OKIグループとして初出展となった展示ブース

セイコーアイ・インフォテックは、2015年10月1日づけでOKIデータ・インフォテックへと社名変更した。OKIグループの一員となって最初のお披露目の場となったのが、10月7日から3日間開催された関西 設計・製造ソリューション展だ。

OKIデータ・インフォテックと社名は変更されたものの、マルチファンクションプリンターと共に活用される大判図面ソリューションや3Dプリンター・3Dスキャンシステム、蛍光灯型LEDランプといった各種事業は社名変更以前から引き続き展開される。展示ブースには、社名変更前から扱われていた各種製品と、OKIデータ製のビジネス複合機が並べられた。

多くの来場客でにぎわっていたOKIデータ・インフォテックブース

大判「Teriostar」とA3サイズ「COREFIDO」を組み合わせた新しい活用

まず、社名変更にともなって変化があった部分から紹介しよう。ブース中央近くに置かれたプリンターソリューションコーナーでは、元から扱っていた大判のマルチファンクションプリンターTeriostarからは、A1サイズまでのスキャン/プリントのできるLP-1140-MFが展示されていた。 そして、その隣に置かれていたのがOKIデータ製のA3ビジネスカラー複合機「COREFIDO」だ。新たにビジネス複合機をラインアップに加え、オフィスからCAD出力までトータルプリントソリューションを提供する体制が整った。

COREFIDOは5年間の無償保証とメンテナンス品補償がついている画期的な複合機だ。トナー交換や紙詰まり除去など日常作業は、視認性に優れた大型ディスプレイに表示されるガイダンスに従って操作するだけなのでとても簡単。また、トラブル診断機能や本体に搭載された電子マニュアルのおかげで、トラブル時にメーカーのサポートセンターに問い合わせをすることなくユーザーが自力で復旧できるような工夫が凝らされている。ダウンタイム軽減をコンセプトにしているTeriostarシリーズを使っているユーザーにも受け入れられる最新のA3カラービジネス複合機といえるだろう。

ビジネス複合機「COREFIDO」シリーズ

トラブル診断機能や本体に搭載された電子マニュアルのおかげでトラブルに自力で対応できる

OKIデータで生まれる新しい展開に期待

社名変更後、はじめて多くの人の目に触れるイベントであったが、OKIデータ・インフォテックとしての新たな方向性をうまく示していたといえる。例年の展示にオフィスシーンで注目されているCOREFIDOを加えたブース構成は、そのままOKIデータ・インフォテックのビジネスを示すものだった。

OKIデータ・インフォテック 営業部 西日本営業課 課長
仮屋瀬誠氏

「長年に渡りご愛顧いただいているお客様へのサポートも今までどおりご提供してまいりますのでどうぞ安心してお使いください、という情報発信の場と考えています。今後はOKIデータと当社との技術融合で、より良い製品をお客様に提供できることを私自身も期待していますし、お客様からの期待も感じています」とOKIデータ・インフォテック 営業部 西日本営業課 課長の仮屋瀬誠氏は語る。


3D関連はプリンター&スキャナーで提案

3Dソリューションのブースも盛況だった。特に樹脂プリンター「ProJet 3500シリーズ」でプリントしたユニークな出力サンプルを用いて、3Dプリンターの可能性をアピールしていた。

「ProJet 3500は高精細な造形物を作ることができます。積層式の3Dプリンターなのですが、層の境目はほとんど見えませんし、3Dプリンターが苦手とする尖った形状もしっかりと作れます。複雑な形状や嵌合の確認をしたい場合にぴったりですね。それでいてランニングコストが安いというのが魅力です。また『もっと低コストで作りたい』『プリント時間を短くしたい』というお客様にはカラー石膏プリンターをご提案しています。樹脂と比べ短時間でプリントでき、精度も高いカラー造形モデルがつくれるのです」と仮屋瀬氏。 OKIデータ・インフォテックが取り扱う幅広いラインアップに中から、ユーザーニーズに合わせた提案が行えることをアピールしていた。

3Dソリューションのブースにて

ProJet3500でプリントした造形サンプルは、先端を触れると痛いくらいしっかりと作られていた

また、3DスキャナーコーナーではArtec社製のハンディタイプスキャナー「EVA」「Spider」を展示。来場者やデモスタッフを実際にその場でスキャンし3Dデータとして取り込むといったデモンストレーションを行っていた。人物だけでなく実際の製品や造形品をスキャンし手軽に3Dデータを作成できることが紹介されており、多くの人が足を止めていたのが印象的だ。

デモスタッフをスキャンし3Dデータとして取り込むデモンストレーションの様子

「CADデータがないものの複製を作れるのはもちろんですが、出来上がった製品をスキャニングし、そのデータを元のCADデータと照らし合わせながら、CADデータ通りに正しくできあがっているかを確認するというような使い方も可能です」と仮屋瀬氏はものづくりの現場で活きる使い方を紹介した。

さらに進化した工事不要の蛍光灯型LEDランプ

OKIデータ・インフォテックのブースはもちろん、周辺ブースでもものづくりを行うための機器が多数展示されている中、異彩を放っていたのが蛍光灯型LEDランプを展示した一角だ。工事不要で簡単に節電が可能な「LEDUAL」シリーズが展示されていた。

オフィスや店舗で利用できる昼白色タイプと、クリーンルームで利用できるイエロータイプが元々ラインアップされていたが、より進化した「LEDUAL II」が今回は国内初展示された。

「以前と比べて、LEDランプ本体が軽く細くなり、消費電力も低くなりました。昨年来いろいろな展示会でこの商品のPRを続けてきたことで、お客様からの引き合いも増えています」と語るのはOKIデータ・インフォテック 営業部 戦略商品販売促進プロジェクトリーダー磯崎晃司氏だ。

昼白色タイプは2500lm(ルーメン)と2100lmの2つのタイプもラインアップされているので、利用場所にあった明るさの商品を選択できる。なにより、工事不要であることから、蛍光灯型LEDランプへの切り換え過渡期にある企業や、順次乗換えを行っていた企業からも注目されているという。

工事不要で簡単に節電が可能な「LEDUAL」シリーズについて

蛍光灯型LEDランプの導入をOKIデータ・インフォテックがサポート
⇒⇒【前編】はこちら

⇒⇒【後編】はこちら

ビジネスの進化と安心を感じられる展示

今回も多岐にわたるビジネスを、OKIデータ・インフォテックは会場ブースで十分にアピールしていた。特に強調されていたのが、商材やサポートを含めた「これまでと変わらない」部分と、COREFIDOを得たことによる「これまでと違う」部分についてだ。社名変更の告知だけでは伝わりづらい部分を、顔の見える場で伝えきったといえるだろう。

OKIデータ・インフォテックは今後も展示会などに積極的な出展を行なう予定だ。もっとも近い時期にOKIデータ・インフォテックのこれからを感じられる展示会は、11月18日から20日にかけて名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)で開催される「TECH Biz EXPO」だ。今回紹介したDMS関西と同じく、COREFIDOと、3Dプリンター「ProJet460」などの実機展示などが行なわれる。もちろん、3Dスキャナーの動きを体験できるコーナーや、LEDランプの明るさと消費電力量を目の当たりにできるコーナーも用意される。

プリンティングソリューションの充実と、3Dスキャナー&プリンターによるモノづくりを実際に体験したいならば、ぜひ展示会に出かけてみて欲しい。今後の展開が楽しみな展示が見られるはずだ。

(マイナビニュース広告企画:提供 OKIデータ・インフォテック)

[PR]提供:OKIデータ・インフォテック