神奈川県川崎市の「サンピアンかわさき」大ホールにて、カシオ計算機主催の「CMCフェスティバル2015」が11月7日に開催された。会場では、全国各地の「カシオキーボード教室」の生徒21組51名が集合。それぞれの教室で磨いたキーボードの腕前を披露した。

小学生から70代の年配者まで幅広い層が出演。子供達に人気のアニメ「妖怪ウォッチ」の「ようかい体操第一 ~ゲラゲラポーのうた」から、「乾杯」などの定番ポップス、「くるみ割り人形」といったクラシックの名曲までジャンルにとらわれない自由な演目で子供から大人まで楽しめる演奏会となった。

表彰式の様子。「ペルシャの市場にて」を演奏した5人グループ「クローバー」が最優秀賞のCMC大賞を受賞。「Dragon Night」を披露した小学六年生の三上智之君がベストプレイヤー賞に選ばれるなど、受賞者の年齢もかなり幅広いものに

中高年から初めても楽しめる。それがキーボード

「CMCフェスティバル2015」は、全国に開講している「カシオキーボード教室」で学ぶ生徒たちが年に一回、練習の成果を発表するための演奏会で、参加者の動機は腕に自信のある人や担当講師からのすすめ、仲間と発表会を楽しむためなど様々。なかには、大賞を目指して何回も出演する人もいるという。CMC事務局の担当者によると「キーボード教室でも数年前までは女性が多かった印象だが最近は特に大人の中高年の男性が増えてきている」とのこと。

会場は「サンピアンかわさき」。こちらの大ホールで演奏会は行われた

ソロ参加の実力派が目立つ今回の演奏会

CMCフェスティバルでは、「CMC大賞」「準CMC大賞」「CMC特別賞」「CMC新人賞」「CMCベストプレイヤー賞」「CMCベストパフォーマンス賞」の6つの賞を用意。審査するのは、カシオ計算機 楽器事業部 開発部長の岩瀬広氏、ミュージック・アド社 代表取締役の大槻哲也氏、ミュージックトレード社 代表取締役の澤野優氏、リットーミュージック キーボードマガジン編集長の山本奈緒氏、カシオ計算機 国内営業統轄 楽器推進室の本多陽子氏の5名。大賞の審査基準は「出演者の中で一番、音楽を奏でる喜びを表現でき、聴き手を魅了する素晴らしい演奏をした方」とのこと。演奏の技術だけが問われるわけではないそうだ。

岩瀬広氏

大槻哲也氏

澤野優氏

山本奈緒氏

本多陽子氏