【特別企画】

就労・学業上の問題点も - 大人のADHDセミナー 大阪会場レポート

1 社会に出て問題化するADHDの症状

 
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マイナビニュースは、「自分の特性を知って、仕事に活かそう」をテーマに、「大人のADHDセミナー~すべては、自分の特性を知ることから」を開催した。子ども特有のものとされてきたADHDだが、ADHDと気づかずに成人し、社会で困難をきたすケースにも注目が集まっている。セミナーを共催したNPO法人DDAC(発達障害をもつ大人の会)とNPO法人えじそんくらぶ、日本イーライリリー株式会社の3団体も、大人のADHDの啓発活動「Know Yourself, Know ADHD~すべては、自分の特性を知ることから」を推進している。

「大人のADHDセミナー~すべては、自分の特性を知ることから」トークセッションの様子

「大人のADHD」、相談したいと思ったら→病院検索はこちらから

10月24日のセミナーの前半は特別講演。埼玉医科大学名誉学長で、「Know Yourself, Know ADHD」の監修も務める山内俊雄先生を講師に迎えた。後半はトークセッションで、山内先生とともに、NPO法人DDAC(発達障害をもつ大人の会)代表の広野ゆいさんと、「Know Yourself, Know ADHD」のサポーターでもある経済評論家の勝間和代さんが登壇した。

セミナーを通し、登壇者から下記のメッセージが送られた。
・自分がADHDかも知れないと思ったら、まずは正しく自分を理解するため、最寄りの病院に相談。
・ADHDを自分の特性として理解・対処し、周囲のサポートを得ることで、その特性を強みとして活かして今後も活躍できる可能性がある。

また、会場内では、マンガで分かるADHD「ブラックジャックによろしく」の配布や、セミナー終了後の個別相談会、最寄りのADHDを診断できる医師を探せる「病院検索」の紹介等が行われ、大阪市の会場に予定の30名を超える参加者が集まった。

社会に出て問題化するADHDの症状

特別講演のテーマは「大人のADHDを正しく知ろう」。成人をADHDと診断するには、子どものころから症状のあったことが前提になるという。講師の山内先生から、まず子どものADHDについて説明があった。ADHDは発達障害の一種で、おもに次のような症状が見られるという。学齢期の子どもの3~7%がADHDを持つとする報告もあるそうだ。

「大人のADHDを正しく知ろう」を講演する山内先生

《不注意》気が散りやすい、忘れやすい、順序立てた行動ができない
《多動性》じっとしていられない、指示どおりの行動ができない
《衝動性》質問が終わる前に答えだす、順番を待つのが困難

こうした症状は成長に伴って変容する。大人になって目立たなくなるものもあれば、社会に出ることで新たな問題を生むものもあるという。たとえば、「じっと人の話を聞くことができない」「気が短い」といった症状は社会的スキルの未熟さにつながり、人間関係の構築の妨げになるという。また、仕事の能力が十分にあっても、「注意力が持続しない」「順序立てできない」「約束に遅れる」といった症状が業務成績の不振につながり、昇進の遅れや解雇につながるケースも目立つという。「大人になって困難に直面し、『自分もADHDではないか』と考える人が大変多くなっている」と山内先生は指摘。自己評価のためのリストを、専門医の受診などの判断材料にしてほしいと語る。尚、情報サイト「大人のためのADHD.co.jp」では、「大人のADHD症状チェックリスト」が公開されており、最寄りの専門医を検索することもできる

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目次
(1) 社会に出て問題化するADHDの症状
(2) ADHD、二次障害のリスクとは

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