成計インナースキャンデュアル「RD-800」を使っているトライアスロンのプロコーチ・河原勇人さんにインタビュー。体組成計を使うことでトレーニングや日々の体調管理にどのような影響があるのか、またインナースキャンデュアル「RD-800」の魅力についてお話を伺った。

河原勇人(かわはらはやと):トーシンパートナーズ・チームケンズに所属するプロコーチ。自身の経験から「身体に過度の負担をかけず、いかに心身の健康増進に寄与するか」をモットーとした指導を目指す。また、自身もトライアスロンをはじめとする様々な大会に参加するアスリートでもある。2008年、2011年宮古島大会優勝。2016年佐渡国際Aタイプ優勝

タニタの体組成計では最高峰モデルインナースキャンデュアル「RD-800」

現在もトライアスロンの大会などに参加する河原さんは、指導の合間を使って日々トレーニングをしている。今回のインタビュー場所に選んだ荒川彩湖公園では月2回ほどトレーニングをしているとのこと
撮影:雪岡直樹

体の状態やバランスが数値で見える

そもそも体組成計とは体重や体脂肪率に加え、筋肉量、内臓脂肪レベル、推定骨量といった体の組成を計測・表示する健康計測機器のこと。この体組成計を河原さんのようなアスリートたちはどのように使っているのだろうか。

――本日はよろしくお願いします。そもそもですが、アスリートの方は皆さん体組成計を使っているものなのでしょうか?

頻度や用途は違えども、使っている方は少なくないと思います。特に団体競技や実業団などチームで採用していることが多いですね。

――どのような用途で使うことが多いですか?

主な用途のひとつが体調管理ですね。例えば私が使っているインナースキャンデュアル「RD-800」は心拍数もはかることができるのですが、心拍数は疲れが溜まると体を回復させようとして数値が上がっていきます。なので、通常時と心拍数の数値が10%以上も違うようなときは、あまり無理をしてトレーニングしない、また指導している選手にもさせないようにしています。

――体の疲れが「感覚」ではなく、数値としてわかるようになるんですね。

そうですね。また、真夏などにすごく汗をかくようなトレーニングをするときには、脱水の目安として体重変動も意識しています。トレーニング前とトレーニング後を比較して、数値が違いすぎないかもチェックしますね。さらに、体水分率も表示されるので目安になります。心拍数もそうですが、体組成計を使うことで体の変化を数値で見ることができるので、健康状態が把握しやすくなりますね。

――チームで採用されているところが多いのは、選手の健康状態をしっかり管理できるからなんですね。

それは大きな理由だと思います。また、筋肉のバランスを把握する意味でも体組成計は活躍します。

――筋肉のバランスを把握できるとどのようなメリットがあるのでしょうか?

左右のバランスが違うとフォームが安定しなかったり、ケガに繋がってしまったりします。そのため、左右のバランスの違いを把握できれば、弱い側をウエイトトレーニングなどで調節することができ、それがフォームの安定やケガ防止にも繋がります。インナースキャンデュアル「RD-800」は部位ごとに筋肉量や脂肪率などがチェックできるので、左右でどれだけ違うのかも数値で分かりますね。

全身と5つの部位(左腕・右腕・左脚・右脚・体幹部)ごとの体脂肪率、筋肉量、筋肉スコアなどを測定できる

筋肉の質を評価できるインナースキャンデュアル「RD-800」

続いて、河原さんがインナースキャンデュアル「RD-800」を実際に使ってみて感じた、更なる特徴や魅力について伺った。

――今までもいくつかインナースキャンデュアル「RD-800」の特徴について触れていただきましたが、河原さんが考えるこの商品の最大の特徴は何でしょうか?

やはり、家庭用で初めて腕や脚の筋質点数(※)を別々にチェックできる点ではないでしょうか。筋質は見た目ではわからないものなので、これをチェックできるのは大きな特徴です。

(※)筋質とは
加齢や運動習慣により変化する筋肉の状態のこと。同じ筋肉でもお相撲さんとマラソンランナーでは必要な筋肉は異なるが、これは筋肉の量や部位だけではなく、筋質も重要な要素のひとつ。脂肪や筋肉の量は違っても、両者ともにアスリートのしまった筋肉(筋質が高い状態)を身に着けている。

筋質のイメージ。筋質についてはタニタの公式サイトでも紹介されている

――筋肉は量だけでなく、質も大切だということでしょうか?

そうですね。筋質点数は筋肉量よりも敏感に変化するので、トレーニングを休んだり、トライアスロンの大会で長時間の運動をしたときには数値の変化が顕著に表れます。私の経験になりますが、トレーニングの量を減らした年末年始の期間は筋質点数が結構下がりましたね。また、トライアスロンの大会後にチェックしたときは、筋肉が炎症を起こしたためか、筋質点数がガクンと落ちていました。こういった変化が分かることで、トレーニングの量や内容を今まで以上に調節しやすくなりました。

――日々の変化が分かりやすいのでトレーニングの量を増やしたり、減らしたりする指標になるということですね。

はい。昔は体が重かったり、違和感があったりしても決められたメニューだからやるという形でやってきましたが、それで集中力が続かなかったりケガをしてしまったりしたことがありました。でも筋質点数をチェックするようになってからは、筋肉の状態が分かりやすくなりましたので、その日の状態に合わせたトレーニングができるようになりました。結果として昨年は大きなケガをすることなく、元気に過ごせましたよ。

――成果が得られるとモチベーションも変わってきますよね。そのほか、実際に使ってみて感じたインナースキャンデュアル「RD-800」の魅力はありますか?

日々の数値が測定できるだけでなく、スマートフォンと連動したアプリを使うことで変化を見られるのが魅力ですね。数値の変化を見ればトレーニングが順調にできているのか、それとも何かを変えたほうがよいのかが一目瞭然です。

――それは便利ですね。

はい、また基準と比較できる部位ごとのチャートが出るのも助かります。体幹の筋肉量スコアの数字が+1と表示されるとモチベーションの向上にも繋がりますよね。

日々の変化やチャートもひと目で分かる

――数値が伸びると確かに次も頑張ろうという意欲に繋がると思います。

こういった数値の変化が見られるのは、家で毎日のように測定できる家庭用体組成計だからこそだと思います。家庭で簡単に測定できて推移も見やすいので、本格的にスポーツに打ち込みたい方にはぜひオススメしたいですね。一アスリートとして、こういう商品が広まって日本全体のスポーツライフがもっと活発になれば、と思っています。

筋質点数や筋肉量などが自宅でも簡単に測定できる

河原さんの測定結果。結果を見た河原さんは「年末年始を挟んだから体脂肪率が上がっています。トレーニングをがんばらないと……」と、少し悔しそうな様子でした

今回インタビューに応じてくれた河原さんが使用しているインナースキャンデュアル「RD-800」は5万3,784円(税込/オープン価格のため、想定価格)と、1万円前後が主流の体重計・体組成計カテゴリにおいてはかなり強気の価格設定である。

しかし、筋質点数はもちろん筋肉量や体脂肪率も部位ごとに測定でき、測定項目も体水分率や推定骨量、体内年齢、全身+左右両腕両脚の筋質点数、内臓脂肪レベルなど26項目と充実している点を考慮すれば妥当な価格ではないだろうか。今後のスポーツライフをより充実させたい、健康に体を鍛えたいという方はぜひお手に取ってみていただきたい。

インナースキャンデュアル「RD-800」はオンラインショップにて販売中

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