(C)ふじた/一迅社

ヲタク同士の恋を描いたラブコメ『ヲタクに恋は難しい』(著:ふじた)が話題になっている。「「Renta!」2015年ジャンル別売り上げランキング 少女漫画部門」第1位、「このマンガがすごい!2016年 オンナ編」第1位など、Web漫画としては異例の大ヒットを記録した。3月31日に発売される第2巻を目前に控え、今後ますます盛り上がりを見せることが期待されている。

普段は腐女子であることを完璧に隠している26歳のOL桃瀬成海と、ルックスは抜群だが重度のゲーヲタである二藤宏高の不器用な恋愛模様が読者の共感を呼んでいるようだ。今回マイナビニュースでは、そのタイトルどおり、「本当にヲタクに恋は難しいのか」、マイナビニュース会員300名にアンケート調査を行った。果たして、世間ではヲタクの恋愛はどのように受け止められているのだろうか。

ヲタクは周りが見えていないから恋ができない!?

『ヲタクに恋は難しい』の成海は、ヲタバレしたことによって何人もの彼氏に振られた経験をもつ。やはり、ヲタクであることは恋愛においてマイナスに働くのだろうか。

宏高に「ヲタクはキモイ」と言い放つ成海
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そこで、ずばり「ヲタクに恋は難しいと思いますか?」と尋ねたところ、「はい」と答えたのは34.7%と、3人に1人が難しいと考えていることが判明した。具体的な理由を見てみよう。

・「隠れオタの場合、普段オタ活動に勤しんでいることを周囲に言えないので、何をしているかわからない謎の人扱いされがち」(女性/31歳/その他)
・「よくわからないことを延々と語られて疲れそう。見た目とか雰囲気が格好良くない印象なので、性的魅力を感じられない気がする」(女性/28歳/その他)
・「趣味を優先する傾向にあるから。また、交際費等も趣味に使うから」(男性/19歳/その他)
・「生身の異性に興味がなさそうだから」(女性/41歳/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)
・「テンションが高すぎて何をしだすかわからないから、普通にドン引きされると思う」(男性/29歳/海運・鉄道・空輸・陸運/公共サービス関連)

「気持ち悪い」「暗いから」といった辛辣な声も聞かれたが、全体として「ヲタクは自分の趣味に夢中になるあまり、周りや現実が見えていない」という見方をされているようだ。

ヲタクの恋は条件付き!?

しかし諦めるのはまだ早い。「いいえ」つまり「ヲタクに恋は難しくない」と答えた人は全体の約7割に上る。そちらの意見も紹介しよう。

ヲタク同士の恋愛は乗り越えなければならないハードルが多いのも事実
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・「共通する趣味があればそれをきっかけにコミュニケーションができるので、そこから恋愛につながることはあると思う」(男性/52歳/医療用機器・医療関連/専門サービス関連)
・「自分にこれといった特技もないから、何か一つに詳しい人を尊敬する。ヲタクはむしろ好み」(女性/28歳/その他/事務・企画・経営関連)
・「相手が興味を持っていることに関心を向けることができれば、それほど難しくはないと思う」(男性/49歳/医療・福祉・介護サービス/専用サービス関連)
・「オタクでもコミュニケーション能力がある人はいると思うから」(女性/25歳/その他)

「ヲタクに恋は難しくない」と支持しつつも、「趣味が合えば」「コミュニケーション能力があれば」といった条件付きの意見がほとんどを占めた。

これはヲタクだからという話ではない。「オタクに限らず、恋は難しい」(男性/45歳/官公庁/事務・企画・経営関連)と指摘する意見もある。おっしゃるとおり、そもそも恋愛は難しいもの。自分の趣味にこもらず、外に視点を向ける努力をすれば、ヲタクにだって素敵な恋ができるのではないだろうか?

恋の秘訣はヲタクである自分をさらけだすこと?

今回のアンケートでは、「あなたはヲタクですか?」という質問に対して「はい」と答えた86人の内、45人が「恋人がいる」と答えている。つまり、自身をヲタクだと思っている人の半数以上に恋人がいるという結果。ヲタクだからといって恋ができないと悲観することはなさそうだ。さらに、そんな彼らにヲタクカップルあるあるを聞いてみた。

宏高の前では素の自分をさらけだす成海
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・「好きなアニメを一緒に見たり、東京ゲームショウやニコニコ闘会議、コミケに一緒に行ったりする」(女性/31歳/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「一日中ゲームしていても怒られない」(男性/46歳/サービス/販売・サービス関連)
・「収集ヲタクなので、収納場所に困る」(女性/35歳/サービス/専門職関連)
・「好きなキャラについて討論になる」(男性/27歳/農林・水産/技能工・運輸・設備関連)

ヲタク同士付き合うのは良い面も悪い面もあるようだが、最大のメリットは、やはりお互いの趣味を理解し合えること。時にはぶつかることがあっても、それは相手(と趣味)を愛しているからこそといえるだろう。

ありのままの自分を好きになってくれる人はいるはず
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ヲタクに恋は難しい』の主人公成海も、過去に付き合った相手にはヲタクであることを隠していたが、宏高には腐女子であることをさらけだしている。やはり、自分自身のありのままを見せられるかどうかが、恋愛には大事だといえるだろう。

「ヲタク友達」という関係から徐々に恋人らしくなっていく2人の関係性から目が離せない『ヲタクに恋は難しい』。もちろん、ヲタクでなくともキュンとできるラブストーリーだ。電子書店パピレスが運営する電子貸本サービス「Renta!」でも読めるので、「恋が難しい」「最近ときめきがない」と感じている人は今すぐチェックしてみよう。

調査時期: 2016年2月24日~2016年2月29日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 300人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

(マイナビニュース広告企画:提供 パピレス)

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