【特別企画】

Autodesk公認のユーザーコミュニティがmouseの3D CAD向けエントリーモデル「MousePro-S276G-WS」の実力を解説

ドラフターによる手書きから、2D CADの登場で飛躍的な進化を遂げた設計業務。そして現在は、建築、土木、設備などさまざまな業界で3D CADが主流になりつつある。その中でもスタンダードなソフトウェアの1つとして、Autodeskの「AutoCAD」が挙げられるだろう。

しかし3D CADは一般的な事務用PCと比べて高いパフォーマンスを必要とするのもまた事実。事務用のミドルクラスモデルを転用していたり、数世代前のCAD向けモデルを使っているユーザーは「3Dオブジェクトがスムーズに移動・回転しない」「作業中にFatal errorと表示されて突然AutoCADが落ちる」「作業中のデータが失われないように自動保存の間隔を短くしたら、中断が多くて仕事にならない」など、日頃からストレスを感じているのではないだろうか。また一方で、「買い換えたいけれど3D CAD向けモデルは高い」「どの製品を選べば良いのか分からない」といった声も多く聞かれる。

そんな中、Autodesk公認のユーザーコミュニティ「AUGIjp(Autodesk User Group International)」に、マウスコンピューターの3D CAD向けエントリーモデルが導入されたという情報を入手した。AUGIjpは、Autodesk製品のユーザー同士が互いに助け合える環境を提供している団体だ。

マウスコンピューターでは、こうしたAUGIjpの活動をハードウェア面で支援するべく、2017年1月に協賛企業として法人モデル「MousePro-S276G-WS-HGH (以下、MPro-S276G-WS)」と23型ワイド液晶ディスプレイ「iiyama ProLite XUB2390HS-2」の機材提供を行ったのである。そこで今回はAUGIjpの協力を得て、同団体のオフィシャルマシンとなったMPro-S276G-WSに関するベンチマークを実施。実際の使用感なども含めてレポートしよう。

AUGIjpの協力のもと、同団体のオフィシャルマシンとなったMPro-S276G-WSに関するベンチマークを行った

3D CAD向けエントリーモデルとしての要件を網羅したスペック

レビュー対象となるMPro-S276G-WSの主なスペックは、CPUがインテル Core i7-6700 プロセッサー、OSはWindows 7 Professional 64ビット(Windows 10 Proダウングレード版)。メモリは16GB(DDR4)、ストレージが240GBのSSDで、グラフィックカードは3D CADの描画に用いられる「OpenGL/Direct3D」に最適化された「NVIDIA Quadro K620 (VRAM 2GB)(以下、Quadro K620)」を採用。これだけの性能を有していながら本体のみで13万円台(送料/税込)と、同価格帯の3D CAD向けエントリーモデルと比べて圧倒的なコストパフォーマンスを実現し、経営者にとって一括償却資産で処理できる金額は魅力的だ。

この中でも特筆すべきは、やはりQuadro K620の存在だろう。今回はその性能を見極める方法として、Quadro K620を装着した状態と、グラフィックカードを外したインテル Core i7-6700の内蔵GPU「インテル HD グラフィックス 530」の状態で、AUGIjp独自のベンチマークを実施した。ベンチマークは、ファイルサイズが異なる3種類のデータを使用し、AutoCAD上でオブジェクトを回転させた際のフレームレート(1秒間あたりに表示できるフレーム数)を測定するというもの。実際のベンチマークでは、9種類の表示スタイルごとに3回測定し平均値を取得しているが、この中から今回は特にエントリー向けとして使用頻度が高いと思われる4種類の表示スタイルを抽出してみた。

ちなみに、フレームレートの単位である「fps(frames per second)」はフィルム映画が24fps。テレビ放送の場合はプログレッシブ方式とインターレース方式の違いはあるが約30fpsというのが1つの目安になるだろう。

ベンチマークはファイルサイズが異なる3種類のデータを使用して行われた※クリックで拡大

  • 使用データおよびファイルサイズ
AUGIjpロゴ1 965KB
AUGIjpロゴ2 5,410KB
NVIDIA本社3Dモデル 9,787KB
  • 使用表示スタイル
ワイヤーフレーム 境界を表す直線と曲線で3Dオブジェクトを表示する
リアリスティック オブジェクトをシェーディングし、ポリゴン面間のエッジを滑らかに表示。オブジェクトにアタッチしたマテリアルも表示する
コンセプト オブジェクトをシェーディングし、ポリゴン面間のエッジを滑らかに表示。シェーディングでは光の当たり方を寒色から暖色の色変化で表現する
Xレイ 面の不透明度変更によりオブジェクトを半透明に表示する
  • MPro-S276G-WSのベンチマーク結果
使用データ 表示スタイル インテル HD グラフィックス 530(単位:fps) Quadro K620(単位:fps)
AUGIjpロゴ1
(965KB)
ワイヤーフレーム 198 490
リアリスティック 186 394
コンセプト 119 204
Xレイ 112 169
"AUGIjpロゴ2
(5410KB)"
ワイヤーフレーム 114 201
リアリスティック 95 122
コンセプト 42 52
Xレイ 35 41
"NVIDIA本社3Dモデル
(9787KB)"
ワイヤーフレーム 140 278
リアリスティック 96 135
コンセプト 63 56
Xレイ 73 66
  • 総合評価
ワイヤーフレーム インテル HD グラフィックス 530:☆☆
Quadro K620:                          ☆☆☆☆☆
リアリスティック インテル HD グラフィックス 530:☆☆
Quadro K620:                          ☆☆☆☆
コンセプト インテル HD グラフィックス 530:☆
Quadro K620:                          ☆☆
Xレイ インテル HD グラフィックス 530:☆
Quadro K620:                          ☆☆

※この検証結果は参考であり、すべての環境でこの結果を保証するものではありません。

ベンチマーク結果を見ると、NVIDIA本社3DモデルのコンセプトおよびXレイでインテル HD グラフィックス 530がわずかに上回っているが、こちらは数値的に誤差の範囲。その他の項目はすべてQuadro K620が圧勝で、平均すると約1.5倍、AUGIjpロゴ1のワイヤーフレームでは約2.5倍もの差が見られた。また、インテル HD グラフィックス 530の状態でも3D CAD向けエントリーモデルとしては非常に優秀なスコアであり、この結果からもMPro-S276G-WSが持つ基本スペックの高さ、そして3D CADに対するQuadro K620の有効性が伺える。

AUGIjpでハードウェアプロジェクトマネージャーを務める担当者は「Quadro K620はOpenGL/Direct3Dに最適化されているため、3D CADの描画処理で大きな差が出ます。3Dオブジェクトを表示し回転させるという、普段の何気ない操作がストレスなく行える。これが業務効率に関わる大切なポイントなんです」と語る。

また、Quadro K620を含む全体としての仕上がりについても「3D CAD用のマシンはバランスが重要で、どこか一部だけが欠けていても使いづらくなります。その点、MPro-S276G-WSはエントリーモデルとして高次元でバランスが取れていますね。建築、土木、設備などの分野では即戦力になりますし、一般的に取り扱うデータサイズが大きくなる製造分野でも、町工場クラスの業務なら十分にカバーできるでしょう」と続けた。

実際、MPro-S276G-WSはエントリーモデルながら、グラフィックカード以外でも主要な構成パーツのレベルが高い。たとえば、AutoCADと同時にメールクライアントやExcelなど通常業務で使うソフトウェア、そして設計に必要な各種資料を同時に開くようなシチュエーションでも、4コアのインテル Core i7 6700 プロセッサーと16GBのメモリにより快適に作業可能だ。

ストレージに関しても、240GBのSSDを採用しているメリットは大きく、AUGIjpの担当者は「HDDの場合、自動保存中に操作を受け付けなくなる時間がストレスに感じますが、SSDなら瞬時に終わるのでまったく気になりません。また、フォルダ内のサムネイル表示も高速なので、ファイルの中身がすぐに分かって便利です」と説明する。

細部までこだわりぬいた”国産品質”ならではの魅力

続いてはスペック以外の部分について、実際の使用感を見ていこう。3D CAD向けモデルというとミドルタワーケースをイメージするかもしれないが、MPro-S276G-WSの筐体はSOHOなどでも使いやすい省スペース設計。一方で3.5インチベイ×1の空きがあるため、データ保存用にHDDを追加するなど拡張性も考えられている。またキーボードは、3D CAD操作で必須となるテンキー搭載(109日本語キー)ながらコンパクトにまとまっており、机上に資料などを拡げて作業することが多い設計業務に最適だ。長時間の業務でも疲れづらい、スタンダードなキー配列と十分なキーストロークも魅力といえる。

MPro-S276G-WSの筐体は、限られたスペースでの作業を可能とする省スペース設計であることが特長

キーボードは、3D CAD操作で必須となるテンキー搭載かつコンパクトな設計

使われているパーツ類も高品質で、AUGIjpの担当者によるとベンチマーク中でもファンの音や熱による処理能力の低下が気になることはなかったという。

「コンデンサキャップ付きのマザーボードを使用しているあたりにも信頼性の高さが伺えますし、納得の国内品質ですね」(AUGIjp担当者)

細かい部分では、マザーボードの映像出力端子にカバーが取り付けられているのもポイントだ。本製品ではQuadro K620の映像出力を使用するため、通常はマザーボードの映像出力に触れることはない。しかしPC自体の設置に慣れていないと、誤ってこちらに接続してしまうケースも多いことから、こうしたカバーが取り付けられているのである。こうした細かい配慮にも、国内製造をウリとするマウスコンピューターならではのこだわりが表れている。

そしてもう1つ、DisplayPortからDVIへの変換コネクタが標準で付属している点にも注目したい。CADによる設計は各種資料を見ながら作業することが多いため、シングルディスプレイよりもデュアルディスプレイ環境の方が圧倒的に作業効率が高くなる。そこでCAD用のPCへ買い換える際、従来使っていた液晶ディスプレイを流用することも多いのだが、古い機種の大半はDisplayPortに対応していないのである。そんな時にこの変換コネクタがあれば、余計な出費なしで簡単に接続できるというわけだ。

ビジネス用途でも安心して使える高い信頼性と対応スピード

また、ビジネス用途で使用するにあたり、サポート面の充実にも注目したい。まずMPro-S276G-WSを含めて、マウスコンピューターのMousePro製品全機種で、運送業者がPCの設置場所を訪問して製品を預かり、同社サポートセンターへ回収の上修理を行うピックアップ保証(オプション追加で最大5年間)が標準で1年間無償だ。また24時間365日対応の電話サポートも付属している。2016年12月5日からは「LINE」でのサポートもスタートし、より手軽に問い合わせができるようになったのも嬉しいところだ。もちろん、サポートやマニュアル類は完全に日本語対応なので、海外メーカーのように英語力を必要としたり、対応が遅れるような心配もない。さらに、公式サイトでシリアル番号を入力するだけで、その機種に対応するドライバが一覧表示されるといった工夫も魅力といえる。

2016年12月5日から「LINE」でのサポートもスタート。 「自動サポートサービス」(自動応答)と、オペレーターとリアルタイムで対話ができる「リアルタイムトークサービス」の2つの方法でサポートを受けられる

このようにMPro-S276G-WSは、3D CAD向けエントリーモデルとして十分すぎるコストパフォーマンスを発揮してくれる製品だ確かにこれまで使っていたCAD用PCを使い続ければコストは抑えられるが、処理速度が高まればそれだけ作業効率は向上。また、処理の遅さやエラー落ちなどのストレスから解放されると考えれば、仕事に対するモチベーションも大幅に上がってくる。これらを人件費に換算すれば、むしろ企業としては安い投資といえるのではないだろうか。これから3D CADの活用に取り組む企業はもちろん、従来機種のリプレイスを考えている企業にもぜひお勧めしたい。

なお、AUGIjpでは2017年2月18日(土)に、大阪のトラストシティ カンファレンス・新大阪でワークショップ「WorkShop KANSAI 2017」を開催する。今回は「2Dと3Dの連携」をテーマに、有識者が登壇するさまざまなセッション、AutoCADのオペレーションナンバーワンの座を決める「O-1グランプリ」、ノベルティじゃんけん大会や懇親会などを実施する予定だ。興味のある方は、こちらもぜひ参加していただきたい。

MousePro-S276G-WS-HGH

マウスコンピューター webサイト
http://www.mouse-jp.co.jp/

CAD設計・3DCG・VR・映像編集向け NVIDIA Quadro 搭載パソコン webサイト
http://www.mouse-jp.co.jp/business/quadro/

AUGIjp

AUGIjp はオートデスク株式会社公認の、AutoCADをはじめとするAutodesk製品のユーザーグループです。 ユーザーの技能向上や情報収集、交流の場として、協賛企業様にご協力頂きながら、「学びと交流」を支援するユーザー参加型のイベントを年に数回開催しています。 直近では2月18日(土)に新大阪にて、「2Dと3Dの連携」をテーマにしたイベント「WorkShop KANSAI 2017」を開催いたします。

■「WorkShop KANSAI 2017」の詳細はこちら

(マイナビニュース広告企画:提供 マウスコンピューター)



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