シンクの白い汚れや、お風呂のピンク色をしたぬめり、黒カビ……水回りの掃除を面倒だと感じたことはないだろうか。 マイナビニュース会員300人に行った「水回りの掃除に関するアンケート」でも、「他の場所と比べて水回りの掃除が難しい・面倒だと感じる」と7割以上の人が回答。なかでも「水アカやカビの汚れが取れない」「すぐに汚れる」「排水口の臭いが取れない」といった理由から、難しい・面倒と感じている人が多いことがわかった。

水回りの掃除が難しい・面倒だと感じる人は7割以上

お風呂場によく発生する黒カビ(左)とピンクぬめり(右)

しかし、なぜ水回りは汚れやカビがすぐ発生し、なかなか取れないのか、また異臭を発しやすいのだろうか。今回は、お酢のチカラで汚れを落とすという住居用洗剤『水回り用ティンクル』と『お風呂用ティンクル』を販売するKINCHOの福田泰伸さんと小野寺裕之さんに、その原因や対策をうかがった。

KINCHO 中央研究所第3化学研究室主任研究員の福田泰伸さん(左)と研究員の小野寺裕之さん(右)

今回紹介する製品の『水回り用ティンクル』と『お風呂用ティンクル

汚れの原因は水道水と石けんカス!?

――本日はマイナビニュース会員の多くが苦戦している、水回りの掃除に関するお話をおうかがいできればと思います。まず、シンクやお風呂の汚れは、何が原因で発生するのでしょうか?

福田 シンクの主な汚れは水道水に含まれているカルシウム・マグネシウムといったミネラル成分が原因です。それらミネラル成分は空気中の二酸化炭素と反応し、炭酸カルシウムなど、水に溶けない成分となります。これが蓄積することで白い色をした水アカ汚れができます。水道水に含まれるミネラル成分の量は地域で違うので、汚れが顕在化するスピードも地域で異なります。

――チョークなどの素材としても使われる炭酸カルシウムが水アカ汚れの原因だったんですね。ではお風呂で発生するアカっぽい汚れの原因は何でしょうか?

小野寺 お風呂汚れの原因は、水の中のカルシウム・マグネシウム分と石けんが反応しできる石けんカスの汚れや、皮脂汚れによる湯アカです。これらの汚れはそのままでは水に溶けません。だから水で流すだけでは汚れが落ちにくいんです。

――お風呂といえば、ピンク色をしたぬめりや黒カビなどの汚れも気になるのですが……。

福田 ピンクぬめりも黒カビも原因は空気中や水道水中にいる「菌」です。「菌」は普段は見えませんが、石けんカスや人のアカなどを「栄養」にして、「水」や、「温度」などの条件が揃うと増殖し、ピンクや黒色として顕在化します。それが「ピンクぬめり」や「黒カビ」といわれるものです。

菌を増やさないための対策は"換気"と“水の拭き取り”

――水回りの汚れができる理由がよくわかりました。では、こういう汚れに有効な対策はあるのでしょうか?

福田 換気などで、浴室を乾燥させることで菌の繁殖を抑えられます。

小野寺 壁や鏡などについた水を拭き取るのも有効です。あとは、こまめに洗浄することですね。

――シンクの水アカなどはどのように掃除するのがよいでしょうか?

小野寺 水アカ汚れや石けんカスの汚れは、中性やアルカリ性の洗剤ではなかなか落とすことができません。有効なのは、酸性の洗剤を使うことです。

福田 その酸性の洗剤として我々が開発したのが、お酢のチカラで汚れを落とす『ティンクル』です。

水回りの汚れには“酸性”が最適

――なぜ酸性の洗剤が水アカ汚れなどに有効なのでしょうか?

小野寺 水アカなどの汚れを水に溶けやすい成分に分解できるからです。現在、お風呂用洗剤は中性洗剤が主流です。これらには「キレート剤」という酸と同じように作用する成分が入っていますが、反応速度が遅く、洗浄力も酸には及びません(汚れが落ちるメカニズムについては下の動画でも紹介)。

福田 また、『ティンクル』の主成分である酢酸には除菌作用もあるので、水洗いでは落としきれない細菌を除菌できます。『お風呂用ティンクル』はピンクぬめりや黒カビ汚れの原因菌を99%以上除菌することより、その発生を遅らせる効果もあるんですよ。また、『ティンクル』は弱酸性なので、アンモニアなどアルカリ性の臭いは中和してある程度消臭できますよ。例えば、『ティンクル』なら台所の魚焼き器の臭いもある程度消せると思います。あの臭いもアルカリ性なので。『ティンクル』の用途として、特別な記載はありませんが、成分の特性を活かした使い方です。

酸性でありながらも安心度の高い『ティンクル』、こんな使い方も!

――すごい裏技を教えていただいた気がします。しかし、水回り掃除にこれほど酸性が有効なのに、あまり酸性の台所・お風呂用洗剤は見ない気がするのですが……。

小野寺 実は、元々、お風呂用洗剤は酸性のものが多かったんです。ただ、安全面から中性へと移行していったんですよ。

――確かに酸性と聞くと、どことなく危ないイメージがあります。『ティンクル』はその点、大丈夫なのでしょうか?

福田 酸性洗剤は塩素系の洗剤と混ぜたときに発生する塩素ガスが危険なんです。よく「まぜるな危険」と書かれた洗剤がありますが、あれは塩素系洗剤と混ぜると、塩素ガスが一定以上発生するものに表記されます。しかし、『ティンクル』は処方の工夫によりガスを発生しにくくしているため、「まぜるな危険」の表示が不要であり、安心して使えます。

――そのほか、『ティンクル』で優れている機能や効果はありますか? この際、全部教えていただきたいです。

福田 まず、『水回り用ティンクル』の「防臭」機能があります。水回りでは排水口が臭うことが多々あると思うのですが、あれは菌が増殖して臭いを発しているケースが多いです。『水回り用ティンクル』には特殊抗菌剤を配合しているので、排水口内に5回スプレーすれば、菌の増殖を抑え、悪臭を防ぐことができるんです。水の流れがない、就寝中の時間帯に特に菌は増えやすいので、就寝前の使用が効果的です。朝起きた時に違いが分かると思います。

――臭いの元って、菌だったんですね!他には何か機能がありますか?

小野寺 『お風呂用ティンクル』はすすぎ促進剤の効果で、『時短・節水』にもなります。当社従来品との比較になりますが、すすぎの時間を約30%短縮、一度の掃除で約1500mlの節水効果(※)があるということが実証されています。

※1秒間に使う水の量を120mlとした場合

――今回のお話で、水回りの掃除には『ティンクル』が適していることがよくわかりました。最後に水回りの掃除に悩む読者の方に一言ずつメッセージをお願いします。

福田 ピンクぬめりやカビの発生を抑えるためには、定期的な掃除が必要ですが、忙しくてなかなかできない方は多いですよね。そういう方はぜひ『ティンクル』のような除菌効果のある洗剤を使ってみてください。原因菌を除菌することにより、掃除回数を減らせると思います。環境によりますが、週に1回のお掃除でピンクぬめりや黒カビの発生頻度が変わると思います。

小野寺 『水回り用ティンクル』は台所のシンク、排水口、蛇口、さらには洗面台に、『お風呂用ティンクル』は浴槽や浴室の壁だけでなく、蛇口、鏡にも使えます。1本で様々な場所を掃除できる点や、時短機能により、掃除の時間を短縮できる製品でもあります。

『水回り用ティンクル』はシンク回り全般や洗面所を、『お風呂用ティンクル』はお風呂全体で使うことができる

また、「お酢」と謳っているので、あの独特な匂いを想像されるかもしれませんが、開発に開発を重ね、お酢の匂いを感じさせないようなゆずやアップルの香りにしているので、とにかく一度使ってみてください。汚れの落ち方の違いもわかると思います。

――貴重なお話、ありがとうございました。

最後は「『ティンクル』の今後の展開にもご期待ください」と笑顔でお見送りしてくれた

年末も近づき、いよいよ大掃除のことを考えなければならないこの時期。水回りの掃除に悩んでいる方は一度『ティンクル』を手にとってみてはいかがだろうか。

(マイナビニュース広告企画:提供 KINCHO)

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