NTTドコモの電子雑誌配信サービス「dマガジン」が好調だ。2014年6月のサービス開始以来、着実に契約数を伸ばし、すでに170万契約を突破。電子書籍サービスは数多くあれど、dマガジンの魅力は何か。自身もヘビーユーザーというジャーナリストの神尾寿氏に話を聞いた。

dマガジンを手に説明をする神尾寿氏

なぜ「dマガジン」が好調なのか?

電子雑誌は、その名の通り紙で出版されている雑誌を電子書籍として配信するサービス。この1~2年で普及が進んでおり、電子雑誌を発行している出版社も増えた。神尾氏は、今電子雑誌が注目される理由として2点を挙げる。ひとつは「画面が見やすくなったこと」、続いて「デバイスのパフォーマンスが向上したこと」だ。

dマガジンのコンテンツである雑誌は、一般的な書籍に比べてサイズが大きい。また写真の枚数も多く、レイアウトも凝ったものが多い。そのため、画面が大きく、より緻密な表示ができるディスプレイが重要になる。最近は、iPadでRetinaと呼ばれる高解像度のモデルや、AndroidタブレットでもフルHD以上の解像度を備えた製品が増えた。5~6インチクラスのファブレットと呼ばれるスマートフォンも、フルHD以上の解像度を備えており、雑誌が快適に閲覧できるようになっている。

電子雑誌をiPad Retinaで表示。横向きにすれば見開き表示も可能

写真が多くて複雑なレイアウトの雑誌は、表示するのに一定のマシンパワーを要求するが、デバイスのパフォーマンス向上により、CPUパワーが向上。表示スピードが早くなり、ストレスなく次ページに遷移することが可能となった。

同様に、昨今のスマートフォン/タブレットの多くが対応する高速・低遅延のLTEサービスは、逐次ページをダウンロードしていくサービスと相性がいい。反応良くページがダウンロードされ、すぐに表示されるので、ストレスなく雑誌を読み進められる。雑誌を「パラパラとめくって読み進める」という要望に対して、これまではページをめくる度に何秒も待たされているとストレスがたまってしまう。それが、ハードウェアや回線の進化によって実用的になった、というのが神尾氏の見解だ。dマガジンでは、ダブルタップすると実寸大で表示されたり、片手で拡大・縮小できたりと、操作性の工夫もされている。電車の吊り革に捕まったまま閲覧できるのがうれしい。

実用面でのメリットも見逃せない。雑誌は、読んだあとは部屋に積まれてそのうち古紙回収に出される、というパターンが多い。これを積みっぱなしにしておくと家族から怒られるといったこともあるが、電子雑誌ならタブレット1台ですべて納まるので、その心配がない。「複数の雑誌の読みたい場所を並行して読み進めることが多い」という神尾氏にとっては、複数の雑誌を持ち歩く必要がない、というのも大きなメリットだという。

このように多くのメリットを備えて登場したドコモのdマガジン。神尾氏はその最大のメリットは「単純にお得なところ」と断言する。dマガジンは月額400円のサービスで、配信されている120誌以上が読み放題のサービス。雑誌1冊分にも満たない料金で、毎月さまざまな雑誌を読めるのだ。

神尾氏がオススメする「dマガジン」活用法とは?

配信されている雑誌は男性向けや女性向け情報誌、週刊誌、ファッション誌、趣味の雑誌など多彩なジャンルに渡っており、どの雑誌も読むことができる。毎月購入しているような雑誌だけでなく、たまたま興味を引いた雑誌の特集や好きな作家が書いている連載、といったような、普段ならそれだけで雑誌1冊分のお金を払うのをためらうような場合でも、月額400円ですべて読み放題なので、気軽に読むことができる。

神尾氏も「意外に女性誌が面白い」と笑う。これまでは読まなかったような雑誌を読むことによる「新たな発見」もdマガジンのメリットとのこと。dマガジンは、表紙の一覧に加え、各雑誌のトピックごとにサムネイルを横断的に表示する検索画面を設けているが、雑誌のサムネイルでもタイトルは見やすく、視認性が高いため、今まで気付かなかった新しい発見に繋がる、という。

また、ランキングやおすすめから選ぶことができるので、旬な情報をすぐに入手でき、気に入った記事は1ページ単位で100枚までクリッピングすることができる。

高解像度のディスプレイを使ったタブレットだと写真もきれいに見える。例えばレストランガイドでは料理がさらに美味しそうに見えて、見ているだけでも楽しいので、ついつい読んでみたくなる。こうした「インターネットのコンテンツを楽しむようなザッピングの読み方もできる」というのもdマガジンのいいところだという。

料理がさらに美味しそうに見えるグルメ雑誌

他キャリアユーザーも利用可能 - 「dマガジン」で雑誌の面白さを再発見

dマガジンはドコモのサービスということで、ドコモユーザーでないと使えないと思う人もいるかもしれない。だが、docomo IDを取得することで、誰でも利用できる。auやソフトバンクといった他キャリアのユーザーでも利用できるし、回線契約のない無線LANモデルのタブレットでも利用可能だ。

dマガジンを使うことで「紙の雑誌の面白さを再発見した」と神尾氏。常に最新号を配信するdマガジンは、世の中の最新の話題を把握するのにも便利で、単に最新情報だけでなく、背景を含めて一通りの知識が得られるという「雑誌の良さ」が体験できるのがメリットだと話す。dマガジンで読んでみて、残しておきたい雑誌や特集があれば、その時初めてその雑誌を書店で購入してもいい。要は使い分け、と神尾氏は語る。

神尾氏自身、dマガジンによって「初めてタブレットの存在意義を見いだした」と話す。タブレットを購入したまま使い道がないという人でも、dマガジン用の端末として使ってみるのも良さそうだ。

dマガジンは、初回登録で31日間無料利用ができる。一度始めてみると、ちょっとクセになる新たな雑誌体験が得られるので、是非試してみて欲しい。

(マイナビニュースPR企画)

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