新生活シーズンが到来し、この期にあわせて新しいテレビの購入を検討している方も多いことでしょう。テレビを選ぶ際には、画質、機能、大きさ、価格、メーカーなど、人それぞれ判断基準があります。その一方で、番組を大量録画するために欠かせない「ハードディスク(HDD)」をチェックする人は少ないようです。しかし、この録画用HDDの選択を間違うと、テレビを十分に楽しめなくなる可能性も……。

そこで今回、日本国内における外付けHDD出荷数8年連続第1位(※1)を誇るバッファローの開発者の方々に、「HDDのプロ」の視点から、失敗しないテレビ録画用HDDの選び方のポイントを解説していただきます。

左からバッファロー 製品技術部 齋藤賢太朗氏、周辺機器事業部 開発担当 浜武大輔氏、周辺機器事業部 開発担当 伊藤司氏、周辺機器事業部 開発課長 市川文彦氏

ポイント1.テレビの機種に対応したHDDであること。3TB以上の場合は特に注意する

テレビ録画用のHDDを選ぶ際に、まず最低限確認しなければならないのは「ブランド(メーカー)に対応しているか」ということ。場合によっては録画できない、そもそも起動しないなど、HDDが正常に動かなくなることがあります。

市川「例えばパソコンは、OSが違えば接続できる周辺機器も異なりますよね。これはテレビも同様で、そのブランドに対応したハードディスクでなければ、正常に動作はしません。

最近のハードディスクは大容量化が進み、売れ筋も2TBから3TBへと移りつつあります。ただ、テレビの中には2TBを超える容量を認識しない機種もあります。大容量のHDDを購入する場合は、対応機種も含めて確認するようにしてください」

なお、バッファローでは、自社内だけではなくテレビメーカーにも動作チェックを依頼しています。

市川「一カ月くらい時間をかけて、容量いっぱいまでの録画を何度も試されたり、かなり激しい動作チェックをされたりするテレビメーカーさんもあります(笑)」

ポイント2.リビングや寝室など静かな場所に置きたい人は「音」にも注目

2016年夏に開催されるリオデジャネイロオリンピック。日本との時差は12時間。競技の開始時間は深夜になることが予想されるので、夜に録画するケースも増えてくることでしょう。ここで注目すべきは、ハードディスクが出す「音」。ハードディスクは、使用時、回転をしているので微妙な音を発します。その大きさはおおよそ20dbから30dbくらいとのこと。

齋藤「弊社のユーザーからも、寝室など静かな場所に置いたときに音が気になるという意見をいただいたことがあります。寝室にHDDを置きたい、深夜に録画をしたい方は、録音時に20db以下の静音設計の製品を選べば、動作音に悩まされることが少なくなるでしょう。最近は、製品の箱などに動作音の数値が記載されているものも増えていますのでチェックしてみてください」

ちなみに、20dbは木の葉の触れ合う音、30dbは人のささやき声と同じくらいの音とのこと。さすがに一晩、ささやき続けられたら耳障りに思う方もいるでしょう。しかも、置く場所によっては振動による共振効果で、さらに音が大きくなる可能性もあります。寝不足に陥らないためにも、購入時にはHDDが出す音についても注目するようにしましょう。

ポイント3.これからテレビを買い換える方は覚えておきたい「SeeQVault」

意外と知られていませんが、テレビやレコーダーからハードディスクに録画した番組は、著作権保護技術によって「録画した機器」以外では視聴することができません。つまり、テレビやレコーダーを新しく買い換えたら、それまで撮り溜めた番組が観られなくなります。そこで登場したのが、ハードディスクなどのデータ記録媒体向けのコンテンツ保護技術である「SeeQVault」(シーキューボルト)という規格。この規格に対応したテレビとHDDがあれば、録画データを引き継げるようになるとのことです。

浜武「『SeeQVault』に対応していれば、現状では同じメーカーで同じ種類の機器間(テレビならテレビ、レコーダーならレコーダー)で録画データの引き継ぎが可能です。将来的にテレビを買い換えたい、またはその予定がある方は、SeeQVaultに対応したHDDを選ぶとよいでしょう」

SeeQVaultに対応する製品は、外箱などに金文字のロゴが表記されています

プロが産み出したこだわりの録画専用HDD

では最後に、今回HDD選びを解説した「プロ」達が、本記事のポイントを考慮し産み出した、テレビ録画専用HDDの新製品「HDV-SAU3/Vシリーズ」「HDV-SQU3/Vシリーズ」を紹介しましょう。

両製品のラインナップは、1TB~4TBまでの4タイプとなっており、地上デジタル放送(ハイビジョンレート:17Mbps)の場合、1TBで約125時間、4TBでは499時間の録画ができます。SeeQVault搭載の「HDV-SQU3/Vシリーズ」は、同じくSeeQVault対応の東芝REGZAとパナソニックVIERAに、「HDV-SAU3/Vシリーズ」は国内主要4ブランド(東芝REGZA、シャープAQUOS、パナソニックVIERA、ソニー BRAVIA)をはじめとする多数のテレビに対応しています。

斎藤「テレビの買い替えを検討中でSeeQVault対応を希望ならば『HDV-SQU3/Vシリーズ』を、幅広い機種への対応を希望であれば『HDV-SAU3/Vシリーズ』を選択するとよいでしょう」

なお、対応ブランドであっても機種によっては未対応の場合もあるので、詳細はカタログや公式サイトなどを確認するようにしましょう。

「HDV-SQU3/Vシリーズ」

「HDV-SAU3/Vシリーズ」

また、動作音は16dBとこれまでにない静音性を実現している点、テレビの大型化・薄型化によって変化したスペース環境にあわせて、ケーブルの取り回しや筐体の奥行きなどにも配慮したつくりとなっている点も両シリーズが持つ特徴です。

伊藤「これまでの外付けHDDは、置く場所にあわせた形状やスタイリングなどは、あまり考慮されてきませんでした。ですがユーザーから寄せられる声を聞くと、その点についても考慮する必要があると感じており、今回の製品では、見た目のデザインや静音性についてもいろいろとこだわっています」

接地面は極力小さく、防振ゴムを使用して振動による音を抑える構造に

ケーブルを自由にレイアウトできるよう、くぼみをつけている

ユーザーからの要望に応え、LEDは通常時の色を緑、録画時の色を赤に。電源は録画時にのみ入るエコ仕様

さらに、品質管理も徹底して行われています。

市川「HDDの容量はどんどん大きくなり、一週間まるまる録りっぱなしということも可能になりました。しかし、便利になった反面、万が一、HDDが故障した際に失うものは大きくなります。テレビ用のHDDには安定性と信頼性が重要になります。私たちも、工場にて何度もチェックを行い、選別されたドライブのみを市場に提供して、安定した信頼性の高い録画環境の実現を目指しています」

最近のテレビデザインにあわせてソリッド感のある鏡面加工に

日本が誇る「HDDのプロ」による、テレビ録画専用HDD「HDV-SAU3/Vシリーズ」「HDV-SQU3/Vシリーズ」。快適なテレビライフを送りたいとお考えの方々にはオススメの製品です。

価格表

製品 1TB 2TB 3TB 4TB
HDV-SAU3/Vシリーズ 1万6,500円 2万1,000円 2万4,300円 2万7,700円
HDV-SQU3/Vシリーズ 1万8,700円 2万3,200円 2万6,600円 2万9,900円

※価格はすべて税別

※1 BCN AWARD 2016 外付けハードディスクドライブ部門

(マイナビニュース広告企画:提供 バッファロー)

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