【特別企画】

中高年男性を悩ませる! 排尿障害とEDの気になる関係

中高年になると、「最近、トイレが近くなった」「夜もおしっこで目が覚めてしまう」「おしっこのキレが悪い…」といった悩みをもつ男性が少なくありません。実はこのような排尿のトラブルが、ED(勃起障害)にも関係するとか…。今回は排尿障害とEDの関係について、「かんざき泌尿器科」の院長、神崎仁徳先生に教えていただきました。

お話:かんざき泌尿器科 院長 神崎仁徳 先生

「1晩にトイレ2回」は前立腺肥大症の始まりかも

―中高年男性には、おしっこの悩みが多いと聞きます

はい。泌尿器科では「下部尿路症状」という病名でよばれています。いわゆる排尿のトラブル、排尿障害ですね。

―なぜ中高年男性に起こりやすいのでしょうか

排尿障害の原因で一番多いのは「前立腺肥大症」です。前立腺とは男性だけにあり、精液の一部である前立腺液を作る臓器です。膀胱の真下で尿道を取り囲むような形をしており、前立腺の真ん中を尿道が通っています。50歳以上になると、前立腺の細胞の1つ1つが大きくなって尿道を圧迫するので、排尿障害が起こるのです。排尿障害自体は30~40代の方にもありますが、その多くは「慢性前立腺炎」という別の病気です。

―前立腺肥大症になると、具体的にはどんな症状があるのですか

患者さんたちが最も困っているのは「夜間頻尿」、つまり夜中にトイレのために目が覚めることですね。一晩に2回以上トイレに行くというのは異常だと考えたほうがいいと思います。その他、「尿が出ない」「尿の出始めが遅く時間がかかる」「排尿後も尿が残っている感じがある」「尿のキレが悪い」という方もあります。「尿意切迫感」といって、急にトイレに行きたくなり、漏らすまではいかないけれど、「漏れそうだ」「間に合わない」と焦ってトイレに駆け込むこともたびたび起こります。前立腺肥大症が進行してより重症になると、「尿閉」といって尿が全く出なくなってしまうこともあります。膀胱に尿が大量にたまり、下腹部が張って非常に苦しいものです。このような状態の時には、すぐに病院を受診する必要があります。

―なるほど、仕事や日常生活への支障が大きい病気ですね。どのくらいの方がかかっているのですか

統計によれば、前立腺の肥大自体は50歳で30%、60歳で60%、80代では90%と高齢者男性のほとんどに起こります。ただ、それでも無症状の人もいますから、全ての人に治療が必要というわけではありません。当院では患者さんの中心は60代以上の方ですが、55歳以上で治療の必要な前立腺肥大症の人は400万人いると推定されています。患者さんにしてみれば排尿障害を医師に相談するのは敷居が高いと思いますが、夜間、トイレに何度も起きるようになったら、熟睡できず睡眠の質が悪くなりますから、健康のためにも医師に相談することをお勧めします。

―前立腺肥大症ではどんな検査や治療をするのですか

当院ではまず患者さんから症状をお聞きして、下腹部の超音波検査で膀胱内の残尿量を調べる検査で診断します。当院ではお薬による治療を行い、それで改善が見られない方は、総合病院や大学病院での手術やレーザー手術ということになります。

排尿障害がEDにつながることも

―ところで、前立腺肥大症の人はEDになりやすいという話を聞きますが、本当ですか

そうですね、下部尿路障害とEDは関連があります。EDには、糖尿病や高血圧による動脈硬化が原因で起こる「器質性」と、精神的なストレスが原因になる「心因性」がありますが、排尿障害は特に心因性EDと関係が深いように思います。排尿障害が引け目に感じられて、自分の身体への自信を失う。そういった自信喪失がEDにつながっているのではないかと考えています。

―一方、前立腺肥大症の治療をきっかけにEDになる、という話もあります

たしかに、手術療法の場合は6~7%の患者さんが術後に勃起機能が低下するというデータがあります。でも、逆に同じくらいの患者さんのEDは改善されています。いずれにしても残りの8割以上の患者さんは変化がないわけですから、実際はそれほど大きい影響はないと考えてよいと思います。

―EDは飲んでいる薬の影響も受けやすいそうですね

EDは、高血圧の薬や抗うつ剤、脂質異常症の治療薬、アレルギー治療薬などなどさまざまな薬が原因で起こることがあります。前立腺肥大症に使われることがあるホルモン剤もEDを引き起こしやすい薬の一つです。ただ、現在前立腺肥大症の治療に最も多く使われているのは「α1ブロッカー」という薬で、ED治療薬と併用する際にはED治療薬の用量に注意する必要はありますが、ED自体への影響はほとんどありません。

―排尿障害があってもED治療薬を使えますか

はい。ED治療薬で勃起障害が回復すれば、精神的にも自信が取り戻せるのではないでしょうか。

―排尿障害もそうですが、EDも受診するのに最初はちょっと勇気が要りそうです。EDで悩む方へのメッセージをお願いします

EDについては、年齢のせいだとあきらめている人が多く、受診の敷居がかなり高いと感じられているようです。診察についても「下半身を見られるのではないか」「性生活の話を詳しく聞かれるのではないか」と心配される方も少なくありません。ED治療薬は安全性の高い薬ですから、診察は血圧測定と、普段使っている薬をお聞きする程度で10分程度ですみます。気軽に受診していただきたいと思います。

かんざき泌尿器科
気軽に相談できる地域のかかりつけ医として、気になる症状があれば懇切丁寧に説明してもらえる。福岡市営地下鉄赤坂駅より徒歩2~3分とアクセス良好。ED治療薬は診察室内で渡してもらえる。ホームページにある「問診票・同意書」をあらかじめ印刷し、記入して持参するとスムーズだ。

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