【特別企画】

IoTやビッグデータなどにベストマッチ - ニフティクラウド オブジェクトストレージが拡大する活用領域

 

一般的なファイルストレージと比べて、大容量データを低コストで保存することに適した「オブジェクトストレージ」。近年はクラウド上のオンラインストレージサービスに使われるなど、その活用領域が拡大傾向にある。

国産クラウドコンピューティングサービスであるニフティクラウドも、6月29日よりストレージサービス「ニフティクラウド オブジェクトストレージ」の提供を開始している。そこで本稿では、ニフティの担当者に、オブジェクトストレージの有用性とその可能性について聞いてきた。

IoTやビッグデータなどにベストマッチ! 大容量データを抽出・検索・分析する用途に最適

オブジェクトストレージは、データをディレクトリ構造で扱う「ファイルストレージ」と異なり、非構造データを「オブジェクト」として扱うストレージだ。データのサイズや数に制限がなく拡張性も高いため、ネットワーク経由で大容量データを保存する用途に適している。

ニフティ クラウド事業部 クラウドインフラ部 エンジニアの五月女雄一氏

ニフティ クラウド事業部 クラウドプラットフォーム部 課長の安部潤一郎氏

ニフティ クラウド事業部 クラウドインフラ部 エンジニアの五月女雄一氏は「単なるアーカイブ目的のバックアップであれば、データ保持のコスト面でテープや光メディアに敵うものはありません。しかし、保存してあるデータを利活用したいという要件に対しては、オブジェクトストレージが非常に有効です」と語る。

確かに近年ではIoTやビッグデータをはじめ、アーカイブした膨大な量のデータを必要に応じて抽出・検索・分析するような用途が増えている。こうしたニーズにオブジェクトストレージがベストマッチしているわけだ。

また、データを入力するデバイスが多岐にわたるのも、現在のビジネス事情を象徴している。ニフティ クラウド事業部 クラウドプラットフォーム部 課長の安部潤一郎氏は、「インターフェースの問題で、多様化したデバイスからテープや光メディアへデータを保存するのは極めて難しいといえます。その点、オブジェクトストレージならインターネット経由で簡単にデータ保存が可能です」と説明。近年のオブジェクトストレージの使い方としては、メールデータやスタティックファイルのアーカイブ目的が多いと語る。

ニフティ クラウド事業部 クラウドプラットフォーム部 エンジニアの小林研氏

実はニフティでは約4年前に、インターフェースとしてREST API(Amazon S3互換)が使える「ニフティ クラウドストレージ」を提供開始している。今回のニフティクラウド オブジェクト ストレージは、現在のニーズに合わせてこのニフティ クラウドストレージを刷新したものだ。

この点について、ニフティ クラウド事業部 クラウドプラットフォーム部 エンジニアの小林研氏は、ニフティクラウド オブジェクトストレージ提供の経緯について、次のように説明する。

「ニフティク ラウドストレージを提供開始した当時は、プログラマブルなストレージ領域として安価にデータが保存できる場所、という意味合いが強かったといえます。しかし4年が経過した現在では、オブジェクトストレージ自体に求められているものが徐々に変わってきました。こうした背景から、ニフティでは低コストながらも大容量のデータを保存するためにどのような工夫ができるかを考え、ひとつの結論としてニフティクラウド オブジェクトストレージのリリースに至ったわけです」

4年間の集大成が生んだプラン設計と"入れやすさ"へのこだわり

それではここから、ニフティクラウド オブジェクトストレージの具体的な特徴を見ていこう。

まずコスト面に関してだが、現在のオブジェクトストレージはストレージ容量/データ転送量/リクエスト数により課金されるプランが主流だ。だが同プランでは、リクエスト数が課金対象に含まれているとAPIを実行するたびにコストが発生してしまう。これでは予算が気になり試験的なデータ保存すら躊躇いが生じるほか、当初の予定以上に課金額が多くなってしまうケースも多い。

コスト面の課題を五月女氏は、「ストレージ容量での課金額をベースに考えて使い始めたら、予想以上にデータ転送量とリクエスト数の課金額が高く、ストレージ容量課金額の2倍以上に膨れあがってしまった、というのもよくある話です。使い方によっては、ストレージ容量での課金が無視できるほどの比率になることもあります」と説明する。

こういった課題に対し、ニフティではニフティクラウド オブジェクトストレージにおいて、斬新なプランを採用。リクエスト数による課金を廃しており、いくらAPIを実行しても無料で利用できるようにした。加えて、データ転送量に関しては、アップロードは課金対象外、ダウンロードは1ヶ月あたり10TBまで利用可能。さらに、ストレージ容量は課金対象となるが、こちらも1TBまで同一価格で提供されている。

こうしたプランが実現できた背景には、国産クラウドの雄として豊富な実績とノウハウを持つニフティならではのこだわりがあったという。

五月女氏は「海外で流行しているクラウドサービスを技術的に日本国内へ持ち込むのは良いのですが、サポートや課金体系などを日本の商慣習に合わせなければ、たとえ優れたサービスでも多くのお客様に受け容れて頂く事は難しいです。特に課金モデルの設計に関してはセンスやノウハウも要りますから、この辺りがニフティクラウドやニフティ クラウドストレージを通じて得た4年間の集大成ともいえます」と自信を持って語る。

さらに、ニフティクラウド オブジェクトストレージではデータの”入れやすさ”にも注力したそうだ。小林氏はこう続ける。

「お客様にデータを"入れやすい"と感じてもらうには、インターフェースの充実が必要不可欠です。たとえばNASからCIFS/NFSなどのインターフェース経由でニフティクラウド オブジェクトストレージに保存したり、バックアップソリューションをはじめ各種サービスとの連携が容易に行えたりと、可能な限り利便性を追求しました。また、ストレージ自体の可用性や信頼性にも自信があります。8月に実施したベンチマークテストではスループット・帯域幅ともに極めて高い数値をマークしており、ストレスなくご利用いただけます」

※ベンチマークテストの結果はニフティクラウドの公式ブログでも公開しているので、こちらも参照していただきたい。

サービスの価値を高めるニフティクラウド オブジェクトストレージ

このように極めて高いコストメリットを持つニフティクラウド オブジェクトストレージ。ニフティでは単体での利用だけでなく、サービスを含めた選択肢のひとつとしても積極的に提案していくという。

この構想について、小林氏は「オブジェクトストレージはさまざまな使い方ができますが、知識やノウハウを養うにはどうしてもお客様に学習の負担が発生します。そこでニフティでは、インターフェースの使い方なども含めてサービス化し、ラインアップの拡充が図れればと考えています。ニフティクラウド オブジェクトストレージがほかのサービスの価値を高める基盤や選択肢のひとつになる、といったイメージですね」と説明する。

なおニフティクラウド オブジェクトストレージは、同社サービス内でも積極的に活用されている。たとえば「ニフティクラウド mobile backend」や「ニフティクラウドIoTプラットフォーム」のデバッグだ。このほか、ニフティクラウドのハードウェア故障予測やリソース枯渇予測など、その活用領域は実に幅広い。小林氏は「ニフティ自身が第一ユーザーとして使いながら、お客様へ最良のサービスとしてご提供できる方法を考えてきました」と振り返る。

こうした取り組みの成果は、現在トライアルα版として提供しているIoTデバイス管理向けの「ニフティクラウド IoTデバイスハブ」などに表れている。さらに今後はIoTやビッグデータの活用ニーズに向けて、機械学習/可視化/分析といったソリューション領域にも拡大していくそうだ。

最後に「IoTやビッグデータ、データ分析などへの取り組みを任された担当者の方々が迷った時、どのように進めれば良いのかという具体例を積極的に提案していきたいですね」と五月女氏は語る。これを受けて、小林氏も「ニフティでは材料となるサービスやインフラも十分にそろっていますので、ご連絡をいただければソリューションを含めて最良のご提案ができると自負しています。検討段階でも構いませんので、ぜひお気軽にご相談ください」とアピールした。

■ニフティクラウド オブジェクトストレージ
http://cloud.nifty.com/service/obj_storage.htm

(マイナビニュース広告企画:提供 ニフティ)

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