【特別企画】

ものづくりのまち大阪で初開催!「IoTの『T』が見れるでShow!」‐先行事例が勢ぞろい

1 ニフティ×NTT西日本が「IoTの『T』が見れるでShow!」を大阪で開催

 
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9月7日、大阪の京橋にある「NTT西日本研修センタ」にて、NTT西日本とニフティが共同で開催する『IoTの「T」が見れるでShow!』が行われた。

同イベントは、本年1月に東京で開催されて好評を博した同名の展示会に続く第二弾として大阪で開催したものだ。イベントでは、IoTを活用したサービスやモノ、IoTを実現するためのテクノロジーや先行事例が展示され、「IoTで何ができるのか」を実際に体験できるほか、出展社のIoTの取り組みを紹介するミニセミナーが開催される。本稿では、展示とミニセミナーそれぞれをいくつかピックアップして、同イベントの内容をお伝えしていきたい。なお、本稿の後半では、主催者であるNTT西日本とニフティにイベント開催のきっかけや背景についてもインタビューを行ったので、ぜひ参考にしてほしい。

イベントが行われた、大阪の京橋にある「NTT西日本研修センタ」

会場入口には、「IoTよろず相談所」が設置され、様々な相談を受け付けていた

14社が出展! 各社のミニセミナーと展示ブース

「モノ売り」から「サービス売り」への大変革 - ニフティ

ニフティ 佐々木浩一氏

同イベントは、ニフティ佐々木氏による「IoTによるメーカー大変革時代 ~ニフティIoTデザインセンターと共に~」と題した講演で、その口火を切った。

佐々木氏は、「IoTとは"データによる価値創出"と捉えている」とニフティのIoTへの考え方を紹介。「ニフティIoTデザインセンター(以下、IoTデザインセンター)」については、「IoTの『I』をカタチに」をテーマに、IoTを活用して企業の事業課題の解決をサポートするソリューションサービスを提供していると紹介した。

次に、IoTデザインセンターが携わった温浴施設のオペレーション改善、害獣捕獲作業の効率化、幼稚園のオペレーション改善についての事例を紹介。IoTを活用することで、仮説にもとづいたデータ取得から分析、アクションのフィードバックループをデザインし、データドリブンで継続的にアクションを起こすことが重要であると述べた。

続いて佐々木氏は、これからのIoTの活用によって、メーカーのビジネスモデルは「売り切りモデルからサービスモデルへの変革が行われる」と提言。モノを売買するだけでなく、サービスや体験を売買するという新しいビジネスモデルに変えていかなければいけない。ただ、難しいのが、ものづくりとサービスづくりは、ノウハウや思考が異なる点。そこは、ニフティIoTデザインセンターがご支援いたします。イノベーションと大変革を一緒に起こしてまいりましょう。」と講演をまとめた。

IoT活用が進むことによって、メーカーのビジネスモデルの転換が起こると述べる佐々木氏

Z-WAVEで住宅等を丸ごとオートメーション化 - ムラテック システム

ムラテックシステム 森秀樹氏

次いでムラテックシステム 森秀樹氏は、「用途開発を進めていたらIoTに・・・」と題して、同社がIoTに取り組むこととなった経緯と用途・事例について講演を行った。

森氏は同社がIoTに取り組んだ経緯について、「IoTをやらなければ! ということは全く考えずに、マーケットのニーズを解決していきたいという思いで活動した結果、IoTに繋がった」と振り返る。

続いて、事例として、スマートハウスやスマートウェルネスの実現に向け、実際に開発を行っている「Z-WAVE」対応ゲートウェイやセンサーなどの機器の導入例を紹介。「Z-WAVE」は、欧米で普及が進んでいる無線規格の1つで、この規格に対応した機器を利用すればメーカーの異なるセンサーやスイッチを相互に接続できる。この技術を実際に利用した例として、京都の町屋を利用したゲストハウスをオートメーション化した事例もあるという。

ブースには主な機器を展示。写真は、気温や湿度、照度などを検出し、Z-WAVE機器へ情報を送信するマルチセンサー

IoTデバイスハブとして光BOX + を活用 – 西日本電信電話

西日本電信電話 亀本生起氏

西日本電信電話 亀本生起氏は「光BOX + を活用したIoT空間の実現」と題して、事業者がカスタマイズを行える新型STB「光BOX + (HB-2000)」をメインに紹介した。

光BOX + は、TVとHDMIで接続し、TVの大画面でインターネットコンテンツを楽しめるSTB(セットトップボックス)であり低リテラシーのユーザーにも使いやすい、簡易PCの役割を担っているという。

今回紹介する新型の「光BOX + (HB-2000)」は、IoTデバイスとの連携を強化した「IoT STB」として機能し、電力管理やヘルスケアなど、家じゅうのIoTデバイスのハブとして様々な機器との接続を実現していると亀本氏は説明。活用事例として、バイタルデータの蓄積によって健康管理を行った福岡県みやま市や、ペット見守りサービスを挙げた。今後は「防犯や教育環境、交通など、業種業態に捕らわれることなく、様々なパートナー様と協力していきたい」(亀本氏)とのこと。

ブースでは「IoT STB」として進化した光BOX + (HB-2000)のデモンストレーションを実施

「OLYMPUS Air A01」のオープンプラットフォーム戦略 - OLYMPUS OPC Hack & Make Project

OLYMPUS OPC Hack & Make Project 石井謙介氏

OLYMPUS OPC Hack & Make Project 石井謙介氏は、「OPC Hack&Make Projectの取り組みについて」と題して、自社のレンズ交換式ミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS Air A01」と、オープンプラットフォーム活動から生まれたイノベーションについて紹介を行った。

「OLYMPUS Air A01」は、「MITメディアラボ」で行われた「未来のカメラ」についてのワークショップから生まれた「Open Platform Camera」だという。これは、必要最小限の撮像素子を中心に、レンズ、カメラ、アクセサリ、モジュールを社外でも作れるようにオープンプラットフォームとして展開するというプロジェクトだ。メーカーの技術者だけでなく、幅広い層のユーザーが自由にデバイスを開発できるため、新しい発想の利用方法が生まれているという。

講演では、ドローンに搭載した例や、ウェアラブルデバイスでコントロールを行った例、Pepperに自撮りをさせる例、3Dプリンターでボディを作成した例などを紹介。オープンプラットフォーム戦略によって、サスティナブル事業モデルに転換できる可能性について展望を述べた。

ブースではオープンプラットフォーム戦略からうまれた作品の一例を展示。写真はピストル型のカメラボディ

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インデックス

目次
(1) ニフティ×NTT西日本が「IoTの『T』が見れるでShow!」を大阪で開催
(2) 終日行われたミニセミナーと展示ブース
(3) イベント開催のキーマンにインタビュー

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