従来型のオンプレミスやレンタルサーバーはもう古い。クラウドファーストを打ち出す企業が増える中、そんな声も聞かれるようになった。しかし、「クラウドVSオンプレミス(あるいはレンタルサーバー)」という対立構造は正しいのか。

「重要なのは目的に合わせたサービスを選択することであって、手段は問題ではない」と指摘するのは、カゴヤ・ジャパンのセールスグループ セールスチームリーダーの越智喜美好氏だ。

同社が展開するKAGOYA専用サーバーFLEXは低価格でプライベートクラウド環境を構築できることに加え、堅固なデータセンターに守られたセキュアな環境、24時間365日のサポート体制が得られるとあって、需要は高まっているという。今回は、クラウド時代にあって、色あせるどころか、いわば“ビジョンファースト”の顧客たちからFLEXが選ばれ続ける理由とその最新活用法について紹介する。

カゴヤ・ジャパン セールスグループ セールスチームリーダー 越智喜美好氏

「かゆいところに手が届くサービス」で広がる顧客層

カゴヤ・ジャパンがコンシューマー向けにレンタルサーバー事業を開始したのは、今から約17年前のレンタルサーバー黎明期ともいえる時期。低価格であることに加え、「サーバーは人が守っている」のキャッチコピーに代表されるサポート体制が評判を呼び、着実に顧客を獲得。10年前に自社データセンターの運用を開始し、サービスラインナップの充実を図ってきたことで、ユーザー層も個人から上場企業へと広がりつつある。

なかでもFLEXは、これまでオンプレミスで運用してきた基幹システムを、使い勝手はそのままに、ハードウェアの保守対応や設備の停電対策の負担を激減させ、かつ高い冗長性や拡張性が得られると好評だ。例えば、他事業者では制限されがちなルーター機器の持ち込みもできる。また、顧客指定のキャリア回線を引き込み、契約サーバーのインターネット接続回線として使用できるのも特筆すべき点である。

顧客所有のルーター+顧客と同じキャリア回線、自社ビル内にあったサーバールームをそっくりそのままデータセンターに引っ越すイメージで、社内サーバーと変わらない使い勝手が実現可能だ。そしてその引越し作業、すなわち機器接続やデータ移行などを専任のエンジニアが代行するサービスまである。こうした「かゆいところに手が届くサービス」は、同社が顧客の要望1つひとつにきめ細かく応えてきた結果だといえる。

「専用サーバーFLEX」はオプションを豊富に用意。画像クリックで詳細サイトに遷移します

注目を集める「専用サーバー×クラウド」のハイブリッド型

最近ではプライベートクラウド環境の構築に、FLEXを活用する例も増えている。FLEXであれば、IaaSなどの一般的なクラウドサービスと違い、各ハードウェアを占有利用できるため、ハイスペックでのパフォーマンスが確保できる。こうした物理サーバー上にプライベートクラウド環境を構築することで、専用サーバーならではの安定した高次のパフォーマンスと、クラウドならではの高い可用性という双方の長所を生かすことができるのだ。いわば「専用サーバー×クラウド」のハイブリッドは、セキュアかつ高性能なサーバー運用が求められる企業の基幹システムや受注システムなどを委ねるにふさわしいと、今や注目の的となっている。

さらに、カゴヤ・ジャパンは2016年4月から初期費用の分割払い方式を新たに導入。初期費用を12回に分割して月額利用料金と合わせて支払うようにすることで、専用サーバー導入のハードルを解消するのが目的とのことだ。

クラウドは低廉な初期費用というメリットがあるのに対し、月々のランニング費用は従量課金制ゆえの変動費であることで、年間予算が立てにくいというデメリットもあった。この分割払い方式を利用すれば、専用サーバー導入時の費用負担は軽減され、月々のランニングコストは固定費となる。まさに費用面での“いいとこ取り”を実現するものといえる。

また、同社はオプション提供しているNAS(ネットワーク型HDD)のバージョンアップも同時期に行うとしている。

「従来の1TB、2TBに加え、新たに4TBのNASレンタルも同時に開始し、より大容量かつ信頼性の高いストレージサービスを展開していきます。さらに7月にはサーバーラインナップの更改も控えており、処理能力も格段に向上する予定です」(越智氏)

在宅医療の現場からFileMakerにアクセス可能な環境を構築

「最近のFLEX導入事例として紹介したいものの1つに、FileMakerを外出先からアクセスして利用できるようにしたいというお客様ニーズに応えたインフラ構築があります」。そう越智氏が切り出したのは、ある在宅医療クリニックのシステム構築例だ。

「患者宅の現場からiPadを用いてクリニックのデータベースにアクセスし、電子カルテや薬剤の履歴などを確認したいというお客様のニーズを満たすものとして、FLEXが選ばれた理由はいくつかあります。その1つは、導入当時、リモートデスクトップの利用や並列でのサーバー構成などの要件に対して、実現できてもお客様の予算感に合わないサービスが多かったという中で、当社FLEXでは低コストで実現可能だったこと。

もう1つは指定のキャリアおよびプロバイダ回線を引き込んで使用でき、なおかつ標準で当社回線も提供しているため、通常の業務に使う回線と、メンテナンス用の回線を分けて利用できること。さらに、データセンターも災害に強い立地であることなどから『安心感が違う』と、採用の決め手となったようです」(越智氏)

このほかにも、「FLEX×クラウド」の基幹システムパッケージや、「個人情報などを確実に消去されたことを文書として残したい」という顧客の要望から生まれたHDDの廃棄証明サービスなど、FLEXの活用法はまさに顧客の数だけあるといっても過言ではない。

「今後もSaaSをはじめ、他社クラウドやさまざまな製品と組み合わせたサービスを当社がプライムを取る形でリリースし、FLEXのスペックをフルに活用できるようにしていきたい」と抱負を語る越智氏。進化し続けるFLEXから今後も目が離せない。

(マイナビニュース広告企画:提供 カゴヤ・ジャパン)

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