夕刻、ひとつ、またひとつと香港の街にネオンの光がともるころ。帰路を急ぐ人や、友人や家族と食卓を囲む為に街に繰り出す人々が街に溢れ、香港がもっとも活気づく時間帯が始まります。「百万ドルの夜景」の美しさでも知られる香港ゆえ、夕食後にホテルに直行なんてもったいない。治安もよく、女性同士でも安心して夜でも出歩くことができるのも香港のうれしいところ。

お食事後にもう一杯。今回は、年々進化するバーの中でも香港らしさが楽しめる3軒のバーを紹介します。それぞれ趣が違うので、ぜひお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。

素敵なカクテルにうっとり。非日常を味わえるバー

香港で人気のあるナイトスポットといえば蘭桂坊(ランカイフォン)を外すことはできないでしょう。蘭桂坊は、香港島の中心にある中環(セントラル)の欧米文化あふれるエリアで、おしゃれなカフェやバー、レストランがぎっしりと並んでいます。夜になると、現地人はもちろん、外国人も集まり活気に満ち溢れ、2軒、3軒と思わず色々なお店をハシゴしたくなる雰囲気です。そんな蘭桂坊の中央にそびえ立つカリフォルニアタワーに入るレストラン「Ce La Vi」を紹介します。

Ce La Viのレセプション。入り口からオシャレな雰囲気が漂う

Ce La Viはセレブが集まる人気店として注目を集めています。カリフォルニアタワーの25階から3つの階を使い、多国籍料理のレストラン、室内バー、ルーフトップバーと利用目的に合わせてそれぞれ雰囲気が異なる3フロアに分かれているのが特徴。バーではしっとりとカップルが語らい、DJブースもあるルーフトップバーではわいわいとカジュアルに楽しめます。林立する高層ビルを眺めながらのひとときには興奮すること間違いなし。

スカイバーにはDJも。香港の夜を盛り上げてくれます

カジュアルといってもここはセレブ御用達の店。服装には気を遣い、大人な香港の夜を満喫しに行くのがいいでしょう。ビーチサンダルや短パンでは入れないので要注意です。

室内はオシャレでしっとりした大人の雰囲気が漂い、特別な時間を過ごすことができる

Ce La Viはカクテルの種類が豊富。特に、女性に大人気のカクテル、「This is the Life」がオススメです。

「This is the Life」は女性からの絶大なる人気も納得の美しいカクテル(148香港ドル=約2,072円)。他のカクテルももちろん雰囲気を盛り上げてくれる

ベースはピーチリカーとスパークリングワイン、そこにハイビスカスウォーターや洋ナシのピュレを加えたもので、甘いながらもこってりしていない大人な味。味はもちろんですが、なにが素敵ってそのビジュアルです。おおぶりのバラの花びらが乗せてあり、運ばれてきた瞬間に「すごーい!」と歓声をあげてしまいそう。

もちろん他にも名前や見た目が素敵なカクテルがそろっています。オシャレな香港の夜を飾るにはぴったりなバーです。

喧騒を忘れて、さわやかにポリネシアン!

次に紹介するのは、湾仔(ワンチャイ)エリアのQREプラザ最上階にある「MAHALO TIKI Lounge」。読んで字のごとく、ポリネシアをイメージしたバーです。エレベーターに乗り、フロアについてみると、そこはあっと驚く別世界。窓外には山の緑が広がり、ここだけ涼しい風が吹くようなポリネシアの雰囲気を見事に再現しています。外の喧騒を忘れてしまいそうです。

テラスにはオアシスのような空気が流れる

ソファ席ものんびりできていい感じ。友だちと遊びに来たいお店

このバーではドリンクから食事にいたるまで、すべてがポリネシア一色。トロピカルフルーツなどを用いたカクテルが50種類ほどそろっています。アジアのベストバーランキングTOP50(※DRINKS INTERNATIONAL『ASIA’S 50 BEST BARS 2016』)にも選出されていて、香港の中でも注目されているバーのひとつです。

カクテルが入っているグラスも南国がイメージされていてカワイイ。左から、ORIGINAL MOJITO (120香港ドル=約1,680円)、MAI TAI MAHALO STYLE(120香港ドル=約1,680円)、TROPICAL ESSENCE(75香港ドル=約1,050円)

一番人気の「Mai Tai Mahalo Style」は2種類のラムをベースに作られた本格的なトロピカルカクテル。とても甘いですが、もちろんバーテンダーさんに「甘さは控えめで」なんてお願いもできるので、チョイスは無限大です。ジュースで割るようなカクテルの場合は、トロピカルフルーツが気軽に手に入る香港らしく、フレッシュフルーツジュースを使用。甘さが人工的でなくさっぱり、かつ健康的なのがうれしいところ。ノンアルコールのカクテルも充実しているのでお酒が苦手という人も安心です。

カラフルで見ているだけで楽しいテーブル。ポケはタイ風など数種類の盛り合わせが可能

マグロのぶつ切りをピリ辛のソースであえたポリネシア料理「ポケ」と合わせていただけば、もう気分はすっかりポリネシア。ポケはゴマの風味と葱などが合わさり、日本人にはとてもなじみのあるお味。楊枝のようなピックで刺していただきます。平日はランチも営業しているので、夜だけでなくお昼に訪れるのもいいかもしれません。

ビール好きにはクラフトビールの飲み比べがオススメ!

もっと気軽にという人には、中環エリアのアートやショッピングを楽しめる香港の流行発信地、SOHO(ソーホー)にある「The Roundhouse – taproom」がオススメです。クラフトビールの専門店で、その人気はアメリカの有名なニュース専門放送局が“アジアのベストビアバー”のひとつとして紹介するほど。グループでわいわい訪れたり、一人でふらっとやってくる人もおり、テーブル席がいっぱいになってもスタンディングでビールを楽しむ人でにぎわいます。

「The Roundhouse – taproom」はテーブル席よりスタンディングで楽しむ人が多い気軽なお店

カウンター奥の壁からは、様々なビールのタップ(蛇口)がずらり。ビール好きの人なら思わずワクワクしてしまうのではないでしょうか。香港でもクラフトビールは人気が高まっていて、こちらの店では30種類ほどの世界のクラフトビールが取りそろえられています。中には香港製も4~5種類あり、時期によって違うビールがあることも。

ずらりと並んだビールのタップ。スタッフがてきぱきとビールを注いでいく様子はパフォーマンスのよう

これだけの種類ですから、どれにしようかどうしても迷ってしまいます。そこでおすすめなのが、「Beer Platter」。自分の好きなビールをラインナップの中から6種類選ぶことができ、飲み比べることができます。スタッフは大変ビールに詳しいので、味の好みを伝えて選んでもらうのもいいでしょう。比べてみると、フルーティーだったり穀物の味がたっていたり、と味の違いがはっきりとわかります。

6種類の飲み比べができるBeer Platter(190香港ドル=約2,660円)

夜は大変混み合いますので、旅行者なら早目の時間、買い物や街歩きの合間に立ち寄るのがよさそう。チキンウィングなどの軽食もあり、小腹がすいたときにも最適です。

ちなみに、香港のクラフトビールをお土産用に買って帰りたいときは、近くで手に入るお店もあるのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

The Roundhouseから10分ほどにある香港の酒屋「CRAFTISSIMO」。香港らしさあふれるラベルの香港製クラフトビールが並ぶ

雰囲気の違う3軒のバー、気に入りそうなお店はあったでしょうか。この他にも様々なバーがあるのが香港の魅力。自分の好みや気分にあわせて香港の夜を楽しんでみませんか。

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香港ワイン&ダイン・フェスティバル

開催日:2016年10月27~30日

大人のための秋の祭典として定番となっている「香港ワイン&ダイン・フェスティバル」が今年も開催される。世界中のお酒から食べ物まで楽しむ事ができる本イベント。昨年は14万人以上が来場したというのも納得の内容で、中環のビクトリア・ハーバー沿いの景色の綺麗なイベント会場に、400以上近くのブースにワインを中心としてお酒や食べ物が並ぶ大々的なものとなった。香港ワイン&ダイン・フェスティバルを皮切りに11月には、1カ月におよぶ食のプロモーション「香港November Feast」も開催されるので、期間中に是非香港を訪れてみてはいかがだろう。 詳細はこちらへ。

※1香港ドル=14.0円で換算。記事中の情報は2016年5月取材時のもの

(マイナビニュース広告企画:提供 香港政府観光局)

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