【特別企画】

最新パソコンと4年前のパソコンには、どれほどの差があるのか

 

最新のノートパソコン(Windows 8.1搭載)と、4年前のノートパソコン(Windows XP搭載)で、3つの比較検証を実行した。最新のノートパソコンはCPUに第4世代インテル Core i5-4200U 1.60GHzを採用したモデルで、搭載メモリは4GB。4年前のノートパソコンはインテル Core 2 Duo P9400 2.40GHzを採用したモデルで、搭載メモリは2GBとなっている。

比較検証の内容は、1.「パソコンの起動からPDFファイルのダウンロード、閲覧、パソコンの終了までの総作業時間と消費電力の測定」、2.「HDビデオカメラで撮影した動画を、スマートフォン向けに編集・変換する作業にかかる時間と消費電力の測定」、3.「HTML5で記述されたバーチャル水槽「FishIE Tank」デモで大量の熱帯魚を表示させて描画のクオリティを確認」となる。本稿ではその検証結果の概要をお伝えしよう。

比較検証1 パソコンを使った日常的な作業にかかる時間と消費電力を比較

パソコンの電源ボタンを押してWindowsが起動するまでの時間は、最新パソコンと4年前のパソコンでは驚くほどの差が生じた。最新パソコンでは約10秒で起動が完了したのに対し、4年前のパソコンでは約1分17秒の時間がかかった。これは、OSとCPUの影響が大きいと思われる。パソコンの起動が早ければスピーディに作業を開始することができ、日常的にパソコンを使う際には非常に大きなアドバンテージとなる。

続いてブラウザ(最新パソコンは「Internet Explorer 11」、4年前のパソコンは「Google Chrome バージョン 30.0.1599.101m」)を使ってWebページからPDFファイルをダウンロードし、閲覧する。最新のパソコンではダウンロードからPDFファイルを開くまでがスムーズに行えた。標準のWindowsストアアプリ「リーダー」を使い、タッチ操作で自在にスクロールや拡大・縮小をしながら快適に閲覧することができた。

一方、4年前のパソコンでは「Adobe Reader XI」でPDFファイルを閲覧した。マウスやキーボード操作に慣れていれば、ある程度スムーズに閲覧できるが、操作に慣れていない場合は意外と手間取ることも考えられる。比較すると直観的な操作が可能な最新パソコンの魅力が際立つ結果となった。閲覧が終了したら、パソコンをシャットアウトして作業を終了する。最新パソコンはタッチ操作でシャットダウンを実行でき、電源が切れるまでの時間も極めて短い。4年前のパソコンは、Windows XPの終了作業時間が長いこともあり、比較するとかなりの差が生じる結果となった。

この一連の操作にかかる総作業時間は、最新パソコンが「1分28秒」で4年前のパソコンが「4分26秒」。日常的に行われる起動、終了、PDF閲覧などの作業で約3倍の差がついている。また、作業中の平均消費電力は最新パソコンが約16.3W、4年前のパソコンが約26.4Wとなっており、最新パソコンが省電力化を実現していることがわかる。Windows 8.1とインテル Core i5-4200Uプロセッサーの組み合わせは、自宅や職場の電力削減にも力を発揮してくれるだろう。

新旧パソコンの起動時間の差は歴然。4年前のパソコンでWindowsのロゴが表示される状態の前に最新のパソコンの起動が完了した

最新のパソコンには、PDFリーダーアプリ「リーダー」が採用されている。タッチ操作での閲覧性が抜群で、直感的な操作で読み進められる

最新のパソコンは、スマートフォンやタブレット端末などでおなじみの「ピンチイン」「ピンチアウト」などの操作にも対応。一部分をアップにして確認するのも簡単に行える

起動処理と同じく、パソコンの終了にかかる時間にも大きな差がついた。最新のパソコンではシャットダウンを実行すると即電源が切れる

比較検証2 HDビデオカメラで撮影した映像をスマートフォン向けに編集・変換

使用したソフトはペガシスから発売されている動画編集/エンコードアプリケーション「TMPGEnc Video Mastering Works 5」。ビデオカメラで撮ったHD動画をスマホ向けに編集・変換して家族や友人に観てもらうというような日常的作業にかかる時間と消費電力の違いを計る比較検証だ。まず、OSとCPUの違いにより、アプリケーションの起動にかかる時間に大幅な差がついた。最新パソコンでは短時間でアプリケーションが起動し、作業を開始できる準備が完了した。動画関連のアプリケーションはパソコンにかかる負荷が大きいため、CPUの処理能力の差が起動時間の違いを生んだといえそうだ。

今回の検証では、約1分30秒のAVCHDファイル(1,920×1,080ドット)を読み込み、カット編集で1分の動画にしてからMP4(H.264)ファイル(720×405ドット)にエンコードしている。最新パソコンではタッチ操作でカットポイントの指定や各種操作を行った。慣れていないと細かなボタンの操作がうまくいかないこともあるが、操作に慣れれば非常に効率的に作業を進められるだろう。最新パソコンでは、インテル Core i5-4200UプロセッサーがMP4(H.264)ファイルのハードウェアエンコードに対応しているため、エンコードにかかる時間は4年前のパソコンに比べて大幅に短くなる。今回は1分程度のエンコード作業なので、それほどの差は出なかったが、長時間の動画をエンコードする際には、驚くほどの差が生じるはずだ。

一連の作業にかかった総作業時間は最新パソコンが「2分46秒」で、4年前のパソコンが「2分03秒」。約135%の高速化を達成した。前にも書いたが、エンコードする動画の時間が長ければもっと大きな差が生じる。また、CPUへの負荷が高い動画編集/エンコードアプリを使用したため、平均消費電力も最新パソコン約19.5W、4年前のパソコン約35.3Wと大きな違いが出た。最新パソコンでは、なんと約45%もの省電力化を実現している。Windows 8.1とインテル Core i5-4200Uプロセッサーの組み合わせは、動画編集などの重い作業の電力削減に効果絶大だ。

アプリケーションが起動するまでの時間には明確な差がついた。CPUの処理能力の違いとOSの違いが大きく影響していると思われる

最新パソコンでは、カット編集などの操作もタッチ操作で直感的に行えた。ディスプレイサイズによっては、小さいボタンなどを押しづらいこともあるが、慣れれば効率的に作業できるだろう

エンコード処理にかかる時間は、CPUの処理能力によって違いが出る。今回は1分程度の動画エンコードなどのでそれほどの差はつかなかったが、長時間の動画をエンコードする際には最新のパソコンの力を十分に体感できるはずだ

比較検証3 HTML5で記述されたバーチャル水槽「FishIE Tank」デモを試す

Webページを作成するための言語で、多くのWebアプリで使われている「HTML5」で記述されたバーチャル水槽「FishIE Tank」(http://ie.microsoft.com/testdrive/Performance/FishIETank/Default.html)をWebブラウザで表示、画面上に表示する熱帯魚の数を増やしながら、描画のクオリティを比較した。最新パソコンは「Internet Explorer 11」、4年前のパソコンは「Google Chrome バージョン 30.0.1599.101m」を使用した。「20匹」→「50匹」→「100匹」→「250匹」→「500匹」と表示する熱帯魚数を増やして検証したが、熱帯魚の動きの差は歴然。4年前のパソコンでは20匹表示で30fps(1秒当たりの処理フレーム数)、表示数を増やすごとに下がっていき、500匹表示では5fpsとなり、ほとんど止まっているようなガタガタの表示になってしまった。それに比べ、最新パソコンでは「20匹」表示から「500匹」表示まですべて最高の60fpsを保った。500匹の熱帯魚がすべてスムーズに泳ぎまくる様はまさに圧巻だ。

HTML5で記述されているWebページやWebアプリは、多くのユーザーが日常的に利用しているはず。インターネット上のサービスを快適に利用したいのならば、最新パソコンの導入が効果的な選択肢といえよう。

20匹の熱帯魚を表示させている状態では大きな差は感じられないが、最新のパソコンは最高の60fpsで描画しており、動きのスムーズさで上回る

熱帯魚の数が100匹になると、4年前のパソコンではかなりカクカクした動きになってしまう。最新のパソコンは60fpsを維持してまったく変わりないスムーズな動きだ

最新のパソコンでは500匹の熱帯魚が縦横無尽に動き回っているのに対し、4年前のパソコンではほとんど止まっている状態。処理能力の差が明確に判別できる

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