“パソコンなんて、どれも同じでしょ?”、“数年前のパソコンでも充分使えるでしょ?”そんな考えを払拭すべく、伝説のパソコン雑誌「PCfan」編集部が総力を挙げて、最新パソコン環境の魅力を検証する「4年前のPC vs 最新PC比較徹底検証」。毎年、発売される新たなPC達には、最新のテクノロジーが余すところなく搭載されている。パソコン黄金期の新製品をつぶさに検証してきた同編集部が、4年前のパソコンと最新パソコンとを比較することで、どれほどその性能が違うのか?どれほど快適さが違うのか?を目に見える形で検証していく。

今回は、HTML5で記述されたバーチャル水槽「FishIE Tank」を用いて、4年前の環境と最新環境のパソコンでの描画クオリティの違いを見てみる。「FishIE Tank」は、HTML5で記述されたバーチャル水槽に熱帯魚が泳ぎ回る美しいベンチマーク。HTML5を使ったWebアプリの描画性能を計測する。大量の熱帯魚を表示させて負荷をかけることで性能の違いを見ることができるのだ。

動画は画像をクリックで見ることができます(Windows Media ビデオ ファイル)

向かって左上隅に表示されている数値fpsが描画性能の目安となる。fpsは、一秒あたりに処理されるコマ数を示す。50匹の熱帯魚を表示させたあたりで、4年前のパソコンでは動きが重くなってくる(22fps)のに対して、最新環境のパソコンでは全く動きは変わらない(60fps)。100匹になると古いパソコンでは18fpsとコマ落ちが激しくなってしまう。500匹表示させると古いパソコンではほとんど止まって見える(5fps)のに対して、最新環境では全く問題のない60fpsとその差は歴然だ。今後予測されるのWebアプリの増加を考えるとこの差はとても大きいものだと言えるだろう。

さて、PDFのダウンロード・閲覧時間と消費電力編、動画ファイルの編集・変換時間と消費電力編、Webアプリの描画性能編と4年前のパソコン環境と現在のパソコン環境の違いを比較してきた。PDFファイルを開くような日常的な動作から、動画ファイルを編集したりスマートフォン用に書き出したり、とパソコンならではのクリエィティブな活動。そして今回のHTML5での描画テストと、思った以上に大きな違いがあったと思われた方も多いのではないだろうか。パソコンは毎年、大きくスペックが変わってくる。4年という歳月は"ちょっと前"の感覚なのだが、とりわけパソコンの世界ではハード面、ソフト面ともに大きく進歩している。パソコンを使った日常業務を今まで以上に快適なものに、そして動画を編集してみたり、最新のゲームを動かしてみたりと新しいパソコンを駆使して見るのも一興ではないだろうか。

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