ビジネスにおいて柔軟な働き方が受け入れられつつある中、数多くの企業が経営幹部や営業部隊、オフィスワーカーといったさまざまな従業員が持つ異なるニーズに応じて、多様なデバイスが必要であることを認識するようになりました。

しかし、このことは企業のITシステム管理者にとって大きな課題です。なぜなら利用者のニーズに合わせてデバイスの種類が増加するのに伴い、妥当なコストでハイレベルのサポートを提供することが難しくなってきているからです。結果として、IT部門の提供するサポートは、細分化されたうえにコストがかさんでしまいます。

IT部門の役割を合理化して効率を高めるために、システム管理者はビジネスの現場で利用するデバイスの標準化を実現する必要があります。ここでは、いかにしてデバイスの標準化を進めていけばよいかを紹介したいと思います。

ニーズが異なる従業員の間におけるデバイス標準化の難しさ

「大きな企業組織は際限なくリソースを投入できる」という誤解があります。しかし、実際には中堅・中小企業などと同様に投資に見合う費用対効果が求められています。従業員のニーズに合わせて多様なデバイスを用意するには、予算が限られています。

米国テキサス州に本拠を持つ飲料メーカーのドクターペッパー・スナップル・グループは、さまざまなスキルを持つ従業員を数多く抱える大企業ですが、まさにこの課題に直面しました。

例えば、エンジニアはデバイスに対して処理能力と高性能を求めるのに対して、経営幹部は出張に適した軽量さと利便性を求めます。また、営業部隊は多忙な営業活動に耐えられる耐久性と、効果的なプレゼンテーション資料の作成と実施ができる十分な処理能力を必要とするといったように、それぞれニーズが異なります。

会社全体でパソコン利用を標準化するのに必要なノートPCを選定する場合、さまざまな要素を考慮する必要があります。まずエンドユーザーが求めるのは、軽量で処理能力と耐久性の高いノートPCです。自宅でも移動中でも、オフィスでも変わらない高い処理能力によって、柔軟な業務環境を維持することができます。

また、IT部門にとっては、バックオフィスでのメリットが重要です。例えば、システム管理者は増え続けるノートPCに対して、複数のソフトウェアイメージではなく1つのイメージを作成するだけで済めばコストの節約になります。

このような要件を考慮してデバイスの標準化を行うために、ドクターペッパー・スナップル・グループは、AMD製APUを採用したHewlett-Packard(HP)のビジネス向けノートPC「HP EliteBook 745」を選択し、従来6種類あったPCを3種類のスタンダードモデルに統合しました。

HP EliteBook 745

ハイパフォーマンスを実現する「HSA」

「AMD PRO Aシリーズ」などのハイパフォーマンスなAPUは、ヘテロジニアス・システム・アーキテクチャー(HSA)テクノロジに対応しています。HSAテクノロジでは、GPU(並列処理)とCPU(直列処理)で同じように、システムタスクに対して優先順位を付けて管理することが可能で、タスクを適切なプロセッサに割り振り、パフォーマンスを最大限に高めます。

これにより、アプリの実行や文書編集、ビデオ会議、Web閲覧といった複数の処理に対して、速度を落とさず実行できるようになり、多様な従業員のニーズに応えるだけでなく革新的な働き方と生産性の向上を促進します。

デバイスの標準化によって得られるメリットとは

ここで最も重要なことは、デバイスの標準化を推進することが従業員の仕事や生活の質を高める絶好の機会となることです。適切なビジネスクラスのノートPCを選択し、ハードウェアの一貫性を保てば、IT部門は互換性の問題に悩まされずに済みます。

結果として、標準化によってIT部門がサポートするインフラストラクチャはより簡素化され、また対処を必要とするユーザーが抱える問題も削減されるので、管理上の費用対効果とエンドユーザーの満足度向上につながります。

著者紹介:デイヴィッド・ベネット(David Bennett) AMDワールドワイド・コマーシャルセールス担当バイスプレジデント

関連リンク:日本AMD

米国本社 Aditya Kapoor氏のインタビューレポート

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