2008年に世界経済を震撼とさせたリーマンショック以降、日本は長らく不況に見舞われ、多くの企業の投資マインドを凍りつかせた。その影響は製造設備投資や人材雇用だけに限らず、社員に支給されるクライアントPCの買い替え需要にまでおよんでいる。実際、Windows XPをおもな導入OSとしている企業は、いまだ全体の6割を占めているという調査もあるくらいだ。10年以上前に登場したOSが、まだこれほど使われているのは異常事態ともいえる。

2013年度中のOSアップデートは企業にとって必須

Windows XPとOffice 2003のサポート終了を告知する日本マイクロソフトのホームページ

そうしたWindows XPを使い続ける企業にとって、2013年度期はPCを買い替えるのに絶好の機会であることはご存じだろうか。まず挙げられるのが、Windows XPのサポートが2014年4月8日をもって終了してしまうこと。サポートが終了してしまうと、OSの脆弱性や未知の脅威が発見されても改善されず、攻撃にさらされてしまう可能性が高まる。次に挙げられるのが、同じく2014年4月に施行予定の消費税率の引き上げ。税率が引き上げられれば導入コストが跳ね上がるのは火を見るよりも明らかだ。また、目立たないが円安基調にあることも考慮したい。PCを構成する主要パーツは海外製がほとんどを占めているため、このまま円安基調が続けば製品販売価格に影響をおよぼしかねない。


このように、OSのアップデートは急務であるが、2012年10月に登場したばかりのWindows 8に社内のPCを一気にアップデートしてしまうと、新しいユーザーインターフェースに慣れるまでの作業効率低下と、基幹系アプリケーションとの互換性という2点において不安が生じる。しかし、2009年に登場したWindows 7であれば基本的なインターフェースはWindows XPに似ているため移行しやすく、多くのシステムやサービスにおいても評価は終了している。

一部では「OSをアップデートするとシステムにトラブルが生じるかもしれないからWindows XPのまま運用する」という声も聞かれるが、上記の理由を踏まえると、2013年度中にWindows XPからWindows 7にアップデートすべきと断言したい。

eX.computer製品で用いられているメモリはSanmax製。多角的検査を通過したDRAMチップを採用し、モジュールは全品検査ののち出荷される。パーツにこだわったツクモならではのセレクトだ

さて、こうしたWindows XPからWindows 7への切り替えPCとしてお薦めしたいのがツクモの展開するプライベートPCブランド「eX.computer」のビジネス向けモデルだ。ツクモといえば、古くから自作PC向けパーツを扱ってきた老舗ショップで、eX.computer製品には定評のあるPCパーツが厳選されている。また、経験豊かなスタッフが入念な動作検証を行ってから製品化され、長年培ってきたノウハウと日々大量のPCパーツを提供している実績から、常に改良が進められている。高い信頼性と高可用性が求められる企業向けPCに最適なブランドなのだ。