米国時間9月9日に米Appleの新型スマートフォン「iPhone 6」が発表され、同社のモバイル機器向けOSの最新版「iOS 8」も日本時間18日より提供開始。日本時間19日には、同OSを搭載したiPhone 6がついに販売開始となった。

iOS 8に搭載される新機能のうち、特に注目なのがサードパーティー製キーボードへの対応だ。これまでiOSでは、Apple以外がIME(文字入力システム)を提供することはできなかったが、6月に開催された同社の開発者向けイベント「WWDC 2014」でiOS 8で機能拡張のひとつとしてサードパーティー製キーボードが提供可能になることが発表されている。

Androidスマートフォンユーザーには、おなじみの「日本語入力アプリSimeji(シメジ) - 日本語文字入力&顔文字キーボード」( Android版およびiOS版 )を提供するバイドゥでは、同発表を受け、iOS版の開発を開始したことを公表。18日よりiOS版「Simeji」の提供を開始した。そこで本稿ではiOS版の機能を中心に、Simejiの特徴をおさらいしていきたい。

iOS版を開発中のバイドゥの日本語入力システム「Simeji(シメジ) - 日本語文字入力&顔文字キーボード」

Simejiってどんなアプリ?

「Simeji」は、Androidスマートフォンですでに1,000万ダウンロードを達成している無料の日本語入力アプリ。変換精度の高さに加え、地名を入力すると天気予報を表示したり、星座を入力すると占いを表示するといった"おもしろ変換(クラウド超変換)"や豊富な顔文字を用意している点が特長。Androidスマートフォン黎明期から提供されており、いわゆるギーク層にとってはおなじみのアプリだが、昨今はそのユニークな搭載機能が若者層にも評価されているという。

Android版と同様に豊富な顔文字入力に対応する

加えて、漫画やアニメのセリフ、インターネットで話題のワードなどの変換にも対応。多彩な感情表現に対応した顔文字の豊富さも特長のひとつで、定番から変わったものまで、3万以上の顔文字を入力可能だ。iOS版「Simeji」でも、これらユニークな文字入力をiPhoneやiPod touchで も利用できる。iOS版のみの提供となる顔文字もあるという。

さらに、キーボードを様々なデザインを変更できるスキン機能も「Simeji」魅力のひとつ。iOS版「Simeji」では、iPhoneのインタフェースを踏襲したベーシックなデザインのデフォルトのスキンを含め、計4種類のデザインを用意。アプリ提供開始時点では、4種のみだが、随時追加されるという。

キーボードのデザインを変更できるスキン機能も搭載

そのほか、クラウドサーバーにアクセスし、新語・流行語など、より豊富な変換候補を表示できるクラウド変換機能もiOS版に実装される予定だという。なお同機能については、初回起動時は無効の状態になっているので、利用する場合は自身で設定を変更する必要がある。

クラウドサーバーにアクセスして、より豊富な変換候補を表示できるクラウド変換にも対応

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iPhone 6の発表、iOS 8の提供開始と、今後スマートフォン人気はさらに加速することは間違えないだろう。とりわけ、日本語入力システムに興味を示すiPhoneユーザーは多いと思う。そんな人々にとってiOS版「Simeji」は待望のアプリと言えるだろう。

月額課金制など有料のものが多い日本語入力アプリだが、「Simeji」は無料で利用することができる。本稿を読んで興味を持った方は、一度試してみるとよいだろう。

(マイナビニュース広告企画)

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