PC以外にも、HDDレコーダーやカーナビ、家庭用ゲーム機など、ストレージとしてHDDを搭載した製品は多数存在する。PCでは、内蔵HDDをSSDに換装することで、ディスクパフォーマンスと体感速度の大幅な向上が見込めるのはご存じの通りだ。またPC以外のHDD搭載機器でも、SSDに換装することによって、より快適に利用できるようになる製品は多い。

以前、PlayStation 3の内蔵HDDをSamsung SSD 840 EVOに換装した結果を紹介したが、ゲームの起動時間の短縮や操作のレスポンス向上が確認できた。そこで今回は、2014年2月22日にソニー・コンピュータエンタテインメントから発売された、最新の据え置き型ゲーム機であるPlayStation 4(以下PS4)のSSD換装に挑戦してみた。

2014年2月22日に発売されたPlayStation 4。500GB HDDを搭載している(写真左)。換装用のSSDには「Samsung SSD 840 EVO」(1TBモデル)を用意(写真中央、写真右)。現時点の最大容量である(2014年5月時点)

現在発売されているPS4は、ストレージとして2.5インチ500GB HDDを搭載している。そこで、換装用SSDとして韓国サムスン・エレクトロニクスの「Samsung SSD 840 EVO」(1TBモデル)を用意した。

結論を少し先に言うと、ゲームソフト「アサシンクリード4」のシングルプレイスタートにかかる時間は、SSD換装前は約27秒だったのに対し、SSD換装後は約20秒に短縮され、「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」のキャラ選択後ゲームスタートにかかる時間は、SSD換装前は約22秒、SSD換装後は約13秒に短縮された。このように、PS4の内蔵HDDをSSDへ換装すると、データサイズの大きいゲームをより快適にプレイできるようになるのだ。

ご注意
本記事の内容は、PlayStation 4の内蔵HDDをSamsung SSD 840 EVOに換装する行為について、その動作を保証するものではありません。本記事と同様の作業を行い、動作不良、故障などが発生しても、マイナビニュース編集部および著者はその責を負いません。あくまでもユーザーの自己責任でお願いいたします。