製造業にとって常に大きな課題となるのが、製品に使用される部品の管理とそのコストの抑制だ。たとえ部品一つを新たに設計するだけでも、ライフサイクルの観点からみれば、設計や製造部門だけでなく、社内の各部門に影響し、決して無視できないほどのコストが発生してしまう。そこで、このような課題を解決するのがキャデナス・ウェブ・ツー・キャドの部品情報検索システム「PARTsolutions」だ。製造業におけるグローバル・プレイヤーのトップ1000社のうち導入企業が154社にも上るこのシステムは、なぜ選ばれるのか。その背景に迫る。

“パーツマネジメント”が製造業の競争力を左右する

製品や設備に使われる多数の部品にまつわるコストは、製造業において無視できない課題の一つだ。部品を最初に選定あるいは設計する段階から、製造および保守段階における調達プラン、輸送や在庫保管、受入時の検品、そして最終的にすべての製品で使わなくなって在庫を破棄するまでのライフサイクルでみると、部品関連のコストは、製造部門だけでなく設計、調達、輸送、在庫など社内の各部門で発生している。その総コストを部品一つひとつに割り振ってみると調達単価を大きく上回る費用となってしまうことも少なくない。

部品コストは、調達単価以外の要素も多い

この課題に対して、企業はどのような取り組みを行っているのだろうか。その一つは、市販の部品や過去に設計・使用した部品の情報を管理するシステムを構築し、検索機能を付することで、部品の再利用や効率的な利用を可能にする仕組みの構築である。実際に、コスト削減や業務のスピード感がカギを握るグローバルでの競争に勝ち抜き、成長を続ける大手ものづくり企業の多くは、部品の標準化や、部品の設計点数の削減するためのシステム構築をすでに行っている。今やこのような適切な“パーツマネジメント”はグローバル化の中で製造企業が生き残るための重要な施策の一つだ。

だが、真に最適な部品管理システムを実際に運用することは容易ではない。部品情報検索システムを自社開発する企業は少なくないが、JIS規格部品、メーカー部品、社内規格部品など、多岐に渡る部品情報を一つのプラットフォームに統合し、かつ3次元の形を持つ部品という情報を素早く検索できるようにするには非常に高度な機能が求められる。そのため、結局は自社で開発した検索システムは、部品名称や品番などのテキスト検索の域を出ないような非力なものであったり、また、そのようなものしか利用できないために、探していた部品が見つからず無駄な時間を費やしてしまうことも珍しくない。中には、カタログや紙と従来のPDMシステムを利用した、不完全な管理を行っている企業も少なからず存在するのが実状だ。

このような中、部品管理に関するコストの削減を強力に推進するものとして、世界のトップクラスの製造企業が導入する注目の部品情報検索システムがある。それが、キャデナス・ウェブ・ツー・キャドの「PARTsolutions」だ。

部品管理を超えた“パーツマネジメント”がコスト削減を実現する

使用する部品の種類も設計部門の人数も多いグローバルのトップ製造業ほど、部品管理システムの重要性が高く、同時にそれに求められる要件のレベルも高い。そのような企業で利用されているのが、優れた部品管理機能を提供するPARTsolutionsである。ドイツでは、製造業トップ1000社中154社が導入、その中にはAIRBUS、DAIMLERグループ、PORSHE、VOLVO、BOSCH、シーメンスなど、ほとんどの日本人も知る有名ブランドを築き上げている企業が並ぶ。

採用実績(一部抜粋)

PARTsolutionsを特徴づけるのは「Find Reuse Control」という考え方だ。楽に部品を探せる(Find)のはもちろん、情報リユースを促進(Reuse)、それらの効果を受けたコスト削減の流れを作る(Control)という概念でシステムを構築している。高い操作性とインテリジェントな検索機能を備えることで部品の再利用を促すPARTsolutions は、情報を網羅しただけの単なる部品管理ではない。

「Find Reuse Control」の概念

PARTsolutionsにより、新規に設計する量を削減することで部品の再利用が進めば、部品の標準化・共通化につながる。複数の製品で共通の部品を使うようになれば、設計者が設計の手間を省力化するほか、製造コストも削減でき、さらに購買部門では集中購買が可能になることで購買費の削減にもつながる。このほかにも輸送・保管・管理などさまざまな場面でコスト発生を抑えることができる。

これらを可能にするのは、部品メーカー側から設計者に向けて標準部品の電子カタログを提供するソリューション「eCATALOGsolutions」を通じて膨大な機械部品メーカーの部品データの存在も大きい。そして、エンドユーザーである設計者が使いやすい高度な部品検索技術や、各社3次元CAD製品との連携など、部品カタログに関するさまざまなノウハウを蓄積してきた。数多くのグローバル大手製造業のニーズを反映した実績を活かし、業務の中で使いやすい機能をPARTsolutionsに充実させている。設計現場で困っている点や無駄な時間を要している点などの課題を吸い上げ、理想的な姿を追求した取り組みの集大成といえる。

優れた検索機能で、設計部門のほか購買部門にも役立つ

PARTsolutionsが従来の部品管理の課題を解消し、真の“パーツマネジメント”を実現できる理由はどこにあるのか。その特徴は次回以降の記事で詳しく解説するが、以下の2点が大きなポイントだ。

一つが、部品検索に特化した非常に高度な機能だ。特に設計部門にとっては、設計者がイメージした素材・形状・機能などに沿った適切な部品を素早く見出せることが重要となるが、PARTsolutionsでは3次元CADで描いた図や手書きスケッチに似た部品を検索する「形状検索」、形状の特徴から類似パーツを検索できる「トポロジ&スケッチ検索」の機能を備えている。これは、PDMシステムなどに保管された製作部品、加工部品等を見つけ出し、再利用による大幅なコスト削減も実現できる。

このほか、検索機能で特徴的なのは、部品選定から採番、申請などの社内プロセスの簡素化による効率化とミスの撲滅、これにより、更に確実な検索をできる環境に変えて行くサイクルの実現、そして部品廃止時、収斂を徹底させるための「代替部品」機能など、広域にわたる。これらは、システム部門の負荷を抑える事にもつながる。設計者の視点だけでなく、会社のコスト削減の観点から部品を選定するように誘導することがゴールである。

形状検索イメージ

トポロジ&スケッチ検索イメージ

全文検索イメージ

代替部品照会機能イメージ

もう一つの特徴として、部品にまつわるユーザー企業独自のメタ情報の扱いについても大きなアドバンテージを持っている。ERPやPLMといった他システムと連携し、それぞれの部品についての自社での最新調達単価、採用実績といった情報の入力・修正・活用も、作業負荷を軽減できるよう設計されている。そのため、購買部門による部品情報の管理が容易にでき、最新の情報を漏れなく登録することが可能となっており、またそうした情報を、設計部門が利用しやすい形でシステム側から提供することができる。

PARTsolutionsのもと、部品へのアクセスが一本化

キャデナス・ウェブ・ツー・キャドの代表取締役社長の上田義男氏はPARTsolutionsについて、「PARTsolutionsは設計者にとっての部品ライブラリのような存在ですが、例えば購買部門などにとっても有用な検索機能を備えることで、企業にとって全体最適な部品管理を実現できます」と説明する。加えて、「世界中のユーザー企業各社からニーズやアイデアを取り入れてソリューションに反映させているため、部品検索のベストプラクティスとして効果を発揮できるはずです」とアピールしている。

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