エンタープライズ領域で普及の兆しを見せるフラッシュストレージ。フラッシュストレージは企業にどんなインパクトをもたらすのだろうか。また、企業は導入にあたってどんな課題があるのか。今回は、海外含めた最先端のITテクノロジーを日本市場に向けて展開する東京エレクトロン デバイス株式会社 CNカンパニー 村上 裕氏のインタビューから、フラッシュストレージ導入の現状と効果、その適用範囲について解説していきたい。

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2016年は"オールフラッシュ元年"になる

東京エレクトロンデバイス CNカンパニー CN技術本部 プロダクト技術部ブロダクト技術6グループ 村上 裕氏

村上氏は、フラッシュストレージ業界における技術動向にさまざまなブレークスルーが起こっているとして、こう解説する。

「フラッシュの課題の1つは、書き込み回数に制限があることでした。ただ、現在は、書き込みを均等に行ったり、重複排除、圧縮機能を使ったりすることで、そうした制限を回避できるようになっています。むしろ、書き込み回数を制御できるため、いつ故障するかわからないHDよりも故障対応がしやすい面があります。技術的に見てもHDDからフラッシュへの移行は確実に進むと見ています」(村上氏)

国内でも、フラッシュストレージに対するニーズは高まってきている。IT製品はおおよそ2~3年遅れで国内に普及するなどと言われるが、2016年がちょうどプライマリストレージ市場の盛り上がりの波が来るタイミングとなる。

そこで気になってくるのが、フラッシュストレージをどう使うかということだ。村上氏は、具体的な利用シーンとして、データベースのパフォーマンス向上や混在したワークロードの集約などを挙げる。

フラッシュストレージ2016年の予測について語る村上氏

たとえば、データベースシステムをハードウェアごと交換するとコストがかかる。そこでストレージ装置をHDDからフラッシュに交換して、それだけでパフォーマンスを飛躍的に向上させようというものだ。容量単価がHDDと変わらなくなったため、従来はコスト面で難しかったシステムのバージョンアップが簡単にできるようになった。

また、混在したワークロードの集約とは、データベースやファイルサーバなど記録中心のシステムと、パフォーマンスが必要な分析系のシステムを同じ装置上で稼働させることができるという点だ。フラッシュは、容量とパフォーマンスの両方に対応することができるため、ワークロードを集約してコスト削減することもできる。コストという点では、もともと電力効率がよいため、データセンタースペースの削減にもつながるというメリットがある。

正確な情報が浸透することで、フラッシュへの移行が進む

「フラッシュのメリットはみなさんよくご存知で、効果についても自分のPCなど使ってよく理解されています。ただ、エンタープライズ用途というと、まだ抵抗があるようです。実際には、信頼性の面でも耐えうるものになってきています。その辺りの誤解が解けていくことで、HDDからフラッシュへの移行は進んでいくと思いますし、そのために技術情報や事例情報などを積極的にお客様へお伝えしていきます」と村上氏が語るように、フラッシュのメリットについて理解が深まっている一方で、誤解もまた広まっている状況といえそうだ。オールフラッシュ元年に向けて、最新動向を知りたい方、自社での適用を目指す方は、正確な情報を知るべく一度、技術情報などを問い合わせてみることをおすすめしたい。

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