iiyamaの「ProLite XUB2492HSU」は、ユーザーにとっての「見やすさ」を追求したディスプレイだ。邪魔になる額縁は限りなく狭く、ちらつきや眩しさも低減。ブルーライトを減らすなど目に優しい機能も搭載している。より快適な環境で作業やゲーム、映像などを楽しみたい人にぴったりのディスプレイを紹介しよう。

「見やすさ」を追求したディスプレイ「ProLite XUB2492HSU」

デュアルディスプレイにも最適! 非表示部約6.3mmの狭額縁モデル

iiyamaの「ProLite XUB2492HSU」は、23.8型のIPSパネルを採用したディスプレイだ。狭額縁であることを特徴としたモデルだが、その狭額縁ぶりは一目見て印象に残るほど。ディスプレイ本体のほとんどが液晶パネルといったデザインだ。

しかも、液晶の端にどうしても存在する非表示部分を非常に狭くしたことで、本体の外端から実際に映像が表示される部分までの距離は、約6.3mmと非常に狭い。ディスプレイパネルとベゼル部分にほぼ段差がないフラットデザインを採用していることもあり、段差のせいで暗く感じるような部分もない。本体を最大限に表示エリアとして利用できる設計だ。

ベゼルは極限まで狭く、非表示部もほとんどない狭額縁モデルだ

1台で利用したときにも、当然、快適に利用できる場所が広いというメリットがあるが、この威力を特に感じられるのは2台を並べたデュアルディスプレイ環境だろう。通常のデュアルディスプレイ環境では、2台並べたときに中央部がベゼル2つ分の隙間になってしまう。これが本機なら2台分でも12.6mmにしかならない。数字で見ると大きいように感じるかもしれないが、ディスプレイ部の本体サイズはW539.5×H329.0mm。表示エリアに対して圧倒的に狭い非表示部で済むため、隙間を意識せず利用できそうだ。

2台並べたデュアルディスプレイ時に中央の非表示部が気にならないのがうれしい

楽な姿勢での利用をサポートする昇降・チルト・スウィーベル機能

本体設置時のサイズは、ディスプレイを最も低くした状態でW539.5×D230.0×H395.0mmだ。ここから上下は130mmまで高さの調整ができる。さらに最大27度のチルト調整機能もあるため、利用者の体格や設置環境に合わせた調整がしやすい。首凝り、肩凝りに悩まされている人は、ぜひ細かく調整してみるとよいだろう。

最も低くしたときは高さ395.0mmになる

最大130mmの高さ調整が可能だ

チルト角は最大27度の調整ができる

左右に首を振るスウィーベル機能は左右各45度の調整が可能。またピボット機能を持っているため、90度回転させて縦長にした利用も可能だ。回転は決まった場所で止まる制限がなく、斜めに傾いた状態にすることもできる。これを利用すれば店舗や受付での装飾的な利用や、サイネージなどとしても活用できそうだ。

左右各45度の首振りが可能

縦型で利用できるピボット機能も搭載

角度のロック機能はないため自由な角度に調整できる

背面上部の通気口内部に2.0W×2のスピーカーが搭載されているから、本体のみで映像も音もしっかり出力可能。またIPS液晶ということで、視野角も非常に広い。正面ではなく、左右にずれた場所から斜めに見ても、色合いが変化したり、見えづらくなったりすることはなかった。表面に光沢のないノングレアパネルを採用しているため、反射が気になることもない。いろいろなシーンで活躍してくれそうだ。

背面上部のスリット奥にスピーカーが搭載されている

斜めから見ても色の変化などがなく見づらくならない