【特別企画】

「飲酒・喫煙とED(勃起不全)って関係ありますか?」ED治療専門クリニックの大久保暁司院長に聞いてみた

1 EDと飲酒は関係があるんでしょうか?

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ED(勃起不全)はなぜ起こるのでしょうか? 実は不健康な生活を続けることで様々な生活習慣のツケがたまり、その結果、“生活習慣病”としてのEDになってしまうケースもあります。今まで普通にできていたことができなくなると、「喪失感」は大きいものです。早めにEDに繋がるような生活習慣を改善できたらいいですよね。

今回は、生活習慣に関する質問を中心に、ED治療の専門クリニック、浜松町第一クリニック上野院(東京都台東区)大久保暁司院長に質問をぶつけてみます。

浜松町第一クリニック上野院(東京都台東区)大久保暁司院長

まずは先生、EDについて伺う前に、勃起のメカニズムについて伺いたいのですが…。人はなぜ勃起するのでしょうか。

「勃起は、目から入る刺激、性器や性感帯に受けた刺激、あるいは刺激的な状況の想像など、様々な要因によって起こります。性的な刺激が脳からの信号により、神経を介して陰茎に伝わると、陰茎の動脈が拡がり血液が流れ込みます。陰茎にあるスポンジ状の海綿体(かいめんたい)が、流れ込んだ血液をぐっと吸い込み、大きく膨らんだ状態が正常な勃起です。

EDの場合、陰茎の動脈の拡がりが不十分で、十分な血液が流れ込まなかったり、勃起につながる神経系のどこかがダメージを受けているため、硬くなるのに時間がかかったり、勃起が十分に続かなかったりします。

ちなみにED治療薬は、陰茎の動脈を拡げて血液を流れ込みやすくすることで、勃起を維持しようとするものです」

なるほど、普段意識していない勃起という現象にも、様々なメカニズムが働いていることが分かりました。 それでは、早速本題の「生活習慣とED」にまつわる読者の疑問・質問について伺ってまいります。

その1「お酒の飲み過ぎで勃起しなかったことがありました。EDと飲酒は関係があるんでしょうか?」

「多量の飲酒は様々な問題を引き起こしますので、程々にお飲みください。中には、ED治療薬を使う時は全くお酒を飲んではいけないと思っている方もいますが、少量であれば大丈夫です。

しかも、少量の飲酒ならば、緊張を解く効果があるので、勃起にも良い影響をもたらすことがあります。アルコールには脳による過度なコントロールを軽減する作用があるので、適度であれば、ストレスが抑えられると共に本能的な部分が優位になってきて、勃起しやすくなります。しかし、それを超えて飲むと、その本能まで抑えられてしまいます。

ただ、その“適量”は個人差が大きく、明確にお伝えすることはできませんので、普段の半分ぐらいまでにしてはいかがでしょうか。ED治療薬は陰茎の血管が主ですが、他の臓器の血管も拡張させるので、血の巡りが良くなり、お酒の回りも早くなります。

その2「タバコが止められないで困っていますが、EDとタバコには関係があると聞きました」

「たばこには老化を促進させる物質が含まれ、動脈硬化を進行させるので、長期的に見ると勃起に悪影響をもたらします。それだけでなく、たばこには血管を収縮させる効果があるので、勃起に悪影響を及ぼします。せっかくED治療薬で血管を拡げても、それを打ち消すように働くのが、たばこというわけです。

もっとも、たばこをやめてストレスが高じ、EDが悪化するということもあるかもしれません。お酒と同様に、せめて半分ぐらいに量を減らすことをお勧めします。

その3「EDにならないための生活習慣を教えてください。定期的に運動などしたほうがいいのでしょうか?」

「20代も後半に差し掛かると、様々な生活習慣の影響が積み重なってきます。勃起が悪くなる原因は単一ではなく、複数の要因が絡み合ってくる場合も多くあります。運動習慣は良い方向に働くので、お勧めです。体脂肪のコントロールに努めれば、EDの原因ともなる肥満の防止になります。

とりわけ筋力トレーニングは有用性が高く、筋肉量が増えると男性ホルモンの量も増え、活力も向上してきます。また、筋肉量の多い人のほうが、ウォーキングなどを同じ時間した場合でも、カロリーの消費量が多くなるので、効率的です。もちろん、ムキムキの筋肉マッチョになる必要はないので、ケガのない程度に試してみてください。

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インデックス

目次
(1) EDと飲酒は関係があるんでしょうか?
(2) EDになる人に特徴などはありますか?
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