ケース側⾯のパネル内部に装着した、独⾃の多孔質ウレタン吸⾳材

トーワ電機は6月25日、同社が運営する「UNIV」ブランドより、静音仕様のワークステーション「UNI-XW-E5HS」を発売した。

同機は、高速演算、HPC用途に適した36コア/72スレッドを実現するXeon Haswell-EPを搭載したハイエンドワークステーションモデル(ベーシックモデルの価格は税・送料込で597,024円)。その最大の特徴は、厳選したパーツ構成と独自のテクノロジーにより、パワーアップした静音性能を有すること。より高度な静音化を実現するため、ヒートパイプを採用し低回転ファンでも高い冷却効率を備えたCPUクーラーや静音電源の搭載に加え、ケース側面のパネル内部に独自の多孔質ウレタン吸音材を装備。これにより、CPUファンやドライブの駆動音を高効率で吸収し、筐体内の反響を低減させることに成功した。特に高音域の遮音性能に優れ、より快適な使用環境を実現できるという。

静音性能が格段に向上した「UNI-XW-E5HS」

公的機関による実証実験で、その静粛性を証明

トーワ電機では、この静音性能を実証するため、公的機関による計測を実施した。まずは「半無響音室におけるオペレータポジションでの騒音測定」。これはJIS X7779(ISO 7779)規格(情報技術装置から放射される空気伝搬騒音の測定)に準拠した騒音レベルの測定だ。実験方法は以下の通り。

半無響音室におけるオペレータポジションでの騒音測定

この結果、CPUフル負荷の場合でもわずか33.5dBを記録。これは図書館(40dB)より静粛で、ささやき声(30dB)程度の大きさ。さらにアイドリング時には、14.5dB(10dBはほぼ音として認識できない)と驚異の静粛性を実現している。

次に実験したのが「無響音室における1/3オクターブバンド音圧レベル測定」。室温24.39℃、湿度50.05%という環境下で、従来型モデルと多孔質ウレタン吸音材を装着した改良型モデルの両方について騒音レベルを測定し、その比較を行った。実験方法は以下の通り。

半無響音室におけるオペレータポジションでの騒音測定

その結果、従来型に比べ、ほぼすべての音域で改良型の高い静音化が確認できた。全体では-2.1dB、特定帯域においては最大-4.6dBの静音効果を実現している。また、特に中~高音域(2500~6300Hz)の不快な周波数のノイズを、効果的にカットしていることも証明された。

「無響⾳室における1/3オクターブバンド⾳圧レベル測定」での、正⾯の測定結果

「無響⾳室における1/3オクターブバンド⾳圧レベル測定」での、側⾯の測定結果

※測定結果は参考数値です。使用環境や状況により数値が異なる場合がありますのでご了承ください。

(マイナビニュース広告企画:提供 TOWA ELECTRIC MACHINERY)

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