【特別企画】

茨城の茗溪学園が運用負荷軽減に向けネットワークを「見える化」

1 茨城の茗溪学園が運用負荷軽減に向けネットワークを「見える化」

 
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ITは教育現場になくてはならないインフラに

茨城県つくば市の茗溪学園は、ITを活用して先駆的な取り組みを進めている学校だ。タブレットの活用や、教員や寮生の個人端末のBYOD、センサーを使ったスポーツ実習などをどう実現したのか、情報職員の赤木義和氏に話を聞いた。

茗溪学園中学校高等学校

建学の理念は、人類ならびに国家に貢献しうる『世界的日本人』を育成すべく知・徳・体の調和した人格の形成を図り特に創造的思考力に富む人材をつくること。1979年、茗溪学園は国際的研究都市つくばにおける研究者子弟の教育を目的として「茗溪会」によって創立。2011年度にスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校になり、5年間をかけて、科学技術にまつわる様々なイベントやカリキュラムを実施。

国際的研究都市つくばにおける研究者子弟の教育を目的に1979年に設立された茗溪学園。英国のパブリックスクールをモデルにした中高一貫教育のもと「正しい選択力と決断力、たくましい実行力、そして豊かな心を重視した全人的・総合的教育」を行っている。ラグビー強豪校として知られるほか、卒業生として、放送作家の岩崎夏海氏やJAXA宇宙飛行士の星出彰彦氏らを輩出している。

そんな同校は2014年までに校内ネットワークを刷新し、ヤマハ製のルーター、スイッチ、Wi-Fiアクセスポイントを活用して、安全で信頼性の高いネットワークを構築した。ネットワークのカバーエリアは、教職員向けのインターネット接続環境から、生徒が利用するコンピューター室、学寮、教室、廊下、体育館、柔道場までに至る。この基盤を活用し、現在は、タブレットを使った授業やウェアラブルセンサーを使ったスポーツ実習など、教育現場のIT活用という観点から先駆的な取り組みを進めている。

茗溪学園中学校高等学校が導入しているヤマハ製ファイアウォール「FWX120」(下)と、スマートL2スイッチ「SWX2200-24G」(上)

情報システムの構築と管理を担う情報職員の赤木義和氏は、ネットワーク全面刷新の背景について、次のように話す。

茗溪学園中学校高等学校 情報職員 赤木義和氏

「2010年頃からネットワークに接続するデバイスが100台を超える規模になり、トラブルが頻発するようになりました。デバイスは、教職員のPCだけで100台、そこにコンピューター室の有線接続PCが約100台、さらに、教室などで無線接続するデバイスもありました。初期設定を超えたセッションが発生したことで、既存のルーターがDoS攻撃を受けていると誤認し、自動切断を繰り返すようになっていたのです」(赤木氏)

同校のシステムは教員2名が兼任で担当する体制だったが、システムトラブルが発生するたびに教員が対応するには限界があった。そこで、赤木氏が専任担当者として構築から運用までを見ることになったのだ。

赤木氏はまず、セッション数の課題に対応するための応急処置として、2011年にルーター「RTX1500」を導入。その際に、ルーターとしての性能や使い勝手の良さを実感したことで、以後数年かけて「オールヤマハ」構成のネットワーク構築を進めていったという。

赤木氏は「教育現場でのITの重要性は年々高くなっています。オールヤマハ構成にしたことで、有線接続での高いパフォーマンスや安定性がえられただけでなく、安全な無線LAN環境を効率よく管理することができるようになりました。なくてはならない基盤になっています」と評価する。

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インデックス

目次
(1) 茨城の茗溪学園が運用負荷軽減に向けネットワークを「見える化」
(2) ユーザー目線のヤマハに共感しファンになった
(3) 見える化機能と一元管理で、作業効率が大幅アップ


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