【特別企画】

Samsung SSDとSheepdogの組み合わせで誕生 - ITコアの「SheepDogクラウド」の秘密に迫る

 

東京都目黒区に拠点を構えるITコアは、Webインテグレーションサービスをコアビジネスとする企業だ。同社は2004年に、VMwareを利用した仮想化ホスティングサービス「GrowServer」をリリース。2012年10月には、社内IT向けに大容量かつ低コストな「Koganeクラウド」サービスの提供を開始。そしてKoganeクラウドのプライベートクラウドサービスとして2014年7月1日より新たに提供を開始したのが、分散ミラーリング/単一ストレージプール「SheepDogクラウド」サービスだ。

SheepDogクラウドは、サムスン製SSD(以下、Samsung SSD)とSheepdogを組み合わせて誕生したOSSクラスタストレージを活用したクラウドサービスとなる。本稿では、同サービスの特長とあわせて、Samsung SSDを採用した経緯について紹介したい。

株式会社ITコア

1998年に創業され、システムやWebのインテグレーションサービスをコアビジネスとする。2004年にいち早くVMWareの仮想化技術を自社サービスや取引先システムに取り入れ、培われた技術力を各業界大手から高く評価されている。

■ITコア Webページ

クラウドとオンプレミス環境の両方で使える「SheepDogクラウド」

SheepDogクラウドは、NTTソフトウェアイノベーションが開発したOSS「Sheepdog」を活用したIaaS構築ソリューション。IAサーバをクラスタリングしてストレージプールの作成が可能。低価格ながらファイルサーバにも使える大容量な構成も魅力となっている。

推奨ハードウェアモデルは、2.5インチリムーバブルベイを備えたA.T.WORKS製の1/4Uサイズサーバ×3台で、CPUが12コア、48GBメモリ、「Samsung SSD 840 EVO 1TB(MZ-7TE1T0B/IT)」×9基(計9TB、実効4.5TB)となっている。1/4サイズサーバのコンパクトさを活かし、オンプレミス環境への構築も行える点も特長だ。

SheepDogクラウドのサーバ・ストレージに採用された、サムスン製SSD「Samsung SSD 840 EVO 1TB」(写真左)と、A.T.WORKS製の1/4Uサイズサーバ(写真右)

ITコア 代表取締役の山田敏博氏は、SheepDogクラウドについて「Sheepdogで単一プールを作成できるため、ディスクの無駄を最小限に抑えることが可能です。また、Samsung SSDによる省電力、高性能、高信頼性もポイントとなっています」と説明する。

パフォーマンスやディスク容量の無駄がストレージの課題

ITコア 代表取締役 山田敏博氏

ITコアではSheepDogクラウドの開発にあたり、仮想化ではなく物理サーバのクラウドを目指していたという。そこで注目したのが、A.T.WORKS製のコンパクトな1/4Uサイズサーバだ。同社は、1/4サイズサーバとともに、A.T.WORKSがLinux系VMとSheepdogをベースとしたコントロールパネルを導入し、検証を開始した。「最初はそれをお客様のサーバにして、クラウドというよりは昔ながらの物理方式に近い、大容量かつ低価格なストレージを考えていました」と山田氏は振り返る。

検証では、個別カスタマイズで当時最大となる4TBのHDDを搭載し、Sheepdogでも推奨している最低5台での三重化を実施した。しかし、三重化の環境ではHDDの単価および、A.T.WORKSのライセンス単価が大きく上がってしまうという問題に直面。そこで選択肢として注目したのがSSDだった。実は同社内において、物理サーバを選んだ時点でストレージをオールSSDにするシステムの検証が行われていたのである。

容量や単価でみると、よりコストが高くなるという懸念を持ってしまうSSDだが、エンジニアの須田超一氏はこの点について、「クラスタリングしたストレージプールを常に冗長化することを構想した当システムにおいて、HDDではまず、パフォーマンス面でネックがありました。またHDDの場合、ストレージプール内でディスク容量に無駄が出てしまうことも課題でした。さらに言いますと、例え大容量のHDDが安価になったとしても、全部の容量を使い切ることは難しかったのです。お客様が希望する容量とピッタリ合えばよいのですが、なかなかそう上手くはいきませんから。性能面と容量面双方でみると、SSDの採用が、結果としてお客様へのコストメリットが高いと考えたのです」と語る。

Samsung SSDがあったからこそ成り立った「SheepDogクラウド」

SheepDogクラウドには、冒頭で触れた通り、Samsung SSD 840 EVOの1TBモデルが採用されている。

SheepDogクラウドのシステム構成。3台のA.T.WORKS製1/4Uサイズサーバそれぞれに、3台ずつ、計9台のSamsung SSD 840 EVO 1TBが搭載されている

ITコア エンジニア 須田超一氏

同製品の採用について須田氏は、「オールSSDの計画のもとで数多くのストレージを試してきましたが、結局のところ"高性能だけれども高コスト"な製品しか選択肢がなくなってしまうのが現実でした。SSDは高速なアクセススピードに加え、省電力と長寿命というトータルバランスの高さが魅力ですが、それまで(OSの格納先などで)使用していた他社SSDも、決して低価格ではありません。しかし"高性能で低価格"なSamsung SSD 840 EVOが登場したことで、理想的なサーバ構成の実現が可能になったのです」と当時を思い出しながら語る。

サムスンのブランドと信頼性も、正式採用を決めた理由のひとつだった。顧客にサービスとして提供する以上は"安かろう悪かろう"の製品を使うわけにはいかない。しかも、土日などメンテナンス時間が設けられるエンタープライズサーバと違い、クラウドでは24時間365日稼働に耐えられる製品が求められる。そこで市場の売れ行きや評価などを徹底的に調査し、十分な信頼性を持つとの判断に至ったのである。

山田氏は「正直なところ、これが1年前ならば、SheepDogクラウドへの導入はためらっていたでしょう。調査する中で、そうした不安を打ち消すほど、サムスンのブランド力とSSDに対する世間の信頼性が高いことがわかりました。また、大容量モデルがラインナップに登場したことも大きく起因しています。Samsung SSDの1TBモデルがあったからこそ、SheepDogクラウドが成り立ったと言ってもよいでしょう」と、Samsung SSDに対する想いを語った。こうした背景から誕生したのが、サーバ1台あたり3機のSamsung SSDとSheepdogを組み合わせた現在の構成なのだ。

「SheepDogクラウドは、初めて仮想化環境を構築する企業はもちろん、既存の仮想化環境のリプレイスインフラとして、さらには中小規模のクラウドホスティング事業者様などにも最適なサービスです」と山田氏は語る。同サービスは、プライベートクラウドを用意したい企業向けの「オンプレミス構築サービス」とパブリッククラウドとして利用可能な「クラウドサービス」の2種類を提供している。オンプレミス構築は、オールSSDの小型サーバ3台がセットで初期費用300万円、ライセンス料月額10万円。クラウドサービスは、初期費用100万円、月額30万円(いずれも税別)で利用可能だ。高信頼なSamsung SSDが支えるSheepDogクラウドで、ぜひ新たなビジネスの可能性を見つけていただきたい。

(マイナビニュース 広告企画)

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