大人の女性のたしなみとして、冠婚葬祭の常識やマナーは身につけておきたいですよね。特にこれからいつ喪主や喪主の妻を務めることになるか分からないアラフォー女性の皆様は、今まで以上に身だしなみへの注意が必要になります。そこで今回、フォーマルウェアの老舗「東京ソワール」さんに、喪主と一般参列者の身だしなみの違いについて質問しました。

喪主(喪主の妻)と一般参列者では、喪服のルールが違う?

――親が亡くなり、初めて喪主を務めることに。一般の参列者としてしかお葬式に出たことがなかったけれど、服装は特別な準備が必要ですか?

悲しみの席に限らず、フォーマルシーンでは主催者は参列者より格式の高い装いでお迎えをするものです。例えば、学校の入学式や卒業式では、主催者にあたる校長先生はモーニングコート、主役の子どもはスーツスタイル、父母は準礼装や略礼装にあたるビジネススーツやセレモニースーツ、といった装いが一般的です。

喪主は遺族を代表して葬儀を行い、弔問を受けるという役割があるので、参列者への礼を尽くすために、装いも格式の高さが求められます。喪主を務める人がビジネススーツなどの略喪服では失礼に当たりますので注意しましょう。また、高級な喪服の色味は、深い黒色で気品に溢れているものです。同じ黒色の喪服が揃うお葬式だからこそ、一目でその役割がわかる高級感のある装いであることが、参列者への気遣いの1つといえます。

――参列者として訪問していたときはそれほど意識していませんでしたが、たしかに遺族の方は身なりを見ればすぐに判断できるものですよね。立場に合わせて、装いの配慮も大切だということが改めて分かりました。

東京ソワール
UVカット ショート手袋

東京ソワール
ノーブル&ニュースタイル4ピース

喪主が気をつけるべき身だしなみのルール

――急な葬儀でバタバタしてしまって時間がないけれど、喪主として失礼にならないか心配…。アクセサリーや小物は、どんなものならマナー違反にならないでしょうか?

最近は葬儀の形式も簡素化する人が増えており、喪主の装いも「正礼装」までの装いは少なくなっている傾向です。全身を黒で統一し、黒の手袋やトーク帽などの小物で「きちんと感」を表現するのもおすすめです。ロングヘアーの場合は後ろで束ねてください。ノーメイクではなく薄化粧を施し、美しく装いましょう。

アクセサリーは、白やグレーパールのネックレスとイヤリング、ピアスがベーシックな装飾ですが、最近はジェットやオニキスなど、黒いものも人気です。珠は大きすぎず、華美な印象にならないものを選びましょう。指輪は結婚指輪のみ、時計も華美なものは身に付けないことがマナーです。

バックは、布製バックを持つと格式が高まります。喪服と相性のよい小ぶりのもの選びましょう。また、黒のサブバックがあると便利です。靴は、布製のパンプスが格式は高いですが、市場に少ないので手に入りづらく、機能性も高くないことから、皮製のパンプスが望ましいとされます。シンプルさを重視しましょう。

――華美なメイクやアクセサリーはNGということは常識ですが、「地味にする」ということではなく、あくまでも節度をわきまえて、美しく品のいい装いをすることが喪主には必要なんですね。普段から髪をカラーリングしていても、急な不幸があっても対応できそうで安心しました。

東京ソワール
レース手提げ付きバッグセット

バッグ

手提げ

ふくさ

お葬式で必ず持つ「数珠」。意味や種類を知りたい!

――お葬式に出るたび数珠は一応持参しているけれど、数珠は1人に1つ必要なんでしょうか?そもそも、数珠にはどんな意味があるのかを教えて下さい。

数珠とは、「煩悩の数108を司る仏様」という意味があるといわれています。念珠ともいい、念仏を捧げるときに使います。仏式の場合はお葬式に限らず、お通夜や四十九日法要など仏様に手を合わせるときに数珠を使用します。一般には「お守り」の意味もあり、1人ひとりのお守りなので、家族であっても1人1つずつ持つのが望ましいです。

仏教の宗派によってお坊様が使う数珠には違いがありますが、一般的に使われるものは片手念珠といい、どの宗派でも使うことができます。素材は、菩提樹や黒檀などが珍重されていましたが、最近は、パワーストーンなども広く使われるようになっています。仏様の前で手を合わせるときには格式はありませんので、喪主でも一般参列者でも数珠は同じもので問題ありません。

――数珠に「お守り」の意味があるなんて知りませんでした…! それなら1人1つ必要なのも納得です。今はいろんな種類の数珠が出ているようなので、自分の好みのものを選んでもよさそうですね。

映画で見るあの"帽子"って何?

東京ソワール
フォーマルトーク帽

――海外映画のお葬式のシーンでは、女の人が帽子をかぶっているシーンをよく見ますが、日本ではあまり見かけないですね。あれにはどういった意味があるのでしょうか?

トーク帽は、ヨーロッパのドレススタイルではかかせないアクセサリーの1つです。日本では、皇室の方々が喪の場面でもお使いになられます。

一般の私たちは、格式を高めるために着装することがあります。そのときは黒の手袋もセットで持ちましょう。喪主の立場では、着装してもしなくてもどちらもルール違反にはなりません。立場や式の格式で選んでください。参列者はしてもしなくてもルール違反にはなりませんが、喪主の装いを考慮して着装を決めることが無難です。また、ヘッドドレスとして、髪を隠すために着装する人もいます。茶髪は避けた方が無難ですが、美容院に行く時間がなければ、トーク帽や黒いリボンでカバーするのも1つの方法です。

――あの帽子には、「トーク帽」という名称があったんですね! 映画などでよく見かけるように美しい貴婦人が着けているイメージが強く、ちょっとハードルが高いですが、トーク帽を着けるだけでぐっとかしこまった印象になりますよね。髪の毛を隠すためにも使えるなら、ちょっとチャレンジしてみてもいいかもしれません。

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